平凡であることの幸せ

人生は光に導かれる旅

☆Life is a journey towards the guiding light

紫式部日記?! ~10月の庭は紫と黄色のコラボレーション~

2011-10-18 | 日記
秋の気配入り立つままに・・
池のわたりの梢ども、遣水のほとりの草むら、
おのがじし 色づきわたりつつ、
おほかたの空も 艶なるに もてはやされて・・・ 

あはれ まさりけり。。。

**********

夏に小さな薄ピンクの花を咲かせていた紫式部(コムラサキ)が秋になって 紫の実をつけ 薄紫色から濃い紫色へとグラデーションを魅せてくれています。

秋の花の定番の菊の花も 庭のあちらこちらで秋風に揺れ、 
黄色のイソギクの蕾もふっくらとしてきました。

葉の形は菊とはまったく違うけれど
花の形が似ているキク科のツワブキの茎も伸び 蕾がついて 
ピンクの芙蓉の花が終わる頃には 晩秋まで黄色の花々の季節になります。

野原には やはり黄色のアキノキリンソウ♪

*(青ハート)* 紫式部の紫の実には黄色の花が良く似合う・・・。


10月は冬に備えてのガーデニング。
プランターもビオラに植え替え 衣替え?!

ラベンダーのような紫サルビアも植え、
10月の庭は、あかねさす・・・紫と黄色のコラボレーション!


今年は レモンやゆず、ベルガモットなどの
柑橘系の果樹を育ててみようと思い ネットで注文しました。


そろそろ 緑に赤と金色のデコレーションを加えて 
*(ツリー)*クリスマスの飾りつけもしましょう*(ツリー)*



遥かな友に

2011-10-18 | 日記
月がさやかで 星空の綺麗な秋の夜長に口ずさみたくなる歌です・・・。

   *(音符)* 遥かな友に *(音符)*

 静かな夜ふけに いつもいつも
 思い出すのは おまえのこと
 おやすみやすらかに たどれ夢路
 おやすみたのしく 今宵もまた

 
 あかるい星の夜は はるかな空に
 思い出すのは おまえのこと
 おやすみやすらかに たどれ夢路
 おやすみたのしく 今宵もまた
 
 


さびしい雪の夜は いろりのはたで
思い出すのは おまえのこと
おやすみやすらかに たどれ夢路
おやすみたのしく 今宵もまた


*(星)* http://www.youtube.com/watch?v=U6jQHM9AHKs&feature=related

*(三日月)**(キラキラ)* おやすみたのしく。。。今宵もまた・・・*(キラキラ)* *(星)*

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作詞 作曲の磯部俶(とし)氏<1917~1998>は 早稲田大学グリークラブの指導者でおられ
神奈川県の津久井渓谷、道志川にある夫婦園キャンプ場の合宿先で 
学生が騒いでなかなか寝ないので

「就寝前に静かなひとときをつくり、ゆっくり眠るように」

という思いをこめて即興でこの歌を作ったのだそう。(1951年)

それを記念して1986年に津久井町(現・相模原市緑区青根「緑の休暇村」)に歌碑が建てられ、
毎年 敬老の日にこの場所で 合唱祭が行われているということを
今年9月の新聞記事で初めて知りました。
(今年は名曲誕生から60年、合唱祭が始まって20年の節目の年だそうです。)

遠くの親友か女性のことを想う
戦前か戦時中の歌だと ずっと勝手に思い込んでいたので、
終戦後に作られた歌だと知って
意外なエピソードとともに ちょっとした驚きがありました。

*(音符)* 道志川合唱祭公式ホームページ
http://www.doshigawa-gasshousai.jp/ *(音符)*


紫式部日記?! ~10月の庭は紫と黄色のコラボレーション~

2011-10-14 | 花 ガーデニング

Murasakisikibu02 Murasakisikibu01
秋の気配入り立つままに・・・

池のわたりの梢ども、遣水のほとりの草むら、

おのがじし 色づきわたりつつ、

おほかたの空も 艶なるに もてはやされて・・・ 

あはれ まさりけり。。。

**********

夏に小さな薄ピンクの花を咲かせていた紫式部(コムラサキ)が秋になって の実をつけ 薄紫色から濃い紫色へとグラデーションを魅せてくれています。(↓↓ 夏の花)

