平凡であることの幸せ

人生は光に導かれる旅

☆Life is a journey towards the guiding light

アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ★星の王子さま

2006-12-23 | 本と雑誌

Saintexupry 数日前の夜 NHKのプレミアム10で「星の王子さま こころの旅 サン・テグジュペリ 愛の軌跡」を見ました。世界各国で出版され読み継がれてきた「星の王子さま」の作者であるサン・テグジュペリの妻、コンスエロのトランクが2000年に開けられ、二人のラブレターが発見され 夫妻の愛と葛藤から この作品が生まれたということがわかったそうです。

私の「星の王子さま」の本にはさんである新聞の切り抜きには次のような内容が書かれているので コンスエロとの出会いや 愛と葛藤の日々については今回の番組で初めて知り 大変興味深く見ました。

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(1999年4月18日朝日新聞日曜版・100人の20世紀より)

アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリは 1900年フランスのリヨンの伯爵家に生まれました。二十歳で兵役につき、航空隊で操縦士の資格を取り、22歳で除隊し、婚約者がいたため職探しをしました。タイル会社の事務員、トラックのセールスマン、前に美術学校に通っていたこともあり、挿し絵も描いたりしました。でも、ぐずぐずしすぎたために婚約者は他人の奥さんになってしまいました。失意の彼を迎えてくれたのは大空でした。航空郵便の飛行士となり、アフリカのジュビー岬の飛行場の責任者となり、降る星を見上げながら砂漠の中で1年半、たった1人で暮らしました。「孤独だが人生で一番幸せな日々だった」っと回想しています。「南方郵便機」「夜間飛行」などの飛行士の体験を書き、作家としての成功をつかみ結婚もしました。
でも、相変わらず世渡りは下手で第二次大戦が始まったときはアメリカに亡命もし、その時に「星の王子さま」を書きました。でも数々の中傷により、再び戦場に向かった彼は1944年7月31日、偵察機でとびったたまま、地中海あたりで行方不明となったそうです。
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<持っている本に関連した新聞の記事などがあると 切り取って 本にはさんでおくのも私の趣味?のひとつで 何年か後にその本を取り出した時に また違った楽しみにもなります。また 本は作品を読む前に 作家の年表や生い立ち、時代背景などを知ることによって小説の面白さが増すような気がします。>

この記事の後、 生誕100年にあたる2000年に彼の乗っていたとされる飛行機の残骸が 南仏マルセイユ沖で発見され、、製造番号から搭乗機と断定されたということも記憶に新しいですね。Saintexupry2
また彼の代表作品である「夜間飛行」は1931年に フランスのフェミナ賞を受賞していますし、「人間の土地」も素晴らしい作品です。宮崎駿さんも彼の影響を受けているそうで この二つの文庫のカバー装画はともに宮崎駿さんです。

Saintexupry3箱根仙石原に 「星の王子さまミュージアム」があり 私のお気に入りの場所なので何度か訪れていますが、この作品にふれるといつも 大好きな 金子みすゞ の童謡、「星とたんぽぽ」の「見えぬものでもあるんだよ」という言葉が、星の王子さまが地球でふと出逢ったキツネに、「心で見なければ、物事はよく見え ない。肝心なことは、目に見えない」と教わることに通じるものがあると思うのです。金子みすずも サン=テグジュペリも同じ頃に生きてた人なのですね。全然違う国、民族、環境でも、こころに感じることは同じで 作品としては全然違うものなのに、どちらも大人になって忘れかけていた大切なことを思い出させてくれる作品なのです。

   

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ところで。。。 ミュージアムを訪れて サン・テグジュペリの写真を見た時、ん?・・・誰かに似てる・・・あっ そうだ!日産のカルロス・ゴーン社長さんだわ。。。と思った記憶が。。(笑)


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
 yukariさん、こんにちは。 (プーさん)
2006-12-30 10:28:58
 yukariさん、こんにちは。
年末でお互いバタバタとお正月の準備に大忙しの日々ですね。私は先日まで急性腸炎で寝込んでしまってました。今はなんとか回復し毎日お正月の準備に頑張っています。
 今年はyukariさんとブログでお知り合いになり、お会いしたことはないのに、近くに感じる存在としていつもブログを拝見させて頂きました。yukariさんから教えて頂いたことは沢山あって、私のノートにメモったこともあるほどです。今年は実りの年でした。また来年もどうぞ宜しくお願いいたします。そして良いお年をお迎えください。
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プーさん>今年は楽しい時間をすごさせていただき... (yukari)
2006-12-31 09:05:45
プーさん>今年は楽しい時間をすごさせていただきありがとうございました。私の方がプーさんから学ばせていただくことがたくさんあり いつも楽しくブログを拝見させていただきありがとうございました。
こちらこそ来年もまたよろしくお願いいたします。
またサロンのご成功をお祈り申し上げます。

急性腸炎!大変でしたね。日頃のお疲れが出たのかもしれませんが大晦日 お正月に治られてよかったです。でもどうぞお大事になさってください。

昨日までは大掃除やお正月の用意で大忙しで TVも新聞も見る暇がなかったのですが 昨日の夜はやっとのんびりできました。今日はまたこれから友人が子供たちを連れて遊びにくるので大晦日ホームパーティをします。明日は主人の実家でご馳走になるので今年はおせち料理も手抜きですむので(笑)いつになくのんびりとした大晦日の朝です。

プーさんも良いお年をお迎えになり、お二人で迎えるお正月を楽しくお過ごしくださいね。

p・s

お正月が明け落ち着きましたら サロンの連絡先の方にメルアドのお知らせのメールを送らせていただきます♪
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