平凡であることの幸せ

人生は光に導かれる旅

☆Life is a journey towards the guiding light

2月24日は南国忌 (直木 三十五)

2009-02-19 | 本と雑誌

文学賞といえば 最初に思い浮かぶのは ともに昭和10年に制定された 芥川賞(純文学作品) 直木賞(大衆文芸作品)で 毎年2回 受賞作品が話題になります。

第140回芥川賞は 津村記久子さんの「ポトスライムの舟 」が、140回直木賞は天童荒太さんの「悼む人 」と 山本兼一さんの「利休にたずねよ 」が受賞されたのが記憶に新しいですね。

  ・芥川賞・直木賞作品! icon

さて、この芥川賞は芥川龍之介 と誰でも即答できますが 直木賞は直木・・・???誰だっけ?と名前を言えない方も多いのではと思いますが 私もその一人でした^^;。

何年か前 新聞で 

直木賞」で知られる作家 直木三十五(なおき さんじゅうご 本名 植村宗一 1891~1934)を偲ぶ恒例の法要 「南国忌」(2月24日 享年43歳) が 横浜市金沢区の長昌寺開かれた。「南国忌」は1930年代の代表作である「南国太平記」に因んでで名付けられたものである。

という記事を読み へぇ~~~と思い その時 恥ずかしながら初めてフルネームを知ったのでしたが 残念ながら私はいまだに直木三十五の作品を読んだことがありません。。。今度 八景島シーパラダイス横浜ベイサイドマリーナ・アウトレットパークに行くときでも 長昌寺に寄ってお参りさせていただこうかな。。。

直木三十五は大阪出身で早稲田大学を経て 時代小説作家 脚本家 映画監督でもあったそうですが 亡くなる前年 結核療養のため 横浜市の長昌寺近くの富岡に移住し 没後 同寺に埋葬されたそうです。

  *芸術は短く 貧乏は長し*  直木三十五

文学忌は 河童忌芥川龍之介  7月24日) ・ 桜桃忌太宰治  6月19日 )・ 憂国忌三島由紀夫  11月25日)・ 白桜忌与謝野晶子  5月29日)・ 菜の花忌司馬遼太郎  2月12日) などなど その作家の代表作に因んだ名前がつけられていますが 鴎外忌(7月9日) 康成忌(4月16日)などペンネームそのもので呼ばれるよりも ロマンがあって素敵だなと思います。

また 好きな作家の文学忌を知って お墓お参りに行ったり 作品にちなんだ文学散歩をするのもまた その作家の生涯や作品の背景を知ることにもつながり 文学の楽しさが広がるのではないでしょうか。  

 ☆ 私の関連blog  桜桃忌 08/06/19 

 ☆ 私の関連Blog 桜桃忌 <太宰 治> 07/06/22

*****追記*******

 昨日 NHKの「特報首都圏」で「天童荒太の世界 死をみつめ生を知る」を見て 天童さんの直木賞受賞作品である「悼む(いたむ)人」は 主人公 「静人」が 事件や事故などで亡くなった人を悼む旅をするという物語であることを知りました。

どんな亡くなり方をしても 死は平等であるのでは?・・生きることとは?と 常に小説の主人公になりきって考える手法での天童さん自身への問いかけ、亡くなった人の

誰に愛されていたか

誰を愛していたか

人にどんなことで感謝されたことがあったか

を知ることによって その人の「生」を知り 死を「悼む」・・・。

たとえ赤ちゃんであっても 両親を愛し 愛され その天使のような笑顔に感謝されたとか どんな悪人であっても幼少の頃とか どこかで愛され 愛し 感謝されたこともあったのではないか・・・など 天童さんのメッセージから 「生」とは「死」とは?とか 亡くなった人を「悼み」 亡くなった人の「生」を心に刻みずっと忘れないでいるこの大切さを考えてみたくなり 是非読んでみたい一冊になりました。

羯諦 羯諦 波羅羯諦 波羅僧羯諦 菩提薩婆訶・・・ 

私の中でまた 般若心経の一節がぐるぐるとまわりだします  


真夏の夜の・・・  烏瓜(カラスウリ)♪

2008-08-15 | 本と雑誌

Karasuuri01 真夏の夜・・・ 夜遊びをして 深夜に帰宅すると 幻想的にレースを広げた 真っ白なカラスウリの花が 暗闇の中で 5弁の花びらを「」の字に思いきり広げて 元気に迎えてくれました。(日中はションボリしぼんでいるのに。。。)

6月の初め頃 裏庭の片隅の日陰で 白いサツマイモのような球根(?)からツルを伸ばし その後 何株かのツルが伸び始め いつの間にかたくさんの葉を茂らせ 蕾をつけました。どうやら雄 雌 両方の株ようです。(これで 秋に真赤な実が期待できそう!)

Karasuuri04 Karasuuri02 Karasuuri03

  Karasuuri1   Karasuuri2

♪ Karasumari05 真赤だな~ 真っ赤だな~

  カラスウリって 真っ赤だな~

  トンボの背中も 真っ赤だな~ ♪

小学校の高学年の時 いつもいつも一緒だった大親友と 秋の放課後の校舎の廊下で、 校庭で、 帰り道で  トンネルの中で  泊まりっこしたお風呂の中で(笑)・・・  音楽で習った「まっかな秋」を大声で二部合唱しながら歩いたことが思い出されます。

秋になって かわいらしい赤い実がなったら 小鳥たちに全部つつかれてしまう前に 熟した実をお部屋に飾りましょう。 そうしてそうしてそのあと 打ち出の小槌のようなカタチをした種(カマキリやトンボのお顔みたいにも見えるけど。。。) をこっそりとって お財布の中に入れ 福徳を願うことにしましょう。。。(笑) ♪  

それとも 宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」のように 烏瓜をくり抜いて その中にロウソクの明かりを灯し 瓜燈籠にみたてて、秋のお仏壇にお供えしたら 信州の田舎育ちだった亡き母がにっこり笑ってくれるかな・・・。 ハロウィンみたい♪

追記♪ になって実りました!!!

