近事変々

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※表題の「変々」は字面の遊びです。(念のため)

また昭和が遠のく、「あゝ上野駅」の井沢八郎さん逝く。

2007-01-19 11:45:26 | 近事変々
井沢八郎さん死去…闘病1年3か月愛娘の誕生日に ― スポーツ報知

「あゝ上野駅」のヒット曲で知られる歌手の井沢八郎(本名・工藤金一=くどう・きんいち)さんが17日午後11時18分、食道がんのため都内の病院で死去した。69歳だった。2005年9月に食道がんを患い入院。約1年3か月に及ぶ闘病生活も実らず、帰らぬ人となった。井沢さんの長女で女優の工藤夕貴さん(36)は、17日がバースデー。最期をみとることができなかったが、同日朝に対面。「父は私の誕生日を祝うために頑張っていてくれていたのかもしれない」とホームページに心境をつづった。

 井沢さんは、妻で声優の工藤美代子さん、親族らにみとられ、静かに息を引き取った。

 井沢さんは一昨年9月に食道がんを患って入院。手術を受け、一度は退院したが、昨年5月にがんのリンパ節への転移が発覚。その後は、放射線治療・免疫療法を続けるなどして闘病生活を送ってきたが、11月に再入院していた。



MIDIカラオケおやじの唄/「ああ上野駅」

「おとりんの一言」

 歌手の井沢八郎さんの訃報に接し、「また昭和が遠のく」という思いを強くした。
「あゝ上野駅」は1964年(昭和39年)に発表され大ヒットした井沢さんの代表曲であり、地方の中学校卒業生が「金の卵」とよばれ、集団就職で上野駅に降り立つ風景を歌ったものである。
昭和39年といえば東京オリンピックの年でもあり、高度経済成長たけなわの時期でもあった。
私らの年代は、ただただ懐かしさを覚えるものだが、こうして昭和の歴史が遠のいていくことには一抹の淋しさがある。

井沢さんのご冥福をお祈りします。合掌。