「パトリツィオに会った!」 ~ Many Thanks to Atlanta in UK ~

2007-04-04 | Patrizio
私たちの素晴らしい友人、Atlantaさんというイギリス在住の女性が、3月中旬、
ロンドンでテレビ収録があったPatrizioに、なんとなんと逢いに行って下さいました!
私たちの心を一緒に抱え、ロンドンの寒空の下、何時間も待ってPatrizioに逢い、
そして私たち日本のファンの願いを彼に直接伝えて下さったAtlantaさん、
本当に本当にありがとうございました!

そのAtlantaさんから詳細なレポートをいただきましたので掲載させていただきます。
Patrizioがどれほど素晴らしい人かを再確認できる、素敵なレポです。
AtlantaさんがPatrizioに直接書いていただき、そして日本に送って下さった彼のサインも、
一緒にお見せしちゃいますね。



「パトリツィオに会った!」~2007年3月15日~

この日、Il Divoが出演するイギリスのTV番組「Loose Women」をスタジオ見学するために
ロンドンへ行きました。本来はこれが目的だったのですが、運の良いことに、
この同じ日にパトリツィオの収録も行われたのです。
この番組は毎日、生放送のように見えますが、実は生と録画があります。
Il Divo出演の12時半から1時半までは生放送、
パトリツィオの夕方5時半からは録画でした。

朝5時に軽く朝食をとってから、Il Divoへの渡しもののことで頭がいっぱいで
何かをつまむということさえ忘れていました。
ですから、すべてが終わった2時半すぎには空腹の絶頂。
そこでずっと待っていればスタジオ入りするパトリツィオに会えるのはわかっていましたが、
とにかくおなかがすいて体力の限界。
パトリツィオに会いたい友人Aや他の友人達と、昼食をとることにしました。
Aがパトリツィオが4時頃スタジオ入りするらしいとの情報をゲットしてくれて、
ひとまず安心。

食事はとてもおいしく、さてデザートを・・・という時に、
時計の針はまもなく4時を指すところ。
慌ててテレビ局に戻ると、ほんの5分前にパトリツィオが中に入ったとのこと。
そ、そんなー!
天気が良くて、イギリスにしては暖かい日だったのだけど、風がでてきて寒くなってきました。
私たちは番組収録が終わるのを待つことに。
でも、チケットを持っていないので、何時に始まるのかさえわからない。
ファンに聞いたらちょっとあやふやな答え。
顔見知りのファンがいたので、やっと確認できました。
一度中に入ったら番組が終わるまで出てくることはないので、パブで時間をつぶすことに。
都合よく、テレビ局の前にパブがあるのです。
時間が過ぎて・・・・

今度こそ絶対に逃せないので、早めにパブを出てテレビ局の外で待つことにしましたが、
さすがに疲れがどっと出てきたのに加え、足がかなり痛い。おまけに寒い。
風がとても冷たい。
テレビ局のセキュリティガードの一人とDivoを見る前に冗談言い合っていたのですが、
彼のシフトが終わってもまだ外にいる私を見つけて大笑い。
相当いかれたヤツだと思ったに違いありません。

そして、7時頃正面玄関にパトリツィオの姿が!
ファンはどうするのかなとちょっと離れて見ていました。
まず、パトリツィオがファンに声をかけます。
「テレビ局の中は使わせてもらえないんだ。(注:このときはかなり寒かったので)
ボクのギターをちょっと置いてから、みんなのお相手をするよ。」
ギターのことをフィドルと呼んだので、一同爆笑。
パトリツィオのあとをファンがぞろぞろ、別な入り口付近で彼が立ち止まりました。
「ここはどうかな?うーん、ちょっと暗すぎるかな?
じゃあ、向こう(道路の反対側を指して)に行こう。道路を渡るよ。
ほら、気をつけて。あの自転車が過ぎたらね。」
自転車が2台ちょっと距離をおいて来たので、2台目のすぐ前を横切った人がいました。
(ファンというよりは、サインを集めてるようなタイプの男性)
「あーっ、もうー、なんてことだい、危ないじゃないか。さ、渡るよ。」
手にしていたギターを横断旗のようにして、ファンを誘導するパトリツィオ。
その姿がおかしくて、笑いがもれます。
「ボクはあれこれ指図してしまうんだ。」(I'm bossy!)
パトリツィオも笑っていました。

テレビ局前のオフィスビル、レンガの低いフェンス脇にギターを置き、
フェンスの上に立ち上がるパトリツィオ、まるで大統領演説でも始まるようでした。
「ハイ、じゃあ写真撮っていいよ。」左へ右へポーズをとります。
「さあ、誰が一番先かな?」ファンをフェンスにあげてツーショットを撮っていきます。
友人Aが「ほら、次に撮ってあげるわよ」
フェンスに上がったとき、「ここじゃないほうがいい?じゃあ、あの階段に移ろう。」
ファンがどっと移動。もうちょっと早めに言ってよ、パトリツィオ。

