先日の「しんぶん赤旗」で興味深い記事を発見しました。
軍事費に関する記事です。今年の予算では軍事費は5兆円を超過しました。このうち2016年度の高額兵器の購入費です。ここにあげた項目は隊員の給与などと違って、買わないこともできるし、来年度以降に延期することもできる予算です。いいかえれば政府の意思、国民の意思で簡単にかえらられる予算です。
一方今大問題になっている保育関係の予算、無理をしてでも今年増やさなければならない「待機児解消」のための予算です。
軍事費のほうを見てみますと
新早期警戒機(E20) 1機 260億円
イージス艦の建造 1隻 1734億円
潜水艦の建造 1隻 636億円
戦闘機F35 6機 1084億円
垂直離着陸機オスプレイ 4機 447億円
合計 4161億円
一方待機児対策に必要なお金は次のようになります
認可保育所(定員90人)増設100か所 国費負担 約 120億円
保育士給与月額平均5万円引き上げ(野党5党の法案) 2800億円
合計 2920億円
高額兵器を減らすだけで待機児問題が一気に解決することになります。
日本国は決して貧乏ではありません。本気でやる気になれば、本気で福祉を実現しようとするならば、本気で女性に活躍してもらおうと考えるならばできるということです。