日々雑記

政治、経済、社会、福祉、芸術など世の中の動きを追い、感想を述べたい

NHK会長籾井氏の危険な発言 NHKの安倍支配

2014-01-28 18:36:05 | 日記

NHK籾井会長がとんでもないことを言い出しました。会長就任の記者会見という公式の場における発言です。

籾井会長は言います。「慰安婦は戦争をする国、どこにでもあった」「ドイツでもフランスでも慰安婦はいた」「欧州は何処だっていたでしょう」

軍隊に売春婦がついていくことは確かにあったでしょう。しかし日本軍隊の慰安婦は根本的に違いました。日本軍の場合、「慰安所」設置の計画立案、業者の選定・依頼・資金斡旋、女性集め、女性の輸送、「慰安所」の管理、建物の・資材・物資の提供など全面的に軍が管理・運営したことが軍の資料で明らかになっています。日本軍『慰安婦』制度のような国家による組織的な性奴隷制度を有していたのは、日本とナチス・ドイツだけでした。
1993年の河野官房長官談話でもこうした旧日本軍の関与を認めたうえで「強制的な状況のもとでの痛ましいものであった」と謝罪しました。 

放送法には『放送の不偏不党、真実及び自律を保障することによって、放送による表現の自由を確保する』と明記されています。この放送法の趣旨からみても発言は不適切です。
籾井氏は 「NHK組織のボルトとナットをもう一回締め直す」とも言います。会長の誤った歴史認識に基づいて締め直されたら、NHK全体が放送法の趣旨からはずれた組織になってしまうことになり、大変危険です。

こんなにとんでもない会長が就任したのは、安倍首相が、NHK経営委員に「安倍さんのお友達」を送り込んだ結果です。首相はNHKと日本のメディアを支配しようとしているのです。


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都知事選挙のこと

2014-01-23 16:49:06 | 日記

 親しい友人から宇都宮健児 都知事候補を推薦するメールが来ました。簡潔にまとまっているので許可を得て転載します


寒中お見舞い申し上げます。

さて、早速でございますが、東京都知事選挙について、「日本弁護士連合会元会長」「反

貧困ネットワーク代表」「派遣村名誉村長」の「宇都宮健児(けんじ)」さんのご支持を

お願い申し上げます。ご友人、お知り合いの方々にも拡げていただきますと幸甚です。

「宇都宮けんじ」さんのお人柄は法律家のキャリアと共にとても高い政治的・人間的品性

の持ち主で、また、行政手腕も日弁連会長を務めただけに十分かと思います。

                

