初先発のヒメネス、６四死球の乱調。スパイアーも２披弾でサヨナラ負け。

１１四死球！サヨナラ被弾！最下位脱出失敗…楽天　― スポーツ報知

◆西武７ｘ―４楽天(24日・県営大宮)

　口調は冷静だったが、言葉は過激だった。「反省してない。クビになって初めて分かるんや」。敗戦のバスへ乗り込む直前、星野監督が思わずこぼした。最下位脱出目前で、今季初の逆転サヨナラ負け。ただ、同じような惨劇を何度もくり返すナインに我慢できなかった。

粘投の沢村、７回無失点で東京ドーム初勝利！ 打線も爆発、１４安打１０得点で西武に連勝。

沢村東京ドーム初勝利！１０点爆発！こんな巨人が見たかった！ ― スポーツ報知

◆交流戦　巨人１０─１西武（１９日・東京ドーム）　

こんな勝ち方をＧ党は待っていた！　巨人の沢村が７回無失点で本拠地初勝利となる３勝目を挙げた。ルーキーの投げる日は援護が少なかった打線がついに爆発。小笠原が２安打３打点、阿部が３号２ラン、坂本が９号２ランと不調の３人が大暴れで、２試合連続の２桁安打、今季初の２桁得点をマークした。交流戦は１０勝１３敗１分けの７位だったが、終わりよければすべてよし。きょうから４日間、試合がないのがもったいないくらいです。

　思い切り笑いたかったけど、涙がこぼれそうだ。沢村は、口を真一文字に結んでゲームセットを見届けた。東京Ｄのお立ち台から見る光景は格別だが、ぎこちない笑顔を浮かべていた。「チームに迷惑をかけてばかりいた。この勝利を機に、ファンのみなさんの前でいい投球ができるように頑張りたいです」。５度目でつかんだ本拠地初白星。４万５５２２人の大観衆を前に、聞き取れないほどの早口で言葉を紡いだ。
　
巨人・沢村、東京ドーム５戦目で初勝利！ ― サンケイスポーツ

沢村７回無失点！登板５戦目で「幸せ」本拠初勝利 ― スポーツニッポン

復活！２５打席ぶりガッツ打！自己最長のトンネル抜けた ― スポーツ報知

阿部　弾丸３号＆好リード！攻守で“引っ張った”― スポーツニッポン

打線が爆発、澤村が本拠地初勝利！ ― 巨人軍公式サイト

「あれじゃ勝てんだろ」・・・守備に足取られた？ 先発・永井、５回５失点でＫＯ。

ミス続出楽天、草野＆稼頭央は激突ポロリ ― サンケイスポーツ

（交流戦、阪神７－０楽天、１９日、甲子園）

ミス続出。先発の楽天・永井は５回でＫＯ。最下位に逆戻りだ。ベンチから引き揚げてきた星野監督は柔和な表情だったが、それこそ、怒りがＭＡＸに達した状態だった。

　「甘いというか、ＤＮＡとしてあいつらには、あるんじゃないか。先発もあんなぶざまな投球をしたら勝てんやろ」

　三回二死二塁からブラゼルの飛球を草野と松井稼がぶつかってポロリ。四回無死二塁では嶋が捕前バントを三塁へ悪送球。さらに二死二塁から本塁のクロスプレーで左翼からの送球を嶋がポロリ。これでは勝てない。

楽天　元同僚に翻ろうされ零敗…１日で最下位転落 ― スポーツニッポン

内海、先制点を守り切り、涌井に投げ勝つ。３安打１失点９奪三振完投で９勝目。

長野、涌井撃ち決勝７号！今季本拠初で首位打者弾！ ― スポーツ報知

◆交流戦　巨人２─１西武（１８日・東京ドーム）　

　外角へ沈む変化球に下半身は崩されかけた。それでも、長野のバットはボールを逃さなかった。「カーブは頭になかったけれど、外の変化球はケアしないといけない。涌井には前回やられているので。反応です」。両軍無得点の５回無死。意表をつく涌井のカーブを、ライナーで左翼席に放り込んだ。１２試合ぶりの７号ソロは、本拠地での今季初アーチとなった。

　好成績とは対照的に、実はあまりの変化に戸惑っていた。今季から導入された統一球は想像以上の難敵だった。「こんなに飛ばないとは思わなかった」。出塁を最重要ポイントにあげている長野にしてみれば、出塁率３割７分９厘は合格ラインだが、フェンス手前で失速する打球を見たのはやはりショックだった。

