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近事変々

思いつくまま、気の向くまま綴る「おとりん」のサイトです。
※表題の「変々」は字面の遊びです。(念のため)

「JA東京あおば農業祭」と光が丘公園の紅葉

2012-11-22 08:48:28 | 民俗・行事
去る18日の日曜日は、前日の雨がすっかりあがり、格好の行楽日和であった。
都立光が丘公園では17日と18日の両日、「JA東京あおば農業祭」が開かれていたので、紅葉見物を兼ねて出かけてみた。
雲ひとつない晴天の日曜日とあって、農業祭はもとより、散策を楽しむ人たちがおおぜい見られた。

  

例年、農業祭で買物をしたことはないのだが、全体を一通り見て回り、昼時のステージの演目を見てから、少し紅葉見物をしてから帰ってきた。
会場に着いた時には、ちょうど「アンパンマンショウ」が行われており、子供連れの家族が十重、二十重という感じで客席を埋めていた。
現金なもので、そのあとのJA東京あおば女性部による「よさこい鳴子踊り」では、客席はガラガラになってしまっていた。

  

  

光が丘公園の紅葉はいちょう並木が有名だが、それ以外にも各所でそれなりの紅葉が楽しめる。
折からの風にいちょうの葉が舞い散り、足元は黄色いジュウタンさながらといった感じで、ギンナンを拾っている人が何人もいた。
紅葉は今が真っ盛りという状態で、もうしばらくは楽しむことができそうだが、今週末頃はお天気が芳しくなさそうなのが気にかかるところである。



  

  

 

  

  

  



「第61回全国民俗芸能大会」観覧記

2012-11-20 08:47:44 | 民俗・行事
17日の土曜日、日本青年館ホールで開かれた「第61回全国民俗芸能大会」を観に行ってきた。
財団法人日本青年館と全国民俗芸能保存振興連盟の共催で毎年恒例となっている催しなのだが、昨年は東日本大震災のために中止されているので二年ぶりの開催であった。

全国民俗芸能保存振興連盟
www.zenminren.gr.jp/

この日は一日中雨という天気予報だったのだが、家を出る時にはまだ雨は降っていなかった。
しかし、千駄ヶ谷の駅から雨が降り始め、明治公園に着く頃には本降りとなり、風も吹いてくるという
有様であった。
そんな訳で、日本青年館ホールの階下で雨宿りしながら、しばし、開場まので時間をつぶす羽目になってしまった。

それはさておき、当日の演目と出演団体は次の通りである。

「半田市亀崎のからくり人形(はんだしかめざきのからくりにんぎょう)」・・・愛知県半田市 亀崎潮干祭保存会田中組

  

半田市には11地区31台という山車があり、からくり人形が乗っているのだが、今回は、それを外して人形芝居のように舞台に上げて演じられたものである。
最初は「巫女舞」、続いて「傀儡師」という、やや大きな人形が、小さな人形を操るという仕掛けがあり、「船弁慶」を演じるもので、その精巧な動きを見ていたら、実際の山車で見てみたいという思いを強く持った。

「下柴彼岸獅子舞(しもしばひがんししまい)」・・・福島県喜多方市 下柴獅子団



下野国(栃木県)から会津盆地に伝承された三匹獅子舞で、春の彼岸に先祖供養をしながら家々を回るので、彼岸獅子舞といわれている。
ここの獅子舞は、東京の三多摩地区で見られるような山岳系の三匹獅子舞とは大きく違っていた。

花笠(ささら)がなく、囃子方に締太鼓を腹に据えた太鼓方がおり、その演奏で獅子が舞うといった按配であった。
獅子の舞も山岳系のような激しい舞はなく、かなり静かな舞という印象である。

下柴地区には「幣舞小僧」という小さな子供の役回りがあり、御幣を持って雄獅子と共に「幣舞」という舞を舞うのだが、5歳くらいの男の子が一生懸命に舞う姿が印象的であった。

「平磯虎舞(ひらいそとらまい)」・・・宮城県気仙沼市本吉町 平磯芸能保存会



東日本大震災による津波で装具の全てを失ってしまったのだが、各地からの支援で昨年8月に「復活祭」を行い伝承を守って来たものだが、その熱意に暖かい拍手が送られていた。

