柳原での花火は音と西の夜空が明るくなるような気配だけなんです。
最初の仕事はボタンで何通りにもピカピカ光るステックの確認です。
夏の雨にはブーツ(ゴム長)よりサンダルです。
花火の終了が早まったのと発電機のトラブルでスリルマンテン!
映画なんかじゃなく ミッションインポッシブル
はたまたタイト・ロープの世界が味わえるんです。
多くの人達の流れは動き出してからでは修正不可能なんです。
ポン太姉さんとパートタイム舎弟の僕は荒川土手下で
帰宅途中や柳原エーサーに向かう人達に
数百本のピカピカ棒を渡し続けながら
柳原と沖縄の宣伝をしてたんです。
「柳原商栄会からのプレゼントで~す!」
「配っているのは緑町の○○で~す!???」
なんてドナってたら
「それじゃ○ちゃん!」なんて声を掛けてくださる方も居て
僕も「いいですよォ~○ちゃんで!」
この辺が出たとこ勝負でドサクサ紛れのイベントの楽しさですね。
最初は子供が欲しがっても母親達は売りつけられては大変と
欲しがる子供の手を引いて強引に僕達を避けて
通り過ぎて行ったんです ・ ・ ・ がァ~~~~
渡した瞬間 「ハイ 500円ネ!」なんて言いやしませんって!
途中から人通りが多くなって ・ ・ ・
タダ つまり 無料配布と理解すると 我もワレモと大集合。
本数少なくなってから僕はスイッチ入れて光らせて
配布はモッパラ姉さんに任せて
天にいただいた大きな声で
「お子さんと75歳以上優先!並んでいる子供が優先で~す!!!」と
腹式呼吸も忘れて痛めていたノドはガラガラ。
「子供のオミヤゲに・・・」なんて人達からは当然 ニラマレ 恨まれ
憎まれ役。(そんな役、僕は残念ながら慣れてます)
おっと 初代のプリントが居ました。
昨年バージョンもペアルックで居ました。
柳原で僕は人間ではなく「悪魔のメフィスト」と呼ばれてますが
中央の方は「悪人」と呼ばれ一応は人間呼ばわりされてます。
ハチマキは たぶん善人で天国行きのチケット貰えるかも知れませんね。
シーサーのバージョン09です。
観客の方達の中には沖縄出身者も少なくなく
なんで? 持ってるの! と竹製カスタネットを両手の平に
装着なさっていたり指笛が アッチ コッチ から吹かれて
イツ終わるとも知れぬ宴タケナワの頃に僕は失礼させて頂きました。
やっぱ カッパ持ってきて正解。
当ブログお馴染みの左の腕にアディダスじゃない三本線のカッパは
完全防水 ・ ・ ・ ただ汗や熱気も抜けないので
外は雨、内は汗。
自転車ビュンビュンこいで大踏切から日光街道まで
二つの信号や道路工事もあってスクーターや自動車含めて
チャリの僕が先頭でゴール!
日曜日にゴールするツールのパリ、シャンゼリゼとは
かなり違った景色ではありましたが気分は上々。
その後 自宅までの二つの信号も青で帰宅するまで
ノンストップで走り 足を使い切った僕はマッサオ!軽い貧血?馬鹿!
音楽祭と違ってエーサーには外人部隊の参加が少なく
えぇ~~~
そんな大事な役を僕がしちゃってイイノ?
なんて~のも させて頂いたり
対外的な挨拶まで「柳原商栄会でございます ・ ・ ・ 」
とか お礼の言葉とか
誰も店の者が居ない時に僕が問われれば
「エッ 生ビール?飲みたいの? いいとも いいとも いっちゃってよ!」
「オボレルほど飲んでいいから!」 なんて言い放題。
沖縄はツエエ!!! ビールに焼酎、泡盛なんて 水代わりみたい
手酌ならぬジョッキ片手に手レバーときたもんだ!しかも女性。
もちろん 店の者が帰って来たんで
「飲み放題にしたから飲んだ分はパレットに回しといて!」なんて言ったけど
僕も店の彼らも 沖縄さん達が何杯飲んだか確認なんてしなっかった ・ ・ ・
回って来っこナイ 請求書なんですが
回ってきたらセリフは一言 「何のこったい? 野暮はナシだぜ!」
下町でイベント主催者側に就いた者は休業手当は当然無く
自腹覚悟の大盤振る舞いが常なんです。
もちろん 当然のようにギャラはもらいます!!!
使えやしませんが アトムならぬ自己満足通貨!
しかも 熱気と笑顔のオマケ付きグリコときたもんだ!!!