Karasuuri1 Karasuuri3 Karasuuri2

Karasuuri4

     ************

ジョバンニが学校の門を出るとき、同じ組の七八人は家へ帰らずカムパネルラをまん中にして校庭の隅の桜の木のところに集まっていました。それはこんやの星祭に青いあかりをこしらえて川へ流す烏瓜を取りに行く相談らしかったのです。

          *****

「今夜はみんなで烏瓜のあかりを川へながしに行くんだって。きっと犬もついて行くよ。」
「そうだ。今晩は
銀河のお祭だねえ。」

          *****

「ザネリ、烏瓜ながしに行くの。」 ジョバンニがまだそう云ってしまわないうちに、「ジョバンニ、お父さんから、らっこの上着が来るよ。」その子が投げつけるようにうしろから叫びました。

          *****

十字になった町のかどを、まがろうとしましたら、向うの橋へ行く方の雑貨店の前で、黒い影やぼんやり白いシャツが入り乱れて、六七人の生徒らが、口笛を吹いたり笑ったりして、めいめい烏瓜の燈火をを持ってやって来るのを見ました。その笑い声も口笛も、みんな聞きおぼえのあるものでした。

         *****

ジョバンニは、もう露の降りかかった小さな林のこみちを、どんどんのぼって行きました。まっくらな草や、いろいろな形に見えるやぶのしげみの間を、その小さなみちが、一すじ白く星あかりに照らしだされてあったのです。 草の中には、ぴかぴか青びかりを出す小さな虫もいて、ある葉は青くすかし出され、ジョバンニは、さっきみんなの持って行った瓜のあかりのようだとも思いました。

        *****

「ザネリがね、舟の上から烏瓜のあかりを水の流れる方へ押してやろうとしたんだ。そのとき舟がゆれたもんだから水へ落っこったろう。するとカムパネルラがすぐ飛びこんだんだ。そしてザネリを舟の方へ押してよこした。ザネリはカトウにつかまった。けれどもあとカムパネルラが見えないんだ。」「みんな探してるんだろう。」「ああすぐみんな来た。カムパネルラのお父さんも来た。けれども見附からないんだ。ザネリはうちへ連れられてった。」

 宮沢賢治  「銀河鉄道の夜」  青空文庫より抜粋


石井桃子さん雲に乗る・・・。

2008-04-09 | 本と雑誌

Non 児童文学作家で 日本芸術院会員の石井桃子さんが 二日に101歳で亡くなれたことを数日前のニュースで知り 思わず 子供のころに読んだ 本棚の奥にしまってある 「ノンちゃん雲に乗る (福音館創作童話シリーズ)」や「クマのプーさん クマのプーさん プー横丁にたった家」をひっぱりだしてみました。Phoo2

石井さんは日本女子大卒で 出版社の編集者時代に 英国の作家A・A・ミルンの「プーさん」に出会い 児童文学の道にすすまれたそうで、プーさんの翻訳を手掛けながら 1947年に発表した初の創作「ノンちゃん雲に乗る」がベストセラーになり 1955年には映画化もされたそうです。 その後の ビアトリクス・ポターの「ピーターラビット」やディック ブルーナの「うさこちゃん」シリーズなど多くの海外作品を翻訳をなさいました。 編集者としても 岩波書店で「岩波少年文庫」の創刊(1950年)に携わり、 58年には東京 荻窪のご自宅を開放して 子ども図書館「かつら文庫」を創設なさったそうです。(後に設立発起人であった「東京子ども図書館」が財団法人になる(1974))。 

私の 石井桃子さんの「ノンちゃん・・・」との出会いは 小学校の高学年か中学生の頃の母のすすめで、 出版されてから二十年以上もたっていたので 有名な作品といっても 同年代の友達にはあまり知られていない作品でした。

Book2 (絵の中川宗弥さんは 大~好きな「ぐりとぐら」シリーズや 「いやいやえん―童話」の作者中川李枝子さん(絵の山脇(旧姓 大村)百合子さんは李枝子さんの実の妹さんです)とご夫婦でいらっしゃいますが 私は 小さなころから 中川夫妻の作品、「ももいろのきりん (福音館創作童話シリーズ)」の大ファンです♪)

Pooh3 Poohq Pooh2

また 「クマのプーさん」 シリーズは石井桃子さんの訳ということを知らずに子供の頃に読み、 その後 今の子供たちと同様に ディズニーのアニメのキャラクターとしての方が定着していたのでBook_2  今回初めて 石井桃子さんの訳と知って 思わず本を出して 「あ。。。ほんとだわ!しらなかった。。」と思ったのでした。ブルーナーのうさこちゃんも ピーターラビットもとっても大好きなのに 絵の方に夢中で(笑) 翻訳者まで気づきませんでした。。。(ごめんなさい) 

Book3 同じく 石井さん翻訳の岩波子どもの本のバージニア・リー・バートンちいさいおうち」は 私の小さなころからのお気に入りの絵本で 今でも大切に本棚にしまってあり私の宝物の一冊でもありす。