「虎舞」は二人立ちの獅子舞とよく似ているのだが、大太鼓・小太鼓をたくさん並べ、おおぜいの子どもたちが元気よく見せるバチさばきも見事であった。

「山代本谷神楽(やましろほんだにかぐら)」・・・山口県岩国市 山代神楽本谷保存会

  

お神楽は各地に伝承されているが、神事の合間に余興的な要素を持つ舞(物語)も多い。
「恵比寿」という演目は、恵比寿様が釣りに出て大鯛を釣り上げるまでがユーモラスに演じられる。
これは、保存会の会長さんが演じたのだが、スケートの演技のようにくるくると何重にも回る場面があり、ハラハラさせられた。
しかし、その後も何事もなかったように舞い続けていたのは、さすがだなと思った。

もうひとつは「大江山」という鬼退治の物語であった。
お神楽ではよく見られる演目だが、武士と鬼との立ち回りで蜘蛛の糸に絡められたり、衣装の早変わりなどもあって、けっこう見応えがあった。

※これらの演目と公演の内容については、下記サイトに詳述されているので、そちらを参照されたい。
なお、掲載写真は撮影禁止のため、関連サイトから借用したものである。

第61回(2012)全国民俗芸能大会/日本伝統文化振興財団ホームページ「じゃぽ音っと」ブログ
d.hatena.ne.jp/japojp/20120916/1347765810

全国民俗芸能大会には毎年のように行っているが、全国各地の民俗芸能が身近に観られる貴重な機会である。
何度も行っているので毎年案内状が来るものの、申込・抽選制なので必ず観られるとは限らないので、一抹の不安があるのも否めない。

※関連ホームページ

はんだ山車まつり(亀崎地区)/半田山車祭り保存会
www.dashimatsuri.jp/matsuri/kamezaki/index.html

祭りの魅力「人形」/半田山車祭り保存会
www.dashimatsuri.jp/miryoku/ningyou.html

下柴彼岸獅子舞/下柴彼岸獅子団
21as.jp/shi/index.html

喜多方発・会津下柴・彼岸獅子舞。/得さんのページ
blog.goo.ne.jp/20151938/e/d5fff6e7d7ec61ee34c9d04e39f7be9b

復活!平磯虎舞/YouTube(動画)
www.youtube.com/watch?v=kKwHlUh-zAQ

山代本谷神楽/livedoor Blog(ブログ)
blog.livedoor.jp/hondanikagura/

山代本谷神楽舞(やましろほんだにかぐらまい)/文化庁・神楽マップ
www.kagura.gr.jp/kagura/detail.php?id=246

「第35回板橋農業まつり」が盛会のうちに終了。

2012-11-12 11:09:12 | 民俗・行事
「大地から 幸せもてなす 故郷(ふるさと)いたばし」をテーマに、板橋区制施行80周年記念「第35回板橋農業まつり」が、10日(土)・11日(日)の両日にわたり行われた。
内容的には例年あまり変わり映えはしないが、第一会場の赤塚体育館通りをはじめ、各会場には多くの区民が詰めかけた。

初日は雲ひとつない爽やかな晴天の中、第一会場の催物を中心に見て歩いた。
開会式には白バイの先導で区内産の野菜を満載した「野菜の宝船」が登場、赤塚小学校鼓笛隊の演奏の後、開会式が行われた。

  



  

坂本区長の開会あいさつが終わってから、「赤塚城戦国絵巻武者行列」、「西洋流火術鉄砲保存会演武」が行われた。

  

  



しばし「民踊流し」が行き来した後、昨年も出演した「ペッパーゼロ」という演者による「大道芸」の披露、締めは区内5連による「阿波踊り」が賑やかに繰り広げられた。

  

  

合間にちょこっと物産展や「仮面ライダーW」の公演、凧の展示などを見に行ってみたが、どこも盛況であった。



二日目は、毎年、「みこしパレード」に出るので、その準備に時間を取られて、ろくに催物を見ることはできないのだが、会場に着いた時には「音楽パレード」が始まったばかりであった。

  

しばし、みこしの組み立てに取り掛かっていたが、一段落したので、カミさんの出演する「よさこい鳴子踊り」を見るため、本部前の舞台まで行ってみた。
少し時間が早かったので、「大江戸ダンス」の途中から見ることができた。

  

  