彼について印象深いのは、以前、TVでドラマ仕立ての波乱万丈劇を見たことがありま

す。

愛媛県の山村の極貧家庭に生まれ、一家は食べていくために大分県に開拓入植しました

が、あまりの貧困のために親戚に預けられました。いわゆる口減らしです。彼は学業、ス

ポーツ共に秀でていたのですが、好きだった野球の道に進むには身体が小さかったために

親戚の援助により東大法学部に進学しました。

学生時代、愛媛県の貧しい故郷の山漁村や大分県の極貧家庭を思い出す度に将来の進路、

職業に悩んだといいます。結局、弁護士の道を選び、生涯、弱者の立場で生き抜こうと決

めたそうです。その後のキャリア等はマスコミで報道されている通りです。

党派を超えて、東京かから日本を変えていくことを願っています。沖縄県名護市長選挙で

では、普天間基地の辺野古移転にNOを突き付けました。3000億円の誘い金よりも将来の

平和を望んだ名護市の人々に頭が下がる想いです。その人々の心に寄り添い、首都東京か

ら米軍基地を縮小していくことではじめて沖縄と連帯できるのではないでしょうか。

都知事選挙の情勢ですが、自民、公明、民主党は、本音のところでは、舛添要一氏でも細

川護煕氏でも、どちらが当選しても良いと考えています。細川氏は「脱原発」1点の政策

ですが、脱原発と言いながら、福島県の被災地や避難生活を強いられた人々への援助や政

策は一切ありません。東北震災地を一度も訪れたことがないでしょう。「小泉劇場」型の

選挙を狙うだけで、ほんとうの意味で、震災に苦しむ人々への共感は、彼の足跡から全く

見受けられません。

結局のところ、小泉元総理や細川護煕氏の動向は、宇都宮氏を絶対に当選させてはならな

いという手の込んだ「宇都宮シフト」だと思います。

朝日、読売新聞等の記事構成も政策抜きで、早くも「舛添、細川の一騎打ち」などの見出

しが躍り、政府・財界に都合良い構図作りです。

東京が抱えている、社会福祉行政の貧困(特養・老健ホームの人口比の少なさ、学童保育

の待機数)や脱原発(反再稼働、反輸出)、防災・減災、石原・猪瀬都政による君が代

・日の丸の押し付けと教員処分、猪瀬前都知事の裏献金を明らかにする「百条委員会設

置」等々が最大の選挙争点である筈です。

自民・公明・民主は、都議会に「百条委員会」が設置されると猪瀬氏と同じように自党の

国会議員の名前がぞくぞくと出てくるため、猪瀬氏辞任だけで幕引きを狙っています。

このような視点が「大マスコミ」に殆どありません。理由は、「大マスコミ」は大手民間

企業ですので、「真実」を書く記者は昇進ができなくなり、地方へ飛ばされるからです。

こうしたやり方に対し異議を唱えて頑張っている「新聞労連」(労働組合)もあります。

舛添要一氏について

自公の支持を受け、基本的には旧来の保守政治家、箱物行政です。脱(反)原発も猪瀬裏

献金疑惑を明らかにする「百条委員会設置」も言いません。細川氏が立候補を表明するま

では、民主党本部と東京都連も舛添要一氏の支持で相乗りしようとしていました。

細川護煕氏について

1994年、総理時代(9か月)に佐川急便から1億円借り入れ問題が発覚し、「赤旗」

のキャンペーンを契機に国会で追及を受け、総理を退陣、政界を引退しました。

借入金を返却した際の「領収書」を国会に提出しましたが、印鑑も押されていない領収書

でした。結局、この事件をうやむやにさせ、、政界を引退し60歳で陶芸家になった彼

が、何の反省もなく、今、何故、「反原発」を掲げ立候補するのでしょうか。理由は、宇

都宮さんの票の分散が目的でしたか考えられません。政府・財界→小泉元総理の裏の糸で

繋がる勢力の要請の結果と考えるのが妥当かと思います。ですから、彼も、猪瀬裏献金疑

惑を明らかにする「百条委員会設置」に触れません。

田母神元航空幕僚長について

中国、朝鮮半島、東南アジアへの「侵略戦争」はなかったという超右翼的人物です。

支持者は、石原慎太郎氏、加瀬英明氏(外交評論家)、中西輝政氏(京大名誉教授)、中

山成彬(衆院議員)等、超右派ばかりです。

彼も、猪瀬裏献金疑惑を明らかにする「百条委員会設置」に触れません。

長々となりまして申し訳ありません。

最も寒い時期になりました。くれぐれもご自愛くださいませ。

 

東京なのに「宇都宮」、弁護士なのに「けんじ」!

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奇妙な都知事選挙 選挙を人気投票にするわけにはいかない

2014-01-22 08:45:42 | 日記

東京都知事選挙に奇妙な現象が起こっています。合同の演説会や共同記者会見が計画されても実施されません。有力といわれる3候補者舛添、細川、宇都宮氏のうち、舛添、細川氏が出席しないので流れてしまうという現象です。何故出席しないのでしょう。今までの経過を見ると、自分の政策に自信がなく、討論すれば宇都宮氏に負けると思っているとしか考えられません。