自伝的小説の「幻の朱い実」という作品が1995年に 読売文学賞を受賞なさっておられるそうですが 是非 読んでみたい一冊になりました。

数日前の神奈川新聞の文化コラムの欄で 児童文学作家の今江祥智さんが 

「石井さんが87歳で出版した「幻の朱い実」を読み返して 作品が息づいていることにドキドキした。100歳近くなって改訳されたエレナー・エスティスの「百まいのドレス」を読み改め 50年も前にこの作品を選ばれた先見性に脱帽していた。「幼ものがたり (福音館文庫)(1981年)を読み直したとき その文体のきりりとして自在なところにひきつけられた。 小説家 童話作家 翻訳家 エッセイスト 子ども文庫の主催者・・・として多面的な石井さんの全貌が ちゃんと見渡され評価されるのはこれからのことだろう。」

と述べられておられるのを読んで 私ももう一度 石井さんの素晴らしい感性にひたってみたくなりました。また 今井祥智さんの作品も素晴らしいですし 石井さんをはじめ  古きよき時代を また 貧しい時代を 戦時中を 復興の時代を 生き抜いた方でなければ書けないであろう 素晴らしい児童文学作品の数々を これからの子供たちにも伝えていきたいと思わずにいられません。 

本好きの長女も出版社勤務で編集者のかけだしですが 児童文学の編集を夢見ているようです。若い頃はいろいろな分野を経験して 将来 イツカ彼女の夢がかなうことが私の夢でもあるのです。

 

目のさめるような経験をした。 引っ越したとき柱の角にものをぶつけ へこみをつけた。すると大工さんはタオルに水をふくませてそこにあてがいセロハンテープでとめた。 それから毎日そこに水を注いではふさぎすると、一週間でへこみの鋭い線がほとんど消えた。 また 絵の額が落っこちるはめになり ふちが大きくへこんだときも ぬれた布をあてて二日で元通りになった。 生きているものは反応し 再び動き出す。プラスチックではどうだろう。子供をプラスチックにしてはならないと 日に何度も心にくりかえす。 (石井桃子さんのエッセイより。  今江祥智さんのコラムから抜粋)

素晴らしい 作品をありがとうございました。 謹んで石井さんのご冥福をお祈り申し上げます。 合掌。

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追記・・・
数日後 「ノンちゃん雲に乗る」を読み返そうと  数ページ読んでいたら  涙があふれてきて 途中で読めなくなってしまった・・。
母をなくして半年。
ときどき発作のように 母の姿を 声を 言葉を 思い出し涙がこぼれる。
石井さんは 祖母の年代になるのだけど  ノンちゃんの時代の家庭の様子 母子のやりとりなど  母のことや 自分のこども時代まで思い出してしまう。
そして 思った。
おかあさん まだまだ訊いてないことがいっぱいあったよね・・
もっといろいろ昔のお話をきいておけばよかった・・
でも もうおそいね・・。ごめんね おかあさん・・。

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08pos 4月23日~5月12日まで こどもの読書週間で 今年は第50回目を迎え こどもたちにもっと本を、こどもたちにもっと本を読む場所をとの願いから、「こどもの読書週間」は1959年(昭和34年)に誕生したそうです。子供の日などの連休をはさんで 図書館や本屋さん、学校では、読み聞かせなどの行事が行われ、大人が本をこどもに手わたす週間でもあります。お子さんと一緒に本を読んだり 図書館に足を運んでみてはいかがですか?連休前に 地域や自治体の広報誌や情報誌でイベントをチェックするのも良いですね♪ 

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アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ★星の王子さま

2006-12-23 | 本と雑誌

Saintexupry 数日前の夜 NHKのプレミアム10で「星の王子さま こころの旅 サン・テグジュペリ 愛の軌跡」を見ました。世界各国で出版され読み継がれてきた「星の王子さま」の作者であるサン・テグジュペリの妻、コンスエロのトランクが2000年に開けられ、二人のラブレターが発見され 夫妻の愛と葛藤から この作品が生まれたということがわかったそうです。

私の「星の王子さま」の本にはさんである新聞の切り抜きには次のような内容が書かれているので コンスエロとの出会いや 愛と葛藤の日々については今回の番組で初めて知り 大変興味深く見ました。

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(1999年4月18日朝日新聞日曜版・100人の20世紀より)

アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリは 1900年フランスのリヨンの伯爵家に生まれました。二十歳で兵役につき、航空隊で操縦士の資格を取り、22歳で除隊し、婚約者がいたため職探しをしました。タイル会社の事務員、トラックのセールスマン、前に美術学校に通っていたこともあり、挿し絵も描いたりしました。でも、ぐずぐずしすぎたために婚約者は他人の奥さんになってしまいました。失意の彼を迎えてくれたのは大空でした。航空郵便の飛行士となり、アフリカのジュビー岬の飛行場の責任者となり、降る星を見上げながら砂漠の中で1年半、たった1人で暮らしました。「孤独だが人生で一番幸せな日々だった」っと回想しています。「南方郵便機」「夜間飛行」などの飛行士の体験を書き、作家としての成功をつかみ結婚もしました。
でも、相変わらず世渡りは下手で第二次大戦が始まったときはアメリカに亡命もし、その時に「星の王子さま」を書きました。でも数々の中傷により、再び戦場に向かった彼は1944年7月31日、偵察機でとびったたまま、地中海あたりで行方不明となったそうです。
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<持っている本に関連した新聞の記事などがあると 切り取って 本にはさんでおくのも私の趣味?のひとつで 何年か後にその本を取り出した時に また違った楽しみにもなります。また 本は作品を読む前に 作家の年表や生い立ち、時代背景などを知ることによって小説の面白さが増すような気がします。>

