楽天メロメロ、４失策６与四球１０失点で連勝ストップ。

楽天、連勝ならず…先発ラズナーが４失点 ― サンケイスポーツ

楽天３―１０ソフトバンク （4月20日 北九州）

　試合前に発した、星野監督の悪い直感が当たってしまった。　

　予言（１）「カブレラの集中力はすごい。うちのルイーズとは大違いや。三振したけど、きのう（１９日）の九回はひとつ間違えば本塁打やった」　午後３時過ぎに北九州市民球場入り。注目していたソフトバンク・カブレラに、言葉通り一回一死一、三塁から左犠飛で先制を許した。　

　予言（２）「ここはグラウンドが固い。ようボールが跳ねるだろう。昔の広島市民がそうやった」　今度は二回一死一塁。川崎が放った打球が大きく跳ね、岩村の頭上を越す。ジャンプしたものの、つかみきれずに今季２個目の失策。　

　予言（３）「きのう（１９日）、ラズナーにあしたの球場を知っとるかって聞いたんや。小さいけど頑張って投げてくれ、と言っておいた」　すると前回１３日の登板で６回４安打１失点と好投したラズナーが、両翼９２メートルの狭さを気にしすぎたのか、一回からつかまり４回まで７安打４失点。　

１０失点に４失策…星野監督　今季最悪に失笑 ― スポーツニッポン

手に汗握る接戦、延長１０回裏二死満塁、山口が守り切れずサヨナラ負け。

坂本だけはいい！　チームで唯一の６戦連続安打　― スポーツ報知

◆阪神３ｘ―２巨人＝延長１０回＝（１９日・甲子園）　

今季初の「伝統の一戦」は、巨人がサヨナラ負けした。３時間半を超えて迎えた延長１０回裏、引き分けは目前だったが、新井良に右前打を許した。打線は７連敗中の能見に７者連続を含む１０三振を奪われながら、終盤に２度追いついたが、最後は守護神の山口がつかまった。開幕２連勝でスタートしたが、これで３連敗。借金１となった。

　食らいついた。１点を勝ち越された直後の８回２死一、二塁。坂本は小林宏の低めのスライダーをバットの先で懸命に拾った。阪神ファンの悲鳴の中、打球は三遊間を抜けていった。「２死（無走者）からつないでくれたチャンスだったので何とかしたかった」。執念で放った同点左前打。一塁ベースを回ると２度手をたたき、大きく息を吐いた。

東野、同点直後に失点「反省しなくては」― スポーツ報知

山口まさか…接戦落とし巨人痛い３連敗 ― スポーツニッポン

救援陣が粘れず、痛恨のサヨナラ負け ― 巨人軍公式サイト

岩隈連勝、９回１失点！、延長１０回、松井のタイムリーで勝ち越す。

稼頭央、延長１０回Ｖ二塁打！楽天貯金独り占め ― スポーツニッポン

楽天２―１ソフトバンク （4月19日 ヤフードーム）

楽天は１９日、１―１で迎えた延長１０回１死二塁から松井稼頭央内野手（３５）が決勝の左中間二塁打を放ち、球団史上初となる開幕から３カード連続で初戦を勝った。

　８年ぶりに日本球界復帰を果たしたベテランが開幕から全７試合で安打を放ち、打線をけん引。チームは５勝２敗で、パ・リーグの貯金を独り占め。東日本大震災の被災者に向けてリーグ優勝を約束した星野楽天が、「がんばろう東北」を合言葉に突っ走る。　
　
　ベンチで鬼の形相で見つめる闘将にも負けない鋭い眼光だった。延長１０回１死二塁。松井稼は守護神・馬原の初球フォークを強振した。「岩隈も頑張っていたし、みんながつないでくれたチャンスだったので何とかしたかった。中途半端だけはやめようとね」

馬原打って延長戦制した！岩隈２連勝…楽天 ― スポーツ報知

楽天・岩隈、９回１失点！開幕連勝！ ― サンケイスポーツ(gooニュース)

巨人連敗、ゴンザレスも５回４失点ＫＯ。ルーキー福井を攻めきれず初勝利献上。

小笠原、ライアルつながらない　原巨人“初物”に連敗　― スポーツ報知

　◆広島４─３巨人（１７日・マツダスタジアム）　

巨人が、まさかの連敗を喫し、貯金がなくなった。広島のルーキー・福井の前に走者こそ出すものの決定打が出ず敗れた。前日（１６日）の今村に続き、プロ初勝利を献上した。原監督は「３番、７番がつながらない」と小笠原、ライアルに奮起を促した。

