スウェーデンの児童文学作家アストリッド・リンドグレーンさんが1月28日、ストックホルムの自宅で亡くなられました。94歳だったそうです。
スウェーデン南部の村で1907年に生まれ、恵まれた家庭に育った彼女は「長くつ下のピッピ」をはじめ、88冊にもなる作品を発表し、各国で翻訳され、アンデルセン賞など数々の賞を世界中で受賞しました。
それまで少女向けの児童文学というと
夢物語のお姫様のお話とか、良家のいいお嬢さんの話や、あるいは、恵まれない環境で優しく強く生きる子供の物語が主でしたが 彼女の作品は、自然にも人にも恵まれ、楽しい日々の中で 安心と自由を与えられた子供達が、のびのびと描かれており、わくわくするような日常生活や冒険、探偵ものなどで、世界中の子供達を喜ばせてくれたのでした。
「長くつ下のピッピ」は9歳の一人暮らしの型破りな女の子が、小さなサルと馬を飼い 空想好きで世界一強くて(笑)ホラも吹くけれど、心がとてもあたたかい、ユーモアいっぱいのお話です。
これは、お姫様のお話だけでは満足しない、リンドグレーンの活発な娘のために書かれたともいわれています。
「やかまし村の子どもたち」は、家が3軒、子供が6人しかいない田舎の小さな農村を舞台にした作品で、大自然に囲まれた子供達の生き生きとした日常生活を描いた作品です。
きっと彼女の子供の頃の生活そのものだったのでしょう・・。
私は幼児から小学校低学年向きの
「ロッタちゃんのひっこし」が大好きです。
5歳になったロッタは、お気に入りのブタのぬいぐるみ「バムセ」がいじめられた夢を見て、朝からご機嫌ななめ。(笑)セーターを切り刻んだり、隣の物置の2階に家出してしまいます。幼い子供のやんちゃぶりと、それを暖かく見守る大人たちの姿を描いた微笑ましいお話で、ロッタの気持ちは幼い子供達にもよくわかります。
これらの作品をはじめ 多くの童話はこれからも世界中の子供達に愛され 人間のこころのふれあいやあたたかさ、喜び、悲しみ、愛、憎しみ、信頼など・・・教え続けてくれることと思います。
素敵な作品をたくさんくださったリンドグレーンさんのご冥福をこころからお祈りいたします。
スウェーデン南部の村で1907年に生まれ、恵まれた家庭に育った彼女は「長くつ下のピッピ」をはじめ、88冊にもなる作品を発表し、各国で翻訳され、アンデルセン賞など数々の賞を世界中で受賞しました。
それまで少女向けの児童文学というと
夢物語のお姫様のお話とか、良家のいいお嬢さんの話や、あるいは、恵まれない環境で優しく強く生きる子供の物語が主でしたが 彼女の作品は、自然にも人にも恵まれ、楽しい日々の中で 安心と自由を与えられた子供達が、のびのびと描かれており、わくわくするような日常生活や冒険、探偵ものなどで、世界中の子供達を喜ばせてくれたのでした。
「長くつ下のピッピ」は9歳の一人暮らしの型破りな女の子が、小さなサルと馬を飼い 空想好きで世界一強くて(笑)ホラも吹くけれど、心がとてもあたたかい、ユーモアいっぱいのお話です。
これは、お姫様のお話だけでは満足しない、リンドグレーンの活発な娘のために書かれたともいわれています。
「やかまし村の子どもたち」は、家が3軒、子供が6人しかいない田舎の小さな農村を舞台にした作品で、大自然に囲まれた子供達の生き生きとした日常生活を描いた作品です。
きっと彼女の子供の頃の生活そのものだったのでしょう・・。
私は幼児から小学校低学年向きの
「ロッタちゃんのひっこし」が大好きです。
5歳になったロッタは、お気に入りのブタのぬいぐるみ「バムセ」がいじめられた夢を見て、朝からご機嫌ななめ。(笑)セーターを切り刻んだり、隣の物置の2階に家出してしまいます。幼い子供のやんちゃぶりと、それを暖かく見守る大人たちの姿を描いた微笑ましいお話で、ロッタの気持ちは幼い子供達にもよくわかります。
これらの作品をはじめ 多くの童話はこれからも世界中の子供達に愛され 人間のこころのふれあいやあたたかさ、喜び、悲しみ、愛、憎しみ、信頼など・・・教え続けてくれることと思います。
素敵な作品をたくさんくださったリンドグレーンさんのご冥福をこころからお祈りいたします。