日々雑記

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選挙公約は「TPP反対」、選挙が終わると「TPP推進」ーーーひどいじゃないの

2013-03-05 09:52:26 | 日記

インターネットを見ていたら面白い調査結果が出ていました。「しんぶん赤旗」のホームページです。

自由民主党の議員たちが、昨年12月の選挙の時に行った公約を調べたものです。選挙公報を中心にして、公報に記載のない場合にはメディアが行ったアンケート結果からTPPに対する態度を集めたものです。一人ひとりの公約を全部取り上げた詳細な報告です。十分信頼できる調査といってよいでしょう。

その結果によると総選挙で当選した自民党の議員が295人、そのうち205人が選挙前にTPP反対を表明していました。69.5%という圧倒的多数です。一方「TPP賛成」は24人、8.1%でした。それ以外の人66人は態度を明らかにしていません。

一番信頼できると考えられる選挙公報だけで見ると、TPPに触れたのは108人で、そのうち104人はTPP反対でした。

なにかからくりがあるのかと思って気がついたのは、安倍総理の言う「『聖域なき関税撤廃』を前提としたTPP交渉参加に反対」という言葉です。安倍総理自身がこの言葉を使ってTPP参加を正当化しようとしている言葉です。私の集計では、選挙公約でこの言葉を使った議員は30人いました。この人たちを除いても「TPP反対」は175人、59.3%です。

どのように集計しても、自民党議員の過半数は、「TPP反対」を公約して当選したのです。それなのに安倍首相はTPP参加をすすめようとしています。総選挙の重要争点でこのような公約違反は許されないでしょう。


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