　口元は緩んだが、目は笑っていなかった。原監督は試合後の会見で、開口一番、つながらない打線に首をかしげた。「もう少しつながらないとね。（打っているのは）由伸１人だもんね」。３安打の５番には拍手を送ったが、あと１本が出ない現状を嘆いた。

　チャンスはあった。７回まで投げた福井に対しては、毎回走者を出す展開だった。が、得点したのは３回の坂本の適時打と４回の高橋の本塁打の２点だけ。２回１死一塁ではライアルが併殺打に倒れ、走者を２度置いて打席に立った小笠原のバットから快音が響くことはなかった。「３番、７番。このへんがつながらないですね。それが今後のポイントでしょ」と本来の打撃ができていない２人の打順を挙げた。特にライアルについては不振が続けば先発から外す可能性を示唆した。

ゴン暴投＆被弾４失点「失投があった」 ― スポーツ報知

高橋由のソロで一時勝ち越すも、広島に２連敗 ― 巨人軍公式サイト

楽天連勝ストップ。戸村、好投も救援陣崩れ初勝利ならず。

楽天・戸村、初勝利お預けも収穫あり ― サンケイスポーツ(gooニュース)

　（パ・リーグ、楽天１－４オリックス、３回戦、楽天２勝１敗、１７日、甲子園）

　八回にドラフト２位・美馬（東京ガス）が３連打で同点とされると、３番手の片山もＴ－岡田に右前適時打を浴び、この回４失点。３連戦３連勝はならなかった。

　「まあ、１点で勝とうというのは虫が良すぎるか。昔から“スミ１”とはよく言ったもんだ」

　星野監督は打たれた救援陣ではなく、援護できなかった打線を嘆いた。この日は３５歳の高須が休養。先発した昨年のドラフト１位・戸村との相性から捕手に井野を起用し嶋も欠場した。下位打線には若手が並んだが、高卒３年目の西の前に一回の１点だけでは寂しい。

　収穫は戸村だ。この３連戦で打ち込まれたＴ－岡田を無安打に抑え「勝ち負けはしようがない。結果は残せたので、次は勝てるように頑張ります」と前を向いた。

楽天、連勝ストップ…美馬継投裏目で逆転負け ― スポーツニッポン

ラミレス先制２ランもグライシンガー乱調で今季初黒星。

“暗～いシンガー”２回４失点ＫＯ！原巨人も初黒星 ― スポーツ報知

◆広島４―２巨人（１６日・マツダスタジアム）

グライシンガーの乱調からリズムを乱した巨人が、今季初黒星を喫した。初回、ラミレスが３戦連発となる３号２ランで幸先のいいスタートを切ったが、直後に先発した右腕が３安打を集められ、あっさり同点。２回も３安打を浴び４失点ＫＯ。打線も中盤に拙攻が重なり、１７日に２０歳となる２年目・今村にプロ初勝利の誕生日プレゼントを献上。外国人選手の明暗が分かれ、連勝が止まった。

　一瞬、動きが固まった。グライシンガーの思考回路も止まっていた。１点を勝ち越され、なお２回２死二塁。広瀬の痛烈な打球が、中前安打となると、ハッとして本塁のカバーへ走った。「試合前のブルペンから制球が悪く、修正できずに試合に入ってしまった」。痛恨の４点目を与えると、直後の３回の打席で代打を送られた。

巨人・グライ、まさかの乱調…２回４失点 ― サンケイスポーツ

ラミレスが３試合連続弾放つも今季初黒星 ― 巨人軍公式サイト

永井も７回１失点の好投で初勝利。松井のタイムリー２ベースで競り勝つ。

「オヤジ」稼頭央Ｖ打！楽天堅首　２カード連続勝ち越し ― スポーツニッポン

パ・リーグ 楽天２―１オリックス （4月16日 甲子園）

　メジャー帰りの男が試合を決めた。楽天は１６日、オリックスに連日の１点差勝利。５回に松井稼頭央内野手（３５）が０―０の均衡を破る決勝の２点適時二塁打を放った。主催試合として甲子園に乗り込んだチームは２万人を超す観衆の前で開幕から２カード連続の勝ち越しを決め、単独首位をがっちりキープ。優勝請負人として８年ぶりに日本球界に復帰した松井稼が、星野楽天を引っ張っている。

　野球道具の入ったカバンを重そうに肩にかけ、足早に報道陣の前を通過しようとする。いつもと変わらない試合後の様子が、松井稼らしかった。ロッカールームを出てバスに向かう途中で囲まれると「えっ、何かあった？」と目を見開いた。

　こだわるのはチームの勝利だけ。「若いもんがいい投球していたから。オヤジはオヤジでやりますよ」。先発の永井と９回を締めたスパイアーにお立ち台を譲った。自身の決勝打よりも「いい緊張感があるよね。投手が最少失点で抑えて、チームに一体感が出ている」と１点差勝利を喜んだ。