この記事の後、 生誕100年にあたる2000年に彼の乗っていたとされる飛行機の残骸が 南仏マルセイユ沖で発見され、、製造番号から搭乗機と断定されたということも記憶に新しいですね。Saintexupry2
また彼の代表作品である「夜間飛行」は1931年に フランスのフェミナ賞を受賞していますし、「人間の土地」も素晴らしい作品です。宮崎駿さんも彼の影響を受けているそうで この二つの文庫のカバー装画はともに宮崎駿さんです。

Saintexupry3箱根仙石原に 「星の王子さまミュージアム」があり 私のお気に入りの場所なので何度か訪れていますが、この作品にふれるといつも 大好きな 金子みすゞ の童謡、「星とたんぽぽ」の「見えぬものでもあるんだよ」という言葉が、星の王子さまが地球でふと出逢ったキツネに、「心で見なければ、物事はよく見え ない。肝心なことは、目に見えない」と教わることに通じるものがあると思うのです。金子みすずも サン=テグジュペリも同じ頃に生きてた人なのですね。全然違う国、民族、環境でも、こころに感じることは同じで 作品としては全然違うものなのに、どちらも大人になって忘れかけていた大切なことを思い出させてくれる作品なのです。

   

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ところで。。。 ミュージアムを訪れて サン・テグジュペリの写真を見た時、ん?・・・誰かに似てる・・・あっ そうだ!日産のカルロス・ゴーン社長さんだわ。。。と思った記憶が。。(笑)


灰谷健次郎さん

2006-11-27 | 本と雑誌

今月23日に 児童文学作家の灰谷健次郎さんが72歳で亡くなられました。本棚にある「兎の眼」を読んだのは遠い昔 中学生か高校生の頃。ゴミ焼却炉のある町の学校を舞台に個性豊かにひたむきに生きる子供たちと 新任教師のかかわりを描いた作品はこころあたたまるというより衝撃的な作品でもありました。「兎の眼」は国際アンデルセン賞特別優良作品にも選ばれたそうですね。教育問題が毎日のように取り上げれられる昨今、灰谷氏の弱いものへのあたたかな眼差しが豊かな経験から描かれ、子供と向き合うことで教師や大人も成長していかなければならないことを学べる本でもあると思います。また生きることの大切さ を子供たちに教えてくれることでしょう。

神戸の下町が舞台で沖縄戦をテーマにした「太陽の子」(路傍の石文学賞)は読んだ事がなく 沖縄戦にこだわりを持つ私として これから読みたい一冊になりました。また灰谷氏のライフワークであるといわれる「天の瞳」という作品も知らなかったので 読んでみたいです。

       天の瞳 幼年編〈1〉

子供たちに本を読みなさいというのではなく 一緒に読んで語り合うことの大切さ そして本から人生を学ぶことの大きさを感じます。もっと「命」を語り合う機会を 「学校」であるまえに まず「家庭」から持ちたいと考えます。

   謹んでご冥福をお祈り申し上げます       合掌

独立プロ名画特選 兎の眼

せんせいけらいになれ

海になみだはいらない

灰谷健次郎??その「優しさ」と「文学」の陥穽


杉 みき子 「小さな町の風景」~木のある風景~至福の季節 より

2006-10-01 | 本と雑誌

Kinmokusei2_3 それは、ある朝、とつぜんやってくる。目をさまし、窓をあけたとき、つめたい空気の中に、かすかにただよう奏楽の音。
去年も、おととしも、その前の年も、この町に生まれおちるときからずっと、この季節が来るたび、人びとの耳にとどけられてきたなつかしい音楽。秋の序曲。       

               心おちつかぬ日々のはじまり。
                   < 杉みき子 至福の季節より>Kinmokusei_1

           杉みき子 作品

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杉 みき子   (本名 小寺佐和子)

昭和5年(1930年)  新潟県高田市(現在 上越市) 生まれ。「日本のアンデルセン」と賞される。小川未明が卒業した大手町小学校の後輩で、在学中にそれを知って驚き、児童文学を志す。
かくまきの歌』      日本児童文学者協会新人賞
小さな雪の町の物語』 小学館文学賞
小さな町の風景』    赤い鳥文学賞 受賞
ペンネームの由来は「高田は杉の木が多く、花という柄ではないので、ただ立っているだけの幹のほうが似合っている」 からだそうです。

杉みき子さんの作品は小学校の教科書にも登場し、こころあたたまる童話の短編物語です。雪国の風土に根ざした散文詩的な味わいはこころにやさしく響き 、日本のふるさとのなつかしくきびしい日常の生活の情景が大人の心にも夢をつむぎだしてくれるのです。
素晴しい童話は 大人になって読んでも感動するのです。

 *キンモクセイの香る至福の季節。 

     あなたも秋の序曲に五感をすませてみませんか?*

私は かくまきの歌 と 杉みき子選集〈1〉わらぐつのなかの神様 が大好きです♪


空色。・。・。・。そらいろ

2006-05-30 | 本と雑誌

Aozora_1 空の色が好き。そらいろという言葉も大好き。

絵本では 「そらいろのたね」(中川 李枝子  著  大村 百合子 絵)が大好き。ぐりとぐらのシリーズはとってもかわいい。李枝子さん百合子さんご姉妹の作品は 「いやいやえん―童話」 も子供の頃から大好き。Gurigura
児童文学では  「車のいろは空のいろ 春のお客さん」(あまんきみこ)が大好き。小学校低学年の教科書にも登場する作品です。このシリーズの「すずかけ通り三丁目」など あまんきみこさんの作品は心温まるお話がたくさんだから。。。
  