ダル抜いた！Ｇ内海、両リーグトップ９勝 ― サンケイスポーツ

脇谷、一打同点の窮地を救う横っ跳び！！ ― スポーツ報知

大幅組み替え打線２桁安打も…原監督「重い雰囲気」― スポーツニッポン

内海の投打にわたる活躍で連敗ストップ ― 巨人軍公式サイト

雨中の甲子園、松井(稼）の先制２ランでコールド勝ち。

稼頭央“大好き”聖地で　先制２ラン！ ― スポーツニッポン

（交流戦 楽天２－１阪神、6月18日、甲子園）

　ＰＬ学園を卒業して１８年たっても、聖地で躍動する姿は変わらない。楽天の３番・松井稼が、初回に４号２ラン。結果的にこれが決勝点となった。

　「得点圏で打席が回ってくることが多い打順なので、走者を還すことが仕事という気持ちは持っている。初回に先制できたことは大きいよね」

　甲子園は試合前から断続的に雨が降っていた。降雨コールドの可能性が高く、先制点が普段以上に重要な一戦だった。初回１死一塁。フルカウントから内寄りの直球を左翼ポール際へ。体の軸をぶらさず、鋭く腰を回転させる技ありの一発に「うまいことバットが出た」と自画自賛した。雨が強くなった３回裏に一時中断。２度目の中断となった６回裏で降雨コールド。初回の２ランが相手に重くのしかかった。

楽天、松井稼の本塁打で雨中の接戦制す― サンケイスポーツ

星野監督、継投策ズバリ！１０年ぶり甲子園で虎退治…楽天 ― スポーツ報知

田中、３安打９奪三振、今季初完封。新外人・ガルシアが先制２ラン放つ。

マー君、今季初完封！ダルからパ主役奪った ― サンケイスポーツ

（交流戦、広島０－４楽天、３回戦、楽天３勝、１５日、マツダスタジアム）

ダルビッシュの次はマー君だ！！　楽天・田中将大投手（２２）が１５日、広島３回戦（マツダ）で３安打９奪三振、今季初の完封勝利を挙げた。この日の阪神最終戦（甲子園）で無失点記録が止まった、日本ハム・ダルビッシュ有投手（２４）を引き継ぐような無失点ショー。自己最速タイとなる球速１５５キロも２度計測し、防御率は１．１９でリーグ１位に。若きエースの進化が止まらない。

　それまでマウンドで冷静に振る舞っていた田中のギアが、明らかにチェンジした。七回、先頭の丸に左越え二塁打を浴び、さらに暴投で無死三塁。ここからが“底力”の見せ所だった。

　「あそこは何としてもゼロに抑えたかったので、全力投球でいきました。それが最高の結果になってよかったです」

　４番・栗原を１４５キロのスプリット・フィンガード・ファストボール（ＳＦＦ）で空振り三振。５番・岩本は１４４キロのスライダーで空振り三振。そして、６番・天谷も１４５キロのＳＦＦで３者連続の空振り三振。カープの主軸を力でねじ伏せ、２２歳は「ヨッシャー」とほえた。

自己タイ１５５キロ出た！マー君今季初完封　防御率１位 ― スポーツニッポン

ラミレスの２連発が水泡に。アルバラデホ、土壇場で悪送球＆逆転２ラン被弾。

巨人泥沼３連敗、今季最悪借金６…アルバラデホ痛恨逆転２ラン被弾 ― スポーツ報知

◆交流戦　巨人２─３ロッテ（１５日・東京ドーム）　

巨人はまさかまさかの大逆転負け。新守護神・アルバラデホが９回に痛恨の逆転２ランを被弾し泥沼の３連敗。ラミレス２発は空砲に終わり、東野の３勝目は一瞬で泡と消えた。借金は今季ワーストの６に膨らみ、悪夢から目を覚ますことができずにいる。

　ラミレスは２回、内角高めの直球を左翼席中段に１１号先制弾。１―１の同点で迎えた４回には、内角低めの変化球を左翼席へ２打席連続となる超特大の１２号ソロを放ち、主砲の存在感を示した。だが、打線はエース・成瀬から５安打２得点と打ちあぐね、あと１本あと１点が奪えず５勝目を許した。