Murasakisikibu00 Murasakishikibu01_3

秋の花の定番のの花も 庭のあちらこちらで秋風に揺れ、 黄色のイソギクの蕾もふっくらとしてきました。

Kiku01 Kiku02 Isogiku
Huki5_2葉の形は菊とはまったく違うけれど 花の形が似ているキク科のツワブキの茎も伸び 蕾がついて ピンク芙蓉の花が終わる頃には 晩秋まで黄色の花々の季節になります。

野原には やはり黄色のアキノキリンソウ

先月訪れた 「つわぶきの生い茂る野」といわれる 山陰の小京都 島根県 津和野の掘割沿いの通りにはツワブキの黄色の花が美しいことでしょう。 

Taikoinarisuzu_2沢山の朱色の鳥居が並ぶ 津和野の太鼓谷稲成神社で買った 「幸運鈴」をお仏壇の前で鳴らせて(神仏混合?(笑)) 綺麗な音色を楽しむのがちょっとしたマイブーム♪ (笑)

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雅やかな紫式部の紫の実には黄色の花が良く似合う・・・。 

Murasakishiki_u0_2

紫式部といえば源氏物語。津和野の銘菓、「源氏巻」も上品で美味しい♪

  手に摘みて いつしかも見む 紫の 

         根に通ひける 野辺の若草 

                  <源氏物語・若紫>

紫の上が源氏に愛された理由は源氏の思い人の藤壺に似ていたから・・・。いにしえのロマン~♪

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10月は 冬に備えてガーデニング。 

プランターも ビオラ に植え替え衣替え?!冬の寒さに耐えて春にはこんもりと咲いてくれるかな。。。(サントリーフラワーズ花ざかりビオラを中心に)

Viola2 Viola3 Viola7

Viola9_2 Viola8 Viola5

Viola6_2 Viola1_4 Viola10

Saruvia
ラベンダーのような紫サルビアも植え、

10月の庭は、あかねさす・・・黄色のコラボレーション。

 あかねさす 紫野行き 標野行き 

野守は見ずや 君が袖振る <額田王>

 紫草の にほへる妹を 憎くあらば 

人妻ゆゑに われ恋ひめやも <天武天皇>

天智天皇(中大兄皇子)と天武天皇(大海人皇子)兄弟に愛された 額田王と大海人皇子の相聞歌も いにしえのロマン~♪ 。・。・。というか これって愛の三角関係ですね。。。

Tree*************

今年は 裏庭の老木を2本思い切って切ってしまって(ごめんね。。。)日当たりを良くし、 レモンゆず、ベルガモットなどの柑橘系の果樹を育ててみようと思い ネットで注文しました。

そろそろ 金色のデコレーションを加えて クリスマスの飾りつけもしましょう。

******* 追記 **********

10月の末 きれいなクリスマスイライトはなーんにもないけれど 庭や玄関もちょっぴりクリスマスに。

Xmas1 Xmas3 Xmas2

Viola25_4     Xmas4_2


彼岸花 ~曼珠沙華 ~

2011-10-12 | 日記
彼岸花。

サンスクリット語では「天界に咲く花」(manjusaka)という意味で、
おめでたい事が起こる兆しに赤い花が天から降ってくる。
という仏教の経典から来ているそうで 
日本語にすると曼珠沙華(まんじゅしゃげ)。