Sorairo また 空色勾玉」 (荻原規子)は お話もタイトルも大好き。こちらはご存知ない方が多いと思いますが 児童文学といっても、中学生か高校生以上向きの名作で、大人が読んでも楽しいです。荻原規子さんの勾玉三部作である「空色勾玉」「白鳥異伝」「薄紅天女」は 大人でもワクワクする古代のファンタジーの世界♪

以前 出雲の国(島根県)に旅行に行き 出雲大社を参拝し、境内を歩きながらこのお話の神話の世界を思い出しました。「そらいろまがたま」という 言の葉の響きも 勾玉も大好きで、私の大切なお守りでもあります。

2_12 Photo_51

出雲の国の勾玉を知ってる?そっと振ってみると玉と玉が触れ合うかすかな玉響(たまゆら)の音(ね)は 遠い遠い いにしえから聞こえる幸せが蘇る音・・・。

縁結びの神様には 4回拍手であなたの分も 幸せ(四合わせ)祈願  by Yukari

Magatama_2 鳥取 島根の出雲路の旅は 鳥取砂丘 白兎海岸 皆生温泉 宍道湖 松江 出雲大社 足立美術館などどこも初めてでしたので大満足の旅でした。鳥取砂丘もとっても広くてびっくり。

Photo_48 Photo_50

*庭園もまた一幅の絵である 足立全康


戦争児童文学

2006-05-30 | 本と雑誌

1945年5月29日の横浜大空襲から61年がたちました。改めて戦争がないことの幸せを感じますが こうしている間にも 世界では多くの争いが起きているのですね・・。世界大戦の悲惨さを体験なさった方々も年々少なくなり、戦争を知らない私たち世代が親や祖父母から聞いたお話を子供たちに語り継いでいかなければならないと思います。

子供たちが幼稚園から小学生の頃、よく一緒に図書館に行き、戦争児童文学を一緒に読みました。こころに残った 主な児童文学作品を紹介させていただきます。(作家 敬称略)

 長崎源之助  五十年めの手紙 ガラスの花嫁さん 焼けあとの白鳥
 今西祐行  一つの花 あるハンノキの話  ヒロシマの歌 ゆみ子とつばめのおはか 光と風と雲と樹と
 松谷みよ子  まちんと ふたりのイーダ
 那須正幹   折り鶴の子どもたち―原爆症とたたかった佐々木禎子と級友たち ねんどの神様
 杉みき子   地平線までのうずまき  ともしび
 あまんきみこ ちいちゃんのかげおくり  すずかけ通り三丁目   
 今江祥智   あのこ  兄貴
 比嘉富子   白旗の少女
 おおえひで  八月がくるたびに
 壺井栄    二十四の瞳  
 山口勇子   おこりじぞう
 大川悦生   おかあさんの木
 大野允子   八月の少女たち―ヒロシマ・1945   
 原のぶ子   灯ろう―リョウヘイの夏
 砂田弘    おばあさんのとっくり
 宮川ひろ   夜のかげぼうし フミとあにいとつばきの木 つばき地ぞう
 椋鳩十    マヤの一生
 高木敏子   ガラスのうさぎ―朗読絵本

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 本屋さんでは見つからない本もありますので 図書館がおすすめです。また 図書センター出版の「戦争と平和」子ども文学館(全20巻・別巻1)に戦争児童文学」作品が87点選ばれ「戦争とは何か」「戦時下の暮らし」「沖縄戦」など14のテーマに分けて収録されているようです。

戦争のお話やアニメ 映画などは、小さな子供が怖がったりするので、どうしても避けてしまいがちになりますが、きちんと向かい合って話す機会を持つことは大切なことだと思います。児童文学にも素晴らしい作品が数多くありますし、無残な表現がなくても悲惨さや悲しみが伝わる作品も沢山あります。ただ子供に本などを与えるのではなく、小さな頃から一緒に読んで 話しあってみてはいかがでしょうか。反戦意識を養うというよりも 平和であることの幸せ 些細な日常に感謝する気持ち 人が亡くなることの悲しみなど・・・受け止め方はいろいろでいいと思うのです。

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わたしの8月15日―児童文学作家と画家が語る戦争体験

戦争児童文学は真実をつたえてきたか―長谷川潮・評論集


松谷みよ子さん

2006-05-30 | 本と雑誌

寺村輝夫さんと同じく 坪田譲治氏に師事し、「びわの実学校」同人でおられる松谷みよ子さんは龍の子太郎」(国際アンデルセン賞優良賞受賞作品)や「ふたりのイーダ」や「オバケちゃんシリーズ」をはじめ民話などの作品でも知られていますが、私は小さい頃から「モモちゃんシリーズ」(野間児童文芸賞、NHK児童文学奨励賞受賞作品)が大好きでした。そして二人の娘たちもまた モモちゃんのお話が大好きでした。モモちゃんシリーズは全6巻を40年にわたって書かれた作品で、松谷みよ子さんご自身の子育ての記録でもあるのです。

 1.ちいさいモモちゃん
 2.
モモちゃんとプー
 3.
モモちゃんとアカネちゃん
 4.
ちいさいアカネちゃん
 5.
アカネちゃんとお客さんのパパ
 6.
アカネちゃんのなみだの海