写真は一人ずつだからちょっと時間がかかります。
一列に並ぶわけじゃないし、タイミングがむずかしい。
ファンのひとりが私に先にどうぞと言ってくれました。
なんていい人なんだろう!
私の番になり、友人Aにカメラを渡す。
パトリツィオは腰をかがめて、私の頬に自分の頬を合わせてくれる。
日本人としても小さい私だから、パトリツィオはお気の毒。
「フラッシュ、つかなかったよ。フラッシュ、使って!」とパトリツィオ。
もう1回試すけど同じ。
「これ、私のカメラじゃないからわからないのよ。」と友人A。
「誰のカメラ?キミの?じゃあ、フラッシュ使えるようにして。
ほかのファンと先に写真を撮るから。」
自分のカメラを手にしてもどうしていいのかわからない私。友人Aもメカに弱い。
パトリツィオの前でおろおろする私たち。
見かねた?パトリツィオ、「フラッシュだよ。貸してごらん。」
私のカメラを手に、ぴぴっとボタンを押し、確認して戻してくれました。
「これで大丈夫。誰に撮ってもらうの?」
友人Aがカメラを構え、フラッシュもバッチリ。
頬つけポーズはみーんなにしてくれるんですね。
Aの写真も撮ることができ、ほっとしました。
ファンのカメラまで気にかけてくれるアーティスト、今まで会ったことがありません。

写真ばかりで誰もサインをお願いしていなかったけど、私はサインがほしかった。
パトリツィオがひとりになった瞬間を待って、サインをお願いしました。
「私は日本人だけどイギリスに住んでるの。日本の友人の分もサインもらえますか?」
サインをもらってる間、「日本へ行く予定はないの?」と聞いてみました。
「行く予定はあったんだけど、だめになってしまったんだ。」
「ぜひ近いうちに行ってほしいな。
日本のファン、パトリツィオに会えるのをずっと待ってるのよ。」
するとパトリツィオ、私をじっと見て「アリガト」 日本語で!!
私がさしだしたペンを持ったままで、「このペン、借りてもいいかな?」
そのペンでほかのファンへのサインもしていました。

ある男性がパトリツィオに10ポンド札を横からさしだしました。
「ボクはお金は受け取らないんだ。この女性たちはずっと待ってたんだよ。
彼女たちにサインをしたら、喜んでサインをするから。順番を待って。」
言い方は穏やかだけど、絶対に態度は変えないぞって気持ちが伝わってきました。
彼にサインをするとき、パトリツィオはファンを大事にしたい思いをまた説明していました。

彼だけの写真が撮りたくて声をかけると、ポーズをとってくれました。
私がカメラを構えると、
「あっ、そこからはダメだよ。ボクの鼻が大きく見えるからさ。」
もちろん、パトリツィオ、笑いながら。
私のペンをわざと耳にさしてポーズをとってくれました。


※写真はブログ用なのでコピー・転載しないでください(Please don't copy.)

パトリツィオの後ろに立ちたいっていうファンのリクエストにも快く応じていました。
ファンは彼より1段高いところに立って、後ろから両手をパトリツィオの肩にまわし、
彼は片足を1段下におろしポーズ。ほんとにサービス精神旺盛。
「明日の朝、GMTVが早いから、もう行かないと。車もずっと待たせたままだし。
テレビ局の中を使わせてほしいってお願いしたんだけど、だめだって言われてしまってね。」
もう行かないと・・・と言いながらもその場に残り、ファンに接するパトリツィオ。

「フェラーリ買ったの?」とあるファン。
「ううん、アルファロメオにした(だったかするだったか・・・)」とパトリツィオ。
口も手も休まることがありませんでした。

階段の一番上に立ったパトリツィオ。
「みんな、寒い中待っててくれてありがとう。
顔なじみのファン、新しいファン、みんなに会えて嬉しいよ。
みんなと一緒に歩んできて2年になるね。今アメリカ進出への足がかりができたところで、
イギリスはずっと留守にしてる。でも、忘れたわけじゃない。
忘れることなんてできないさ。ほんとに感謝してるんだ。
必ず戻ってくるから、待っててくれるかい?」
ここで、待ってるわよーの大歓声、拍手。

ひとりのファンがパトリツィオブックをプレゼント。
「彼女はこういうのを作るのが得意なんだ。見てもいい?」
1ページずつ丁寧に見入るパトリツィオ。
「これはすごいな。ありがとう!嬉しいよ。あとでゆっくり見せてもらうからね。」
彼の言葉は口先だけのものではなく、心からのもだということはよくわかりました。
「みんなサインはいい?写真はちゃんと撮った?もう十分?
じゃあ、みんなさよならー!」
手を振りながらパトリツィオは車へ。
もちろん、車まで追うファンなどはいませんでした。

彼のスペースを尊重し応援するファン。押し合うことはありません。
そんなことをしたら、パトリツィオ自身が黙っていないと思います。
パトリツィオはファン思いだとは聞いていましたが、想像以上でした。
彼のスピーチを聞いて、私も友人Aも涙うるうる。
一語一語噛みしめるように話したので、かなり長いものでした。