花と葉を同時に見ることはできず、
葉のあるときには花はなく、
花が咲いているときには葉がないので
韓国では「サンシチョ(相思華)」と呼ぶそうです。

赤い彼岸花のように 燃えるような思いで恋い焦がれるか、
白い彼岸花のように 清らかにひっそりと想うか。。。
あなたはどちらがお好みですか?(笑)♪

 *(バラ)* 花は葉を見ずに想う 葉は花見ずに想う *(クローバー)*


今夏、
九州 鹿児島の薩摩富士(開聞岳)が美しい 
長崎鼻の龍宮神社のそばのお土産屋さんで 珍しい

*(ひまわり)* 黄色彼岸花の球根が売っていたので買い求め 庭の片隅に植えたら 短い間に茎をのばして 黄色のかわいらしい花をひとつ咲かせてくれました。 *(ひまわり)*

来年は花が増えるといいな。。。



彼岸花 ~曼珠沙華 ~

2011-10-12 | 花 ガーデニング

Higanbana4_4
彼岸花。

Higanbana1
サンスクリット語では「天界に咲く花」(manjusaka)という意味で、おめでたい事が起こる兆しに赤い花が天から降ってくる。という仏教の経典から来ているそうで 日本語にすると曼珠沙華(まんじゅしゃげ)。

花と葉を同時に見ることはできず、葉のあるときには花はなく、花が咲いているときには葉がないので韓国では「サンシチョ(相思華)」と呼ぶそうです。Higanbana5
赤い彼岸花のように 燃えるような思いで恋い焦がれるか、白い彼岸花のように 清らかにひっそりと想うか。。。あなたはどちらがお好みですか?(笑)♪

 ★花は葉を見ずに想う 葉は花見ずに想う★

Higanbana3
遠い昔、学校の帰り道。田んぼのあぜ道に咲く彼岸花を摘んで帰ったとき、明治生まれの祖母に 「彼岸花は毒があるからとってはダメよ」と注意されたことも思い出されます。昔の人はお墓に咲く彼岸花を忌み嫌っていたようですが、私は 子供の頃から 新美 南吉の「ごんぎつね」の一節が大好きで 情景が目に浮かぶようでした 。

Rokujizou
 お午がすぎると、ごんは、村の墓地へいって六地蔵さんのかげにかくれていました。
いいお天気で、遠く向うにはお城の屋根瓦が光っています。
墓地には、ひがん花が、赤い布のようにさきつづけていました。

今夏、九州 鹿児島の薩摩富士(開聞岳)が美しい 長崎鼻龍宮神社のそばのお土産屋さんで 珍しい 黄色彼岸花の球根が売っていたので買い求め 

Kaimon Ryuuguu

庭の片隅に植えたら 短い間に茎をのばして 黄色のかわいらしい花をひとつ咲かせてくれました。来年は花が増えるといいな。。。

Higanbana6

南九州の旅の写真も後日UPするつもりです。

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曼珠沙華  <金子みすゞ>

村のまつりは 夏のころ、 
ひるまも花火を たきました。

Higanbana2秋のまつりは となり村、 

日傘のつづく 裏みちに、
地面(じべた)のしたに 棲むひとが、 

線香花火を たきました。
あかい あかい 曼珠沙華。

<右側の写真は大和市 常泉寺にて>

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記憶の香り ~金木犀は秋のプレリュード~

2011-10-12 | 花 ガーデニング

Kinmokkusei1
 

朝 雨戸をあけた時 テラスで洗濯物を干している時。
爽やかな秋晴れの日、あるいは  秋雨上がりに 窓を開け放つ時。
買い物から帰って車のドアを開けた瞬間。
夕方 雨戸を閉める時。

金木犀の甘い甘い香りに包まれると 今年も母の命日が近づいてきたなあと思う。

あれからもう4年。まだ4年・・・。

今にもこぼれおちそうなほどに金色(こんじき)の小さな花が 秋の序曲を奏でると、じきに金色のじゅうたんを敷きつめ、束の間の美しいプレリュードが終わる頃には紅葉も始まり、いよいよ本格的な秋のシンフォニー。