松谷さんの二人のお嬢様をモデルに、離婚なさり 若くして亡くなられた「パパ」のことなど、当時の児童文学の世界では タブー視されるようなお話だったのにもかかわらず、大Iyaiya 人気のシリーズとなった作品です。

1歳半から保育園育ちだった私は 当時母親が仕事を持っている子供が少なくて、保育園での生活は楽しい世界であると同時に 淋しいと思うこともある気持ちを 本の世界が表現してくれたのです。ですから 保育園を舞台にした「いやいやえん―童話」も大好きな作品でした。また、モモちゃんのお話の中に出てくる保育園の「赤ちゃん部屋」というのも身近な存在だったのです。

でも、モモちゃんのママは「育つ木」で パパは「歩く木」なので、小さな植木鉢の中に一緒にいると枯れてしまうばかりでなく、ママのところに死に神がやってくるのです・・という 離婚の表現は子供にとっても衝撃的なものでもありました。(小さな子供にとっても 理屈がわかるので)  そして 最後の「アカネちゃんのなみだの海」では、ママとお別れした後も お客さん♪になってきてくれたパパが、病気になり 「本当のお別れ」をする日がやってきたこと・・・。また、小さかったモモちゃんや アカネちゃんも長いシリーズの中で 本当に大きくなって成長する姿には 涙が止まらず 何度も読み返しました。幼い娘たちもかつての私と同じように夢中で読んでいました。

* 死んだ親が、あとにのこす たからものはなにぞ
  力強く男らしい それは  しごとのうた *

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松谷みよ子 プロフィール

1926年2月15日 東京、神田に生まれる。 坪田譲治に師事し、1951年、『貝になった子供』で第一回児童文学者協会新人賞を受ける。以後「モモちゃん」シリーズ(野間児童文芸賞)や「オバケちゃん」シリーズ、「ふたりのイーダ」「まちんと」などの戦争児童文学、
「龍の子太郎」(国際アンデルセン賞優良賞)の他、日本民話の会運営委員、「びわの実学校」同人 。松谷みよ子民話研究室を主宰する。

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寺村輝夫さんと今西祐行さん

2006-05-30 | 本と雑誌

一週間ほど前 新聞の訃報欄で 児童文学作家の寺村輝夫氏が肺炎のため77歳でご逝去なさったことを知りました。寺村さんの主な作品である毎日出版文化賞を受賞した『ぼくは王さま』をはじめとした『王さまシリーズ』は子供たちが小学校低学年の頃大好きなお話で 「おしゃべりなたまごやき」など数冊が本棚にもあります。

早稲田大学在学中に坪田譲治氏に師事し、「びわの実学校」の同人となり、卒業後は創作活動に専念する傍ら、文京女子大学教授も務められたそうです。ご自宅を開放し「王さま文庫」を開設する一方、童話雑誌「のん」も主宰なさっておられたそうですが、多くの子供たちに楽しい作品をたくさんありがとうございました。謹んでご冥福をお祈り申し上げます       合掌

坪田譲治氏の作品では いもとようこさんの絵がとってもかわいらしい「きつねとぶどう」が大好きです。母ぎつねの子ぎつねへの無償の愛は小さな子供にも感動を与えてくれるのです。

「びわの実学校」は 早稲田童話会OBの寺村輝夫さんのほか今西祐行さん 大石真さんや、稲門以外にも松谷みよ子さん あまんきみこさんなど児童文学を代表する作家がたくさんいらっしゃいますが どの作家の作品も大好きで 子供たちが小学生の頃 よく図書館で借りて一緒に読みました。

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坪田譲治 
1890年3月岡山県に生まれる。早稲田大学英文科卒。小川未明に師事し、「赤い鳥」に短編童話を発表する。1939年新潮文芸賞受賞。1955年芸術院賞受賞。
「びわのみ学校」を創刊・主宰し、新人の育成につくした

小川未明は 「赤い蝋燭と人魚」が幻想的な作品でひきこまれてしまいます。

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今西祐行さんも 一昨年の12月に81歳でご逝去なさいましたが、戦時中 学徒出陣を経て原爆投下後の広島で救援隊を務めた体験から 「一つの花」 「あるハンノキの話」 ヒロシマの歌など戦争児童文学の名作を発表なさっておられ、戦争の悲惨さや子供への親の愛情を描いた童話 「一つの花」 は小学校2年生の教科書にも掲載されています。 代表作には『肥後の石工』(日本児童文学者協会賞、国際アンデルセン賞国内賞) 『浦上の旅人たち』(野間児童文芸賞)がありますが、作家活動のかたわら、子供たちの教育に土を耕すことを取り入れることを提唱し、自宅近くに「菅井農業小学校」を創立なさっておられました。作物と同じように人間形成には豊かな土(家庭や生活環境、社会など)が必要であるということは あたりまえのようで今の子供たちにこそ一番大切なことなのだと思います。

★ 生きること耕すこと <今西祐行> icon

 チョコレート戦争 大石真

 龍の子太郎  松谷みよ子

 車のいろは空のいろ 白いぼうし  あまんきみこ

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アメリカインディアンの教え(子どもが育つ魔法の言葉)

2006-04-19 | 本と雑誌

愛子様 ご入園おめでとうございます。

皇太子様が去年のお誕生日のご会見で 愛子様のご教育方針としてご感銘なさった、アメリカの家庭教育学者、ドロシー・ロー・ノルトの「子ども」という詩は、スウェーデンの中学校の社会科の教科書に収録されているそうですが、かつて、早稲田大学の教授であり心理学者の加藤諦三氏が「アメリカインディアンの教え」として紹介した詩です。

子供が育つ魔法の言葉」「子は親の鏡」という題としても知られているかもしれませんが、私はずっと アメリカインディアン(ネイティブ・アメリカン)の教えとして記憶していました。

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子どもたちはこうして生き方を学びます
(Children Learn What They Live)

★批判ばかり受けて育った子は、非難ばかりします。
If a child lives with criticism He learns to condemn.