巨人・東野、また援護なし「また頑張ります」 ― サンケイスポーツ

原監督　逆転負け３連敗に激怒「総括なんてできないな」 ― スポーツニッポン

ラミレス２打席連発も実らず、痛恨の逆転負け ― 巨人軍公式サイト

グライシンガー７回１失点も打線沈黙。延長１０回で競り負け、交流戦も負け越し決定。

巨人、首位・ヤクルトと今季最大の６差…東京Ｄで４勝１０敗、交流戦５年ぶり負け越し ― スポーツ報知

◆交流戦　巨人１─２ロッテ＝延長１０回＝（１４日・東京ドーム）

敗戦を見届けた原監督は、足早に会見場に向かった。わずか１点しか取れなかった打線について問われると、サバサバした表情で振り返った。「初回にウチの４番がタイムリーを打っていいムードになったけど、１点しか取れないからね。この上ないスタートを切ったのに、ということだね」

　相手先発・大谷から奪った得点は、結局、初回のラミレスの適時打だけ。打線のつながりはなく、タクトを振ろうにも先の塁は遠く見えた。７回、先頭の高橋由が左前打したが、代走は送らなかった。仮に二塁まで進めば、代走に鈴木を送り、１安打で勝ち越し点を狙う作戦もあったはず。だが、長野、阿部、藤村が凡退。３回以降、得点圏に走者を進められないのでは、点が入るはずもない。チーム打率は２割２分７厘と低迷したままだ。

　時間との戦いにも負けた。延長１０回開始時、時刻は９時を過ぎたところだった。今季は３時間半を過ぎて新しいイニングには入れないルールがある。両軍が１０回をあっさり終えれば、１１回に突入する。１０回に守備固めせず、１１回に打席が回るであろうラミレスを左翼に残したが、先頭・大松の左翼線の安打を緩慢にも見える守備で二塁打にされた。その後、１死一、三塁となり、アルバラデホから山口にスイッチ。左翼も矢野に代えたが、金泰均に犠飛を打たれ勝ち越し点を与えた。

沈黙のＧ…東京Ｄ初のベストオーダー実らず ― サンケイスポーツ

巨人　貧打で交流戦負け越し…ラミ「ボール替えれば」― スポーツニッポン

ラミレスの適時打で先制するも、投手戦に惜敗 ― 巨人軍公式サイト

８回二死からの攻防、オリックスに凱歌。沢村に援護なし、８奪三振完投も一球に泣く。

Ｇ・沢村、１球に泣く…八回被弾で完投負け ― サンケイスポーツ

（交流戦、オリックス３－２巨人、１２日、京セラＤ）

　巨人は１２日、オリックス４回戦に２－３で敗れ、連勝はならなかった。先発のドラフト１位・沢村拓一投手（２３）＝中大＝が７安打３失点で完投したが、前日１１日にベストメンバーがそろったはずの打線が２点どまり。期待のルーキーは５敗目（２勝）を喫した。

　呆然（ぼうぜん）と打球の行方を追う。八回二死二塁。北川に投じた１４６キロの直球を左翼席へ運ばれた。沢村は１２５球を投げ、７安打３失点８奪三振。チーム最多の２度目の完投は、白星に結びつかなかった。

　「最少失点で抑えていれば、いつか均衡は破れると思っていました。中盤から終盤にかけて安定したけど、まだまだ課題があります」

ラミレス１１年連続２ケタ弾！マルカーノに並び外国人最長 ― スポーツ報知

沢村５敗目　痛恨の一球…８回、北川に失投被弾 ― スポーツニッポン

澤村の力投実らず、オリックスに惜敗 ― 巨人軍公式サイト

先発・永井、７回１失点も青山乱調で逆転負け。

星野監督激怒　乱調・青山に試合中２軍落ち通告 ― スポーツニッポン

交流戦 楽天２―５中日 （6月12日 Ｋスタ宮城）

　楽天の星野監督が突然制球を乱した青山に、試合中に２軍落ちを命じた。

　１点を勝ち越した直後の８回に登板した右腕は２死から３連続四球で満塁とし、野本に逆転適時打を許した。ベンチの指揮官はコーチ陣に「今すぐ（２軍が試合をしている）横浜に行かせろ！」と激怒。試合後は「２死から３者連続で四球…このチームの甘さが出たな」とあきれ顔だった。


楽天・山崎、右手骨折で全治４週間 ― サンケイスポーツ