「よさこい鳴子踊り」は、ひと通り見たところで昼食が気になり、みこしの待機場所に引き返した。
握り飯にありつき、しばらく休憩した後、「みこしパレード」が始まった。

「みこしパレード」は出発点から赤塚体育館前まで担ぎ歩き、小休止後に本部前まで引き返して閉会式になる。
本部前にすべての神輿が整列後、坂本区長の閉会のあいさつがあり、赤塚とび組合の組頭の発声で三本締めを行って、「板橋農業まつり」が盛会のうちに終了した。





  

この日は前日とはうって変わった曇り空で、少々肌寒い陽気で、おまけに、閉会式の終了間際からかなりの雨が落ちてきた。
雨が降っている中でみこしを解体したのだが、直会(なおらい=慰労会)会場まで戻るのにも、雨具が無いので、しとしとと降る雨の中を濡れながら歩かなければならかった。

鶴ヶ島市指定無形文化財「高倉獅子舞」(後篇)

2012-11-07 08:53:15 | 民俗・行事
「女獅子隠し」の舞が終わると休憩となり、獅子舞の一行はその場から少し先に設えられた宴席に移動した。
休憩時間の合間には、「鶴ヶ島太鼓」のメンバーが代わるがわるにバチさばきを見せてくれた。
近頃は「○○太鼓」と称する大太鼓を中心とした太鼓のサークルも、よく目にする。

  

休憩時間後には舞庭が社殿の前となり、そこまでの道中を終えて「竿がかり」という舞が奉納された。
「竿がかり」というのは、太い竹竿を舞庭の中央に設え、それを挟んだり、くぐったりして獅子たちが舞うものである。
この舞は、多くの獅子舞では笹竹を使う「笹がかり」として行われており、それと同じような内容であった。



  

  

  

この舞の中で面白かったのは、ひょっとこ・おかめの道化が登場することである。
酒瓶と茶碗を携えたおかめが、役員たちに酒を勧めるのだが、酒を注いだり、飲み干すのは仕草だけなのである。そのたびに、観客から笑声が沸き起こる。
ひょっとこはお菓子を配ったり、獅子から飛び散る紙飾り(お守りになる)を拾い集め、観客に渡したりしていた。



  

「竿がかり」では、はいおいと男獅子が目いっぱい身体を預けたりするので、竹竿を支えるのも4人がかりである。

  



  

  

最後には獅子たちの揃い踏みとなり、めでたく「竿がかり」の舞が終了する。
三匹獅子舞は数々見ているが、「はいおい」が登場するものと、そうでないものとに二分されているようである。

  

この日は、もう一幕「女獅子隠し」が奉納されることになっていたのだが、時間の関係で「竿がかり」が終わったところで帰ってきた。

鶴ヶ島市指定無形文化財「高倉獅子舞」(前篇)

2012-11-06 10:38:32 | 民俗・行事
3日の土曜日は文化の日であったが、埼玉県鶴ヶ島市の指定無形文化財である「高倉獅子舞」を見に行ってきた。
朝のうちは曇り空でいくぶん肌寒さを覚えるような陽気だったが、お昼少し過ぎに着いた現地では晴れ間が広がっていた。

「高倉獅子舞」は高倉地区の日枝神社に伝わっている鶴ヶ島市唯一の三匹獅子舞である。
東武東上線の坂戸駅で越生線に乗り換えてひとつ目の一本松駅で下車、徒歩20分ほどの所に高倉日枝神社はある。
社殿はこじんまりとした造りだったが、境内はかなり広い村社であった。

  

  

高倉獅子舞/㈲豊美園・小川貫範
www.houbien.jp/takakura/index.htm

午後1時過ぎから獅子舞が始まり、最初は「宮参り」という場で、社務所から鳥居をくぐって拝殿までの、いわゆる「道中」が行われた。
獅子舞の構成は、万燈・貝吹き(ほら貝)・天狗・はいおい(軍配)・前獅子(男獅子)・中獅子(女獅子)・後獅子(男獅子)・笛ふき・歌うたいからなり、時には、ひょっとこ・おかめの道化も加わるとのことである。

  

  

  



社殿の前では、しばし、獅子が狂う(舞う)場面が続く。



  



花笠は小学生の男の子が女装しているのだが、ササラという古楽器を奏でるのは、あまた見られるものと同じであった。

   

「女獅子隠し」というのは、花園の中に隠れた女獅子を前獅子と後獅子が探し歩き、時には女獅子を我が物にしようと争う場面が演じられるのである。
ここの獅子舞は、川越市に多く見られる「はいおい」という軍配を持った役回りが先導して、舞が進行するのである。