友人いわく
「あのパトリツィオの言葉を聞いたら、ファンでなくてもファンになっちゃうわね。」
その通りだと思います。

今回私が感じたパトリツィオの素敵なところ!
彼がリードして、サインなり写真に応じ、ファンも従っていたこと、
ユーモアたっぷり、
お金になびかない、
サインをもらい損ねた人、写真を撮ってない人がいないか確認したこと、
そしてなんといってもあのスピーチ!!!
彼も立派だと思うけど、ファンや彼のPAだって素晴らしいと感じました。

おしゃれなイタリアーンそのまんまのパトリツィオ、会えてほんとによかった!
寒さも足の痛みも忘れてしまいましたよ。

Patrizio直筆サインです。


※写真はブログ用なのでコピー・転載しないでください(Please don't copy.)

Atlantaさん、寒さと空腹とお疲れの中、本当に本当にありがとうございました!!


21 コメント

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Unknown (プー)
2007-04-04 22:29:22
Atlantaさん、ありがとうございます。

はあー、みなさんパトさんにはまりまくってますね。
たしかに、ファンを大事にする方なんですね。
よくわかりました。
日本に来ることダメになったの?
それはとても残念です。

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Atlantaさん (chidori)
2007-04-04 23:08:48
まるで自分がその場にいるように思える、ステキなレポートですね。
また、パットの人柄がとてもよくわかり、ますます虜になりました。
やだ、涙がでてきちゃった。

DIVOのコンサートでお会いしましたが、とてもチャーミングな方で、いろいろな話を聞かせてくださいました。
DIVOでもお世話になり、またここでもお世話になるとは思ってもいませんでした。

ほんとにありがとうございます。
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すごいです!! (muppy)
2007-04-04 23:20:59
Atlantaさん!
早朝からお疲れ様でした!!!
Patの人柄があふれるエピソード満載のレポートでした~!
日本語で「アリガト」ですか
来日の予定は、みんなの念で復活させましょう
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さすがっ!Atlantaさん (ryoko)
2007-04-05 00:08:20
Divoだけでなく、こちらでもお世話になるとは私も夢にも思いませんでした。それにしても臨場感溢れるレポート! 本当にありがとうございます。パットって温かい人だなあ~ってしみじみ思いました。それに細かい気配りのできる人・・・あ~もう完璧すぎるわ~ 日本に来る予定が流れたみたいだけど、大丈夫!次がありますよね。熱い、熱いラブコールを皆さんで送り続けましょう! もう、絶対パットに会いたくなっちゃったよー
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Unknown (naoki)
2007-04-05 06:43:41
おはようございます パットの人間性を現す 素敵なレポートですよね こんなにできた人間 滅多にいませんよ 女性じゃなくても 惚れます 間違いなく もー こんないい男が いたんですね もっと伝えなきゃいけませんね 日本行きの話しあったんですね なんでキャンセルになったんだろう でも 一度あったということは 条件さえあえば すぐに決まりそうですね
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すてき~♪ (Jun)
2007-04-05 08:13:17
Atlantaさん、貴重なお話ありがとうございます。
私もいつもDIVOでお世話になってます
Pat君、噂には聞いてましたが、本当にファン思いの優しい人ですね
ここまで素敵な人とは知らなかった~。
昨日はkaoriさんに頂いた2ndアルバムを、DIVOと交互で聴きました。
今日はAtlantaさんのお話を思い浮かべながら、
Pat君の歌、聴きます
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続けてごめんなさい・・・ (Jun)
2007-04-05 08:21:37
この写真、ホントにペンをさして撮った写真なんですね。
お茶目で、かわい~い
うん、私の好きな誰かさんみたい
Pat君、そこからは鼻が大きく見える・・・って、
本人も気にしてたんですね
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Unknown (トシミ)
2007-04-05 15:27:37
Atlantaさん、本当にありがとうございました。
貴女の私たちにくださった愛と友情のお気持ち、そして辛抱強いファン魂に、本当に心からの感謝と敬意を送ります。 

パトリツィオ、なんて素敵な人! ファンになって、本当に良かった・・・・。

あとは・・・夕暮れのロンドンで小柄な長い黒髪の日本人女性が貴方に告げたこと、どうぞ忘れないで!
来てくださいね、待っていますから・・・・・。
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Unknown (Atlanta)
2007-04-05 17:09:17
皆さん、はじめまして。
いきなりレポーターとして登場のAtlantaです。
会話までバッチリのレポはやめようかなと思ったけど、とにかく彼の素晴らしさを一人でも多くの方に知ってほしくて。

私をご存知の方もいらっしゃるんですね。
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ごめんなさい (Atlanta)
2007-04-05 17:15:17
改行するはずが、送信されてしまった・・
私はスイスの貴公子(と本人には笑ってしまって言えない)ファンで某サイトでは知られていますが、ほかの人たちだっていいものはいいってハッキリ言っちゃう!

皆さん、どうぞよろしくお願いします。
ロンドン特派員の肩書きいただいてもいい?
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