平凡であることの幸せ

人生は光に導かれる旅

☆Life is a journey towards the guiding light

アストリッド・リンドグレーン

2002-02-28 | 日記
スウェーデンの児童文学作家アストリッド・リンドグレーンさんが1月28日、ストックホルムの自宅で亡くなられました。94歳だったそうです。
スウェーデン南部の村で1907年に生まれ、恵まれた家庭に育った彼女は「長くつ下のピッピ」をはじめ、88冊にもなる作品を発表し、各国で翻訳され、アンデルセン賞など数々の賞を世界中で受賞しました。

それまで少女向けの児童文学というと
夢物語のお姫様のお話とか、良家のいいお嬢さんの話や、あるいは、恵まれない環境で優しく強く生きる子供の物語が主でしたが 彼女の作品は、自然にも人にも恵まれ、楽しい日々の中で 安心と自由を与えられた子供達が、のびのびと描かれており、わくわくするような日常生活や冒険、探偵ものなどで、世界中の子供達を喜ばせてくれたのでした。

「長くつ下のピッピ」は9歳の一人暮らしの型破りな女の子が、小さなサルと馬を飼い 空想好きで世界一強くて(笑)ホラも吹くけれど、心がとてもあたたかい、ユーモアいっぱいのお話です。
これは、お姫様のお話だけでは満足しない、リンドグレーンの活発な娘のために書かれたともいわれています。

「やかまし村の子どもたち」は、家が3軒、子供が6人しかいない田舎の小さな農村を舞台にした作品で、大自然に囲まれた子供達の生き生きとした日常生活を描いた作品です。
きっと彼女の子供の頃の生活そのものだったのでしょう・・。

私は幼児から小学校低学年向きの
「ロッタちゃんのひっこし」が大好きです。

5歳になったロッタは、お気に入りのブタのぬいぐるみ「バムセ」がいじめられた夢を見て、朝からご機嫌ななめ。(笑)セーターを切り刻んだり、隣の物置の2階に家出してしまいます。幼い子供のやんちゃぶりと、それを暖かく見守る大人たちの姿を描いた微笑ましいお話で、ロッタの気持ちは幼い子供達にもよくわかります。

これらの作品をはじめ 多くの童話はこれからも世界中の子供達に愛され 人間のこころのふれあいやあたたかさ、喜び、悲しみ、愛、憎しみ、信頼など・・・教え続けてくれることと思います。

素敵な作品をたくさんくださったリンドグレーンさんのご冥福をこころからお祈りいたします。
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ジュリア・ロバーツ

2002-02-04 | 日記
何週間か前に NHK教育TVでジュリアロバーツやトム・ハンクスやメグ・ライアンへのアメリカのインタビュー番組が放送されていましたが、その中のジュリア・ロバーツのインタビューに次のような発言があり心に残りました。

*人は心に「心の箱」があってそれはAからBに変わる場所なの♪*

いろいろな経験をして大人になるとそれがわかる気がしませんか?
もしまだあなたが今「心の箱」を作っている
日々、悩みの中にいたら・・・
それは さきほど新聞で述べていらした方が ロンリネスの世界でも心の痛みが癒され、うまく表現できない苦しみが心の中で醗酵している ST(ソリテュード・タイム)の期間にあると思うようにしてはいかがですか?っとおっしゃっていることにも通じていると思います。
時期がくれば必ず 醗酵したものが「その人らしさ」を形づくり、社会へ送りだしてくれるのだそうです・・。

新聞を読んでいたら、ジュリア・ロバーツがいっていた「心の箱」のことを思い出し 共感がもてたのでちょっと書いてみました♪

プリティ・ウーマンからハリウッド女優として一躍有名なった彼女のよさが今までよくわからなかったのですが ほんの短いインタビューの中で女優として、人間として魅力的な彼女を初めて発見♪しました♪

***「心の箱」・・・それはあなたが
  AからBに変わる大切な場所・・・♪***

***〓***〓***〓追伸〓***〓***〓***

ジュリアのお奨めの本は

アメリカ文学、ホイットマンの「草の葉」だそうです♪

私は読んだことがありませんが彼はこう言ったそうです。

「仲間よ、これは本なんてものじゃない、これに触れるものは人間に触れるのだ」
 詩は心の言葉。『草の葉』からは、アメリカの心の広さを感じ取ることができるのだそうです。


  * きみに * <ホイットマン> 

  見知らぬひとよ
  もし通りすがりに
  きみがわたしに会って
  わたしに話しかけたいなら
  どうして
  きみがわたしに
  はなしかけては
  いけないのだ
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孤独と孤立

2002-02-04 | 日記
先日新聞で、ある人が「孤独」について、日本人は孤独のイメージに対してきわめて否定的で、協調性に欠け社会から隔絶した一人ぼっちの寂しく悲しい状況、つまり、英語でいうと「ロンリネス(loneliness)」とか「アローン(alone)」を意味することが多く、孤独のもう一つの肯定的な意味として「ソリテュード(solitude)」という意味を忘れていると述べていました。
「ソリテュード」の状態は疲れを癒し、自分らしくあるための勇気や想像力の源となる力を無意識に醗酵させることなのだそうです。
一人の人間がロンリネスからソリテュードを味わって己を見つめ直し、真に強くなっていく「魂の成長」なのだそう・・♪

「孤立」と「孤独」って確かに違うし、孤独を楽しむ時間は、いわゆる「引きこもり」ではなくて一時の感情に左右されることなく、冷静に自分の考えに耳をすます時間でもあったり 趣味の時間にもなったりする大切な時間でもあるということなのですね♪

ひとちぼっちは さびしい~~って思うこともあるし
ひとりぼっちに なりたい~~って思うこともありますよね?(笑)

人とのかかわりも大切ですし、孤独の時間も大切なのです♪
日本人は「社会的群れ」から離れることをすごく罪悪視している傾向にありますが、それとはちょっと違う意味として一人遊びの醍醐味も必要ですよね~♪(笑)
度が過ぎると・・アブナイですけど~(笑)!!


あなたにも「ソリテュード・タイム(ST)」がありますか?(笑)

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