  

    



遅ればせながら、「板橋区民まつり」第2日のあらまし。

2012-10-28 14:58:55 | 民俗・行事
すでに一週間も過ぎ去ってしまったのだが、先週の日曜日(21日)には「板橋区民まつり」を見に行った。
毎年、開催日が「川越まつり」と同じになるので、どちらかの催しを諦めざるを得ないのだが、ことしは2日目のメイン行事をじっくりと見てきた。

本当は初日の交流自治体による郷土芸能を楽しみにしていたのだが、そちらは「川越まつり」を優先したため、残念ながら見ることができなかった。
ちなみに、ことしは「鬼島太鼓(きじまたいこ)」(長野県木島平村)・「太子囃子獅子舞(たいしばやしししまい)」(茨城県かすみがうら市)・「仰山流前田鹿踊り(ぎょうざんりゅうまえだししおどり)」(岩手県大船渡市)の来演であった。

2日目の「おまつりひろば」では、「オープニングセレモニー」のあと「音楽街頭パレード」が行われ、区内小学校の鼓笛隊を中心とした16団体が賑やかに行進した。

板橋第一中学校                        落合幼稚園

  

加賀小学校                           中根橋小学校

 

お昼時には、志村銀座商店街で毎年行われている「サンバカーニバル」が登場、サンバのリズムと妖艶なダンサーの踊りに包まれた。
まあ、「サンバカーニバル」はあちこちで何度か見ている訳だが、あからさまに撮るような勇気が無いので、どうも気にいるような写真は滅多に撮れない。

 

 

 

 

 

引き続き「民踊パレード」、「お囃子・子どもみこし」が行われ、締めは、例年通り「木やり・大人みこし」でフィナーレとなるのである。
これまで、最後の最後まで見ていたことはほとんどなかったのだが、ことしは暇だったので「大人みこし」の最終までしっかりと見て帰ってきた。

 

徳丸親和会                            仲町町会

 

消防少年団                            交通少年団

  

木やり



本町上町会                            前野一丁目町会

 

大山町会                              小豆沢一丁目町会 

 

長後町会



幸町町会


氷川神社神幸祭と山車巡行・・・川越まつり初日

2012-10-25 09:10:35 | 民俗・行事
10月20日、21日は恒例の川越まつりだった。
ことしは市制施行90周年記念ということで、全29台の山車が巡行することもあり、初日からおおぜいの観客が詰めかけていた。
例年のごとく見に行っているのだが、昨年の混雑に懲りて、ことしは初日の昼間だけにしようということで、午後一番で市役所前まで足を延ばした。

市役所前から札の辻に至る通りには数台の山車が垣間見えていたが、例年のように山車が一堂に会する
「山車揃い」は行われなかった。
2時少し過ぎに氷川神社の神幸祭行列が市役所前に到着し、川越城主に謁見するという儀式が行われたのだが、人垣の隙間からでは何をやっているのか、さっぱり見えなかった。

神幸祭(川越まつり)/カワゴエール
www.kawagoe-yell.com/event/jinkosai/



  

  

  

  



神幸祭行列が氷川神社に還御して行く頃から、多くの山車が市役所前を巡行し、迎える川越市の山車との「曳っかわせ」も見られるようになってきた。
都合2時間ほど過ぎてから札の辻に向かい、一番街に出ようと思ったのだが、もう、行きかう人たちがすれ違うのもやっとというような混雑が始まっていた。
もみくちゃになるのも嫌なので、少し早かったが帰ろうということになり、脇道へそれて川越市駅に向かった。









喜多町 (俵藤太秀郷・たわらのとうたひでさと)     川越市 (猩猩・しょうじょう)

  

松江町二丁目(浦島・うらしま)             松江町一丁目(龍神・りゅうじん)

  

元町二丁目(山王・さんのう)              元町一丁目(牛若丸・うしわかまる)

  

宮下町(日本武尊・やまとたけるのみこと)


日高市・高麗神社の三匹獅子舞

2012-10-24 07:54:51 | 民俗・行事
去る19日、日高市・高麗神社の例大祭があり、三匹獅子舞が奉納されるというので行ってみた。
高麗神社は、JR川越線の高麗川駅から徒歩20分余り、高麗川の橋を渡ってすぐの所にある。
事前に用意した地図とは別の道を歩くことになったのだが、日高市観光協会の道標があり、なおかつ、同好の士らしい二人連れの男性が前を歩いていたので、迷わず到着することができた。