★敵意にみちた中で育った子は、だれとでも戦います。
If a child lives with hostility He learns to fight.

★はげましを受けて育った子は、自信を持ちます。
If a child lives with encouragement He learns  confidence.

などなど・・ 子育てをしながら 親である大人が学ぶ言葉がいっぱいの世界中で愛読されている子育てバイブルです。

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絵本からうまれたおいしいレシピ2


わたしが一番きれいだったとき ~茨木のり子~

2006-04-19 | 本と雑誌

2月に新聞の訃報欄で、詩人の茨木のり子さんのお名前と、詩の題名を初めて知り、興味を持ったので 記事を切り抜いて手帳にはさんでおいたのを読み直してみました。
79歳でいらしたそうですが 戦時中に女学生、二十歳で終戦を迎え、私の母より少し年上の方で、私は小さな頃から、母の戦中戦後の体験や学生寮の話などをよく聞かされて育ったせいか、記事を読んで親近感を持ちました。 母も女学校 師範学校を出て ずっと働く女性であり 茨木さんと同じ時代を生きてきたのだなあ・・と思ったのです。
茨木さんは20代で詩を書き始め、鋭い感性で戦中戦後の女性の実感をうたった詩人だそうで、自立した女性の生き方が支持され その作品はベストセラーにもなったそうです。

「わたしが一番きれいだったとき」という題名は 学徒動員などの母の戦時中や戦後の話とかさなり 女性として一番美しい時代を大変な思いで生き抜いていらしたことが伺えます・・。彼女の作品はまだ読んだことがないので近いうちに読んでみたいです。

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           ★自分の感受性くらい

先日、金スマの波乱万丈で橋田壽賀子さんがゲストでいらした時も、昔 NHKの連続ドラマで放映された 橋田さんの自伝小説作品の「春よ、来い」を思い出し、時代背景や自立する女性の生き方が 茨木さんとも重なりました。

わたしが一番きれいだったとき
街々はがらがら崩れていって
とんでもないところから
青空なんかが見えたりした

わたしが一番きれいだったとき
まわりの人達が沢山死んだ
工場で 海で 名もない島で
わたしはおしゃれのきっかけを落してしまった・・ 

戦争を体験した方々が亡くなるのは残念ですね・・。謹んでご冥福をお祈り申し上げます。 

合掌

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リリー・フランキー「東京タワー」~情熱大陸~

2006-04-17 | 本と雑誌

今夜の情熱大陸は 今月5日 第三回 本屋大賞に選ばれた リリー・フランキーさんでした。大賞に選ばれたのは「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」。既に100万部以上(今は155万部以上だそうです)売れているベエストセラー本が選ばれたのはちょっと意外な感じもしましたが まだ作品を読んでいないので 今日の番組を興味深く見ました。

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本屋大賞とは「全国書店員が選んだいちばん売りたい本」というのがキャッチフレーズで、過去の二回は 小川洋子さんの博士の愛した数式(読売文学賞も受賞)と 恩田陸さんの夜のピクニック(吉河栄治文学新人賞も受賞)です。Book

TVでリリー・フランキーさんを初めて拝見して ユニークな方だな・・と思いました。今は亡きお母様から得たものの大きさや、お母様への感謝の気持ち、次に書くものはまだ決まってないが、書くべきものが見つかるまで書かないし 「オカン」に見せられるものを書くという言葉にも感動しました。また作家としてだけでなくイラストレーター、写真家、ミュージシャンとしても様々なジャンルでご活躍なさっておられるそうで、その多才さにもびっくりしました。プロフェッショナルであることがすごいわけではなく、アマチュアでもプロがびっくりするようなプロを直す人もいるのだという驕らないお人柄にも好感を持てました。40歳を過ぎてもお箸や鉛筆を上手に持てないけれど 上手に持てる人よりボクは美しい字を書く。それは「オカン」からの贈り物なのだ。というお話にも頷けました。型にはめる教育ではなく 子供の個性を伸ばす教育こそが大切なのだと改めて思いました。また幼馴染のお友達「前野クン」のお父様が、彼らが進学した時に 自分の息子である「前野クン」と同じ時計を「ボク」にプレゼントしてくれたお話にも感動でした。自分の子供と同じように 子供の親友も大切にする親はなかなかいないですし、私も見習うべきものがあるな。。。と思いました。

桜吹雪の舞う季節に亡くなられたお母様のために 近くにお墓を買われたというお話にも涙です・・・。

長編小説東京タワー~オカンとボクと、時々、オトン~は、「泣き顔を見られたくなければ電車で読むのは危険」なのだそう。。。この夏、フジテレビ系でドラマ化も決定だそうです。「オカン」を田中裕子さん、「ボク」をゴールデンドラマ初主演で北海道テレビ(HTB)「水曜どうでしょう」でメジャーになった大泉洋さんが演じるそう。そして「オトン」は蟹江敬三さんで、「ボク」の幼少時代は神木隆之介クンだそうで、楽しみです♪ 

私も読もうっと!