星野監督「しのいで、しのいで」１点差勝利！…楽天 ― スポーツ報知

沢村、６回２失点も堂々の公式戦デビュー。山口張れず、特例ルールで初の引き分け。

沢村、６回８２球２失点デビュー！自責０！次こそは！！ ― スポーツ報知

◆広島４―４巨人（１５日・マツダスタジアム）　

　よく投げた。よく踏ん張った。巨人のドラフト１位・沢村拓一投手（２３）＝中大＝が広島戦で先発デビュー。６回まで無失点も、７回１死からライアルの失策などから２点を失い（自責０）、勝利投手の権利を手にしたまま２死で降板した。しかし、８回に４番手・ロメロが追いつかれ、ルーキーの白星はお預け。チームも、今季からの「３時間３０分を超えて新しい延長回に入らない」特例措置が初適用されて引き分け。沢村よ、次こそ初勝利だ。

　まだマウンドに立っていたかった。７回２死で交代を告げられた沢村は、顔から汗を噴き出しながら、目を見開いた。歯を食いしばり、悔しさを我慢した。「ものすごくいい流れの中で３戦目に投げさせていただいたけど、勝てなかったのは先発である僕の責任」。６回２／３を８２球、６安打２失点の初舞台。それでも自責点は０。「チームが勝つことが一番」。その一心で笑顔を振り絞った。１点リード。勝利投手の権利を持ったまま、初先発の大役を終えた。

沢村、救援陣打たれ白星消滅も「僕の力不足」 ― スポーツニッポン

ラミレス「沢村を楽に」先制応援弾！― スポーツ報知

初陣・澤村２失点、リリーフ踏ん張れず引き分け ― 巨人軍公式サイト

楽天単独首位！、田中が無四球２失点の完投勝利。

マー君絶叫！完投！！楽天単独首位！！！ ― サンケイスポーツ(gooニュース)

（パ・リーグ、楽天３－２オリックス、１回戦、楽天１勝、１５日、甲子園）

　東北のみなさん、やりました！！　楽天・田中将大投手（２２）が１５日、主催初試合のオリックス１回戦（甲子園）で無四球２失点の完投勝利を挙げた。チームを２００９年５月９日以来７０６日ぶりの単独首位に導き、星野仙一監督（６４）に“おねだり”されていたウイングボールをプレゼント。高校時代に激闘を演じた聖地から、東日本大震災で被災したファンへ大きな１勝を届けた。

　聖地の夜空に、背番号１８の雄たけびが響く。最後の打者、北川を二ゴロ併殺に打ち取った田中が、両手を握りしめ、ガッツポーズをつくった。

　「出来としてはよくなかった。打線とバック（守り）に助けられました。なんとか粘って勝つことができました」

　９回７安打２失点。オープン戦から開幕前まで無失点を貫いてきた右腕にしては本調子ではなかった。それでも勝ちたい、いや、勝たなければいけない理由があった。

マー君、甲子園で今季初勝利！山崎三塁打などで楽天逆転勝ち ― スポーツニッポン

山崎「足、速いでしょう」激走三塁打！…楽天 ― スポーツ報知

内海も好投、７回2/3零封！。ラミレス、高橋連弾で開幕２連勝。

ラミ、由伸連弾で連勝！東北へ届け「Ｗｅ　ａｒｅ　ｏｎｅ」 ― スポーツ報知

　◆巨人３―０ヤクルト（１３日・北九州）

　ラミレスが“連帯”をバットで示した。４回、由規から左越えへ先制の今季１号。震災被災者へ「Ｗｅ　ａｒｅ　ｏｎｅ（私たちは一つ）」と手話で訴えかけた。直後に５番の高橋由も左中間へ連弾。３番・小笠原も貴重なタイムリーとクリーンアップがそろって打点を挙げた。投げては内海―久保―山口のリレーでヤクルト打線を完封。１９７７年から続く北九州での連勝を９に伸ばした。球団史上初となる地方球場からの開幕シリーズも連勝で、最高のスタートを切った。

　打った瞬間に分かる豪快な一発。ラミレスは二塁ベースを回ると、被災地を思った。興奮を抑えながらベンチに戻り、テレビカメラの前でゆっくりと手話を始めた。

　右の手のひらを地面と平行に時計回りに回し、右人さし指で左胸を指した。「Ｗｅａｒｅｏｎｅ（私たちは一つ）」。最後は右拳を下から突き上げ「頑張ろうニッポン」と叫んだ。「日本を少しでも元気づけられたら」と、心を込めてメッセージを送った。

内海　意地の零封！東野から「凄い刺激」 ― スポーツニッポン

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