「高麗神社」
元正天皇霊亀2年(716年)武蔵国に新設された高麗郡の首長として当地に赴任してきた高麗王若光(こまのこきし じゃっこう)は、未開の原野であった当地に大陸文化を伝え、各地から移り住んだ高麗人(高句麗人)1799人とともに当地の開拓に当たりました。
若光が当地で没した後、高麗郡民はその徳を偲び、御霊を「高麗明神」として祀り高麗神社が創建されたといわれています。
高麗神社は、若光の子孫が代々宮司を務め、現宮司は60代目になります。
「出世明神」と広く知られ、現在は年間約40万人の参拝があります。(日高市観光協会)


 

高麗神社の例大祭は毎年10月19日に行われているのだが、いわゆる秋祭りという感じからは想像がつかないほど静かな祭礼である。
午前中は本殿における式典、午後は三匹獅子舞の奉納が中心の行事となっており、夕方には氏子による余興や催しが行われているようである。

かくいう私は、三匹獅子舞を見るためだけに行ったにすぎないのだが、時間の関係で、「宮参り」と「願獅子」、「雌獅子隠し」らしき場面をかいま見ただけで、その全体を見ることは叶わなかった。

例大祭と獅子舞 (高麗神社公式サイト)
www.komajinja.or.jp/reitaisai.htm

「宮参り」

  

 



 

 

「願獅子」

 

 



 



「雌獅子隠し」





 

 

深川八幡まつり・・・神幸祭は車列で素通りだった

2012-08-13 09:30:27 | 民俗・行事
11日の土曜日、富岡八幡宮例大祭の神幸祭を見ようと出かけてみたのだが、待てど暮らせどではないが、鳥居の前で2時間近く待っていても行列は現れなかった。
そのうち、町内8基の神輿による宮入りが始まった。
一般的には深川八幡の水掛け祭りとして知られているが、宮入り・宮出しでも神輿に水が掛けられるとは思いもよらなかった。

ずぶ濡れになりながら町内神輿が境内に入り終わる頃、ようやく神幸祭の車列が到着した。
車の上の舞台で白拍子によるお神楽が一幕演じられたが、町内神輿の宮出しに合せるように、車列はそのまま次の地点に向かって走り去ってしまった。
どこでも見られるような神幸祭を期待して行ったのだが、ものの見事に空振りに終わってしまった。

そんなわけで、水掛け祭りの一端を見ただけで帰ってきたのだが、暑いさなかのお祭りでは、水をかぶるくらいでちょうどいいのかもしれない。

 

 



 

 



 

 

 

 

 



 

場所取りは夕立に見舞われた板橋花火大会

2012-08-07 11:35:19 | 民俗・行事
8月4日の土曜日、恒例の板橋花火大会が行われた。
毎年、対岸の戸田市との共催という形になっており、荒川両岸で約11,000発を打ち上げる花火大会は、都内でも屈指の花火大会として評価されている。
ことしは板橋区の区制施行80周年記念大会ということと、昨年は大震災の影響で中止されていたため、おおぜいの観客が詰めかけていた。

孫たちが見に来るというので、暑いい盛りの昼過ぎに場所取りに行ったのだが、まだ十分余裕がある状態で、場所取りは難なく済んだのだが、いざ帰る段になって夕立に見舞われてしまった。
徳丸橋を渡って熱帯植物園まで歩く間にずぶぬれ状態になってしまったが、雨が上がったので東武練馬循環のバスで一時帰宅した。

夕方、家族揃って徒歩で会場に向かったのだが、途中、高島平駅前で飲み物等を仕入れるというので、そこから荷物を預かって先に会場に行くことにした。
この頃には会場を目指す人たちが道いっぱいに歩いていた。
預かった荷物が意外と重く、15分ほどの道のりがけっこうきつかったが、どうにか会場に着くことができた。

打ち上げ開始まで少し待ち時間があったのだが、西空には夕焼け、東の空には黒い雲が広がっていた。
午後7時から2時間ほどのあいだ、素晴らしい花火の数々を堪能してきた。
花火の写真はタイミングが合わないと見られたものではないのだが、デジカメは数打つのには便利である。
あまり撮り過ぎて整理にはかなり手間取ったのだが、ようやく日記に載せることができた。