小さなお皿に 小さな花をこんもりと摘みとって お仏壇へお供えし、香りのおすそわけ。

Kinmokkusei3
を告げる香り。それは 沈丁花

を告げる香り。それは くちなし

を告げる香り。 それは 金木犀

をを告げる香り。それは・・・・蝋梅かしら・・・? 。

花の香りは いつも私の中の 懐かしい人たちの面影をよみがえらせてくれる<記憶の香り>。

大きく深呼吸をしながら 瞳をとじて 香りにみたされていくと・・・

遠い遠い昔、 幼い頃、大好きだった祖母の笑顔が瞼に浮かぶ・・・。

懐かしい声も聞こえる・・・。

* ねぇ?おばぁちゃん?
  このいい匂いは なぁに・・・?*

* キンモクセイだよ
     秋だねぇ・・・*

*********

もくせい(金木犀) 金子みすゞ  

Kinmokkusei2

 

 もくせいのにおいが
 庭いっぱい。

    おもての風が、
    ご門のとこで、
    はいろか、やめよか、
    そうだんしてた。

***********

この秋のはじまりに 山口県長門市仙崎の 金子みすゞ記念館 を訪れ、みすゞの優しい祈りの詩に こころの耳をすませてきました。 写真は後日UPします。

 

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至福の季節 < 杉 みき子>

2011-10-06 | 日記
*(ひまわり)* 至福の季節 *(ひまわり)*

< 杉 みき子 「小さな町の風景」~木のある風景~より >


それは、ある朝、とつぜんやってくる。
目をさまし、窓をあけたとき、つめたい空気の中に、
かすかにただよう奏楽の音。

去年も、おととしも、その前の年も、
この町に生まれおちるときからずっと、
この季節が来るたび、
人びとの耳にとどけられてきたなつかしい音楽。

秋の序曲。
 
心おちつかぬ日々のはじまり。

道ゆく人びとの表情に、いつか、微妙な気配が加わってゆく。
老人にはやすらぎ、少女にはほほえみ、
青年には生気、おさな児にはよろこび。
 
ここかしこの小路は、年にいちどのよそおい。
大通りの喫茶店のとなりで、子どものかけこむ路地うらで、
大寺の境内の片すみで、川ぞいの並木道で、
そっと奏でられる静かな音楽。
人びとを酔わせ、心をなごませ、たえまなく、かそけく。

朝の道をゆく少女は、この音楽を全身にあびて天使の姿となり、
夜ふけの家路をたどる老人は、道の角を曲がってとつぜんに出会う音楽に、
とっくに失っていた心をふと見つけだしておののく。

心はつばさを得、ことばはやさしさに満ちて、
この至福の日々は、しかし長くは続かない。

ある夜。

日いちにちと遠のいていたその音楽が、
つに、かそけく、かそけく、むすびの楽章を奏で終え、
そして、人びとは見る。

路上いちめんにこぼれひろがる、
オレンジいろの小さな星の群れを。


きんもくせいの季節の終わり。

********************

杉 みき子   (本名 小寺佐和子)

昭和5年(1930年)  新潟県高田市(現在 上越市) 生まれ

「日本のアンデルセン」と賞される
小川未明が卒業した大手町小学校の後輩で、
在学中にそれを知って驚き、児童文学を志す。


『かくまきの歌』 日本児童文学者協会新人賞
『小さな雪の町の物語』 小学館文学賞
『小さな町の風景』 赤い鳥文学賞 受賞

ペンネームの由来は
「高田は杉の木が多く、花という柄ではないので、
ただ立っているだけの幹のほうが似合っている」
からだそうです。


 杉みき子さんの作品は小学校の教科書にも登場し
こころあたたまる童話の短編物語です。
 雪国の風土に根ざした散文詩的な味わいは
こころにやさしく響き 
日本のふるさとのなつかしくきびしい日常の生活の情景が
大人の心にも夢をつむぎだしてくれるのです。
素晴しい童話は 大人になって読んでも感動するのです

*(ひまわり)**(ひまわり)**(ひまわり)* 記憶の香り ~金木犀は秋のプレリュード~ *(ひまわり)**(ひまわり)**(ひまわり)*