秋の気配入り立つままに・・・
池のわたりの梢ども、遣水のほとりの草むら、
おのがじし 色づきわたりつつ、
おほかたの空も 艶なるに もてはやされて・・・
あはれ まさりけり。。。
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夏に小さな薄ピンクの花を咲かせていた紫式部(コムラサキ)が秋になって 紫の実をつけ 薄紫色から濃い紫色へとグラデーションを魅せてくれています。(↓↓ 夏の花)
秋の花の定番の菊の花も 庭のあちらこちらで秋風に揺れ、 黄色のイソギクの蕾もふっくらとしてきました。
葉の形は菊とはまったく違うけれど 花の形が似ているキク科のツワブキの茎も伸び 蕾がついて ピンクの芙蓉の花が終わる頃には 晩秋まで黄色の花々の季節になります。
野原には やはり黄色のアキノキリンソウ♪
先月訪れた 「つわぶきの生い茂る野」といわれる 山陰の小京都 島根県 津和野の掘割沿いの通りにはツワブキの黄色の花が美しいことでしょう。
沢山の朱色の鳥居が並ぶ 津和野の太鼓谷稲成神社で買った 「幸運鈴」をお仏壇の前で鳴らせて(神仏混合?(笑)) 綺麗な音色を楽しむのがちょっとしたマイブーム♪ (笑)
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雅やかな紫式部の紫の実には黄色の花が良く似合う・・・。
紫式部といえば源氏物語。津和野の銘菓、「源氏巻」も上品で美味しい♪
* 手に摘みて いつしかも見む 紫の
根に通ひける 野辺の若草 *
<源氏物語・若紫>
紫の上が源氏に愛された理由は源氏の思い人の藤壺に似ていたから・・・。いにしえのロマン~♪
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10月は 冬に備えてガーデニング。
プランターも ビオラ に植え替え衣替え?!冬の寒さに耐えて春にはこんもりと咲いてくれるかな。。。(サントリーフラワーズの花ざかりビオラを中心に)
ラベンダーのような紫サルビアも植え、
10月の庭は、あかねさす・・・紫と黄色のコラボレーション。
あかねさす 紫野行き 標野行き
野守は見ずや 君が袖振る <額田王>
紫草の にほへる妹を 憎くあらば
人妻ゆゑに われ恋ひめやも <天武天皇>
天智天皇(中大兄皇子)と天武天皇(大海人皇子)兄弟に愛された 額田王と大海人皇子の相聞歌も いにしえのロマン~♪ 。・。・。というか これって愛の三角関係ですね。。。
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今年は 裏庭の老木を2本思い切って切ってしまって(ごめんね。。。)日当たりを良くし、 レモンやゆず、ベルガモットなどの柑橘系の果樹を育ててみようと思い ネットで注文しました。
そろそろ 緑に赤と金色のデコレーションを加えて クリスマスの飾りつけもしましょう。
******* 追記 **********
10月の末 きれいなクリスマスイライトはなーんにもないけれど 庭や玄関もちょっぴりクリスマスに。