*ぐるぐるぐるぐる、ぐるぐるぐるぐる。

  わたしの独楽の芯。憧れの中心はなんだろう。。。*


いま、会いにゆきます。

2006-04-17 | 本と雑誌

今夜はTVで 市川拓司の同名ベストセラー小説映画 「いま、会いにゆきます」 を観ました。ドラマ化された作品は見ませんでしたが、昨年 本を読んだあと、映画を映画館で観たときと違う感想は まず。。。結子ちゃんと獅童クンが いま、こんなカンジのご夫婦なのかなあ。。。赤ちゃんは獅童クンに似てないといいなあ・・・とかわいらしい結子ちゃんを見ながら思ったことです。

* 雨の季節になったら、ママは必ず戻ってくる。*

何度観ても涙ですが、子供にとって母親の存在の大きさはいつの時代 どこの国でも同じですね。

Imaai

この映画を観たあと 私がもし余命わずかだとわかったら・・・映画の真似をして、子供たち(未来なら孫♪)の誕生日に毎年、ケーキ・・・じゃなくて・・お花を届けるようにお花屋さんにお願いしたいなあと思いました。でも私はわがままだから 自分の命日に毎年お花を届けてもらって家族に私の命日をずっと忘れないでね。。。って伝えたいかも。

それから・・ という名前の響きが素敵だなと思うと同時に、昔、NHKの連続ドラマで沢口靖子さんがヒロインの銚子を舞台にした 「澪つくし」というドラマがあったことを思い出しました。「澪つくし(澪標)」とは河川などを通行する船に、通りやすい水路をさししめすために立てた杭のことであるそうです。

 いま、会いにゆきます スタンダード・エディション

 ★いま、会いにゆきます

 ★おぼえていてね―アーカイブ星ものがたり

 ★いま、会いにゆきます オリジナル・サウンドトラック

 ★ずっと、ずっと、あなたのそばに―映画「いま、会いにゆきます」 澪の物語

 今度 天国の本屋~恋火 も観てみたいな♪


Life is a journey towards the guiding light. ....

2006-04-11 | 本と雑誌

 Life is a journey towards the guiding light 

   人生は、光によって導かれる旅・・・

        ( 辻仁成 著  「 太陽待ち 」で 見つけたコトバ♪)

人は何故 太陽の美しい輝きに感動するのだろう。人生の至福のときは 光に包まれる。そんな気がするのです。そしてこの地球上で生きている限り、光に導かれながら 人生の旅をしているのだと思わずにはいられません。

本当の旅も大好き!

星野道夫さんのエッセイの中に

 旅をするということは、通り過ぎてゆく土地に眠るたましいを揺り動かすことなのだ  

 イニュニック 生命―アラスカの原野を旅する

 オーロラの彼方へ―Michio’s Northern Dreams〈1〉

という言葉がありますが・・、私も旅をすると そこの土地に眠るたましいに揺り動かされることがあります。沖縄を訪れると、沖縄の声が聞こえる気がする。山口県の仙崎を訪れた時は、金子みすゞ声が聞こえた・・・というより、みすゞの目に映ったものが、Oumijima_1 今 私の瞳にうつっていることにさえ感動するのです。

  金子みすゞ―生誕一〇〇年記念

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 星野道夫さんは、10年前 ロシア カムチャッカ半島での取材中、就寝中のテントをヒグマに襲われ、43歳で急逝された国際的な写真家です。千葉県市川市の生まれで 慶応大学卒業後、アラスカ大学野生動物管理学部へ入学すると同時に撮影活動を始め、数々の賞を受賞なさっています。星野氏は写真だけでなく言葉の表現も素晴しく、アラスカのマイナス40度の氷河地帯の大自然や、そこに生きる動物たちの写真が、彼の言葉とともに 生命の素晴しさ 自然との共存を私たちに問いかけてくれるのです

* 目に見えるものに価値を置く社会と、見えないものに価値を置くことができる社会の違いをぼくは思った。そしてたまらなく後者の思想に魅かれるのだった。     

 無窮の彼方へ流れゆく時を めぐる季節で確かに感じることができる。自然とは、何と粋な計らいをするのだろうと思う。一年に一度、名残り惜しく過ぎゆくものに、この世で何度めぐり合えるのか。その回数をかそえるほど、人の一生の短さを知ることはないのかもしれない。 

 生きる者と死す者。有機物と無機物。その境とは一体どこにあるのだろう。
星野道夫 
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古都を訪れ、寺社仏像や景色を眺めていると、遠い遠い、いにしえの世界の音がかすかに聞こえるような気がする。・。・。

そして。 水の青さ。蒼さ。藍さ。打ち寄せる波の音。きらきらひかる水面。もぐった時の感覚。息が泡になる音・・。潮の香り。風の流れ。
どれも懐かしく心が落ち着くのは何故?胎児の頃の記憶なのかしら?それとも地球の生命の源は「水」だから、細胞が記憶しているのかしら。Kumijima
    

*人間の持つ哀しみと悠久なる自然。
 寄せては返す波の調べに人の心が静まるのは私たちが身体のどこかに、遠い海辺の記憶が残っているからだろうか。* 
星野道夫

出雲の旅でもまた、古(いにしえ)の国から懐かしい響きが・・。城下町からは 昔の生活の音が。そしてそこに眠る人々の声が聞こえてくるようでした・・・。
 

 青ハート  出雲の国の勾玉を知ってる?Magatama
    そっと 振ってみると・・・
    玉と玉が触れあう かすかな
    玉響(たまゆら)の音(ね)は
    遠い 遠い いにしえから聞こえる
    幸せが蘇る音・・・ 

 Photo_16

縁結びの神様には 4回拍手であなたの分もしあわせ(四合わせ)祈願 ハート

   by ゆかり