人生は、光によって導かれる旅・・・CAFEのお友達が 素晴らしい初日の出のお写真を見せてくださり人は何故 太陽の美しい輝きに感動するのだろう・・とあらためて思いました。人生の至福のときは 光に包まれる。。。そんな気がするのです。そしてこの地球上で生きている限り光に導かれながら 人生の旅をしているのだと思わずにはいられません。.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~昨年のクリスマス・
イヴの早朝。羽田空港から函館に向かって 飛行機で飛び立ちました。だんだんと朝焼け色になる空に向かって、どんどん高度を上げ、雲の中を抜けるといつの間にか朝日が 海の上を遠くどこまでも広がる雲海の向こうに きらきらと輝きはじめ 空は どんどん青さを増すのでした。朝の輝きがこんなにも綺麗だったことさえ忘れかけていた 日常を思いました。すっかり朝になると 晴天に恵まれ 窓から下を眺めると、座席の前のポケットにある航路を示す日本地図のとおりに海岸線や地形がはっきりと見えました。千葉を抜け茨城上空からは 利根川の太い流れやいくつもの川が霞ヶ浦、北浦、海へと流れ 水郷の町の姿を見せてくれました。海岸線の向こうの海の上は無数の羊たちが群れているような雲海が広がり、白い雲と青い空のあいだのラインは 「雲平線」とでもいうのかなぁ?なんて考えてちょっと神様気分になったり。。。(笑)平野を抜けると今度は眼下にも雲が広がって、阿武隈高地であることがうかがえました。しばらくして雲が切れると そこには雪が広がる大きな高い山々の峰が いくつも連なり蔵王山ではないかな。。と思いました。雪の蔵王を抜けると 白い雪が積もる、のどかな田畑の田舎の様子がわかる景色が見えました。蔵王をすぎると雪国だった・・・という感じでした。雪国の景色がすぎると 先ほどより深い雲が何層にも重なって視界を遮り、奥羽山脈が 険しい山々の連なりであることを思わせてくれるのでした。わずかな緯度の違いで 都会から平野へ、平野から山地、雪国へと、こんなにも日本の風土が違うのであることをあらためて思いました。雲がとぎれるとまた田畑や 小さな町が見え出したかと思うと、また雪の景色が広がって海が見え出し、本州もいよいよ終わりであることがわかりました。青森から津軽海峡の上空になると もう向こうには北海道が見えてきました。飛行機では僅かな距離であるのに、青函連絡船の頃、厳しい寒さの荒海の中、この津軽海峡を渡った人々は どんな思いだったのかなあ・・と 藍色の深い海を 暖かな飛行機の中から見つめながら海難事故で亡くなった方々にも こころでそっと手をあわせたい気持ちになりました。早朝の旅立ちの眠気もすっかりとれるころ、函館山が見下ろす函館空港に着きました。冬の北海道は初めてでしたのでマイナス5度の吐く息も、雪も、白い白い寒さの中でも心はうきうきとしてくるのでした。 いつも光に導かれて人生でも旅をしていきたいな。それがどんなに平凡な人生であっても私にとっては大切な人生だから・・・