今朝の朝日新聞によると、乳がんで亡くなる女性の割合が、2012年に初めて減少に転じたことが、厚生労働省の人口動態調査でわかった。専門医らは「マンモグラフィー(乳房X線撮影)検診の普及や、新しい抗がん剤の登場などの効果」とみている。欧米では20年ほど前から減る傾向にあったが、日本は死亡率が上昇していた。
調査によると、年齢構成を調整した乳がんの死亡率は1950年に10万人あたり3・3人だったが、上昇を続け、11年には19・7人と過去最高を記録した。食生活の欧米化による肥満や、出産しない人の増加などが背景にあるようだ。しかし、12年に19・4人と、初めて0・3ポイント減った。
一方厚生労働省によると、日本の乳がん検診の受診率は24.5%であり、下のグラフのようにアメリカ83.5%、イギリス79.4%などと比べて非常に低い。検診率が上がればさらに死亡率が下がるのではないかと期待される。
がん検診受診率の国際比較
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