こう言ってしまうと反発を感じる方もいるでしょう。しかし、舛添氏や細川氏の政策、まとまった政策をご覧になった方はいらっしゃいますか。
念のため舛添氏の 公式サイトを除いてみました。系統だった政策らしいものはありません。細川氏は昨日初めて「政策はあります。21日に発表します」といいましたが、今のところ何も発表されていません。「脱原発」だけです。これでは都知事にふさわしい人かどうか考えることも出来ません。
宇都宮候補だけは 
希望の町東京を作る会」  「明るい革新都政をつくる会」のサイトに発表されています。

舛添さんも、細川さんも選挙に立候補するかぎり、選挙公約をきちんと発表するべきではないでしょうか。それとも選挙を政策の争いではなく、人気投票に変えようとしているのでしょうか。それでは政治家とはいえません。私たち都民も政策がない人に白紙委任するわけにはいきません。




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人類の世界は進歩している。

2014-01-21 09:00:00 | 日記

私たちはともすると、目の前の現実に目を奪われて、希望を失うことがあります。「どうせ世の中なんて変わらないよ」というのが、希望を失った時の私たちのセリフです。私は最近学びました。世界は確実に変わってきているのだと。それは最近3年や5年を見ていたのではなかなか見えない変化です。100年くらいを考えるとよく見えてきます。

20世紀の初め、世界は先進国と後進国、それに世界の大部分を占める植民地から出来ていました。先進国とはヨーロッパの一部の国、アメリカでした。日本は追いつくために一生懸命でした。先進国の多くは君主制でした。議会がある国は増えていましたが、女性が参政権を持っている国はほとんどありませんでした。日本でももちろん女性は無権利状態に置かれていました。いや男性でも一定以上の税金を納めている人だけが参政権を持っていました。それがいまや世界の多くの国で国民主権が当たり前になりました。女性も参政権を持っています。日本も国民主権の国になりました。

私が若かったころ、といってもせいぜい60年くらい前ですが、アフリカはほとんど欧米の植民地でした。アジアの大部分もそうでした。いまではどうでしょう。もう植民地はほとんどありません。第二次大戦後、韓国、インド、インドネシア、などの国々が独立。さらに1960年以降、アルジェリア、ベトナム、さらにアフリカの多くの国が独立し、今のように植民地がない世界が実現しました。

人間の世界って捨てたものではないですね。次の世紀までには「21世紀の初めまで、アメリカのいいなりになって軍事基地に苦しめられた国があったのですね」とか、「昔は大企業が威張っていて、多くの国民は重税や失業に苦しんでいたんですね」、などと昔語りの種にされるのではないでしょうか。もちろんそのためには大変な努力が必要でしょう。普通選挙権実現のために運動した人々のように。
新年の私の夢です 。





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名護市長選挙の勝利を祝う

2014-01-20 10:23:24 | 日記

沖縄県名護市の市長選挙で稲嶺進氏が当選しました。普天間基地の辺野古移転に対する名護市民の明確なっよひ回答です。

政府は沖縄県民にアメとムチを使って辺野古移転を押しつけようとしました。政府の脅しに屈して県民を裏切った仲井間弘多知事も、辺野古移転賛成派の末松文信氏を応援しましたが、知事の裏切りに対しても名護市民は”NO”の回答をつきつけました。

沖縄は、昭和20年の沖縄戦以来、はじめは日本軍の、戦後はアメリカ軍の基地の中にあり、苦しめられてきました。沖縄の人たちは、今回の結果は沖縄の人たち、名護市民の強い思い、米軍基地の撤去の思いが実った結果だと言ってよいでしょう。

しかし、市長選挙で勝ったと言っても、今後は容易ならざる困難が待っています。自民党も政府も今日の会見で、選挙結果にかかわらず辺野古移転を行うと明言しています。これからの沖縄県民の努力が必要です。それにもまして私たち本土の国民が米軍基地問題を自分たちの問題として、支援していくことが必要でしょう。


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