近事変々

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鶴ヶ島市指定無形文化財「高倉獅子舞」(前篇)

2012-11-06 10:38:32 | 民俗・行事
3日の土曜日は文化の日であったが、埼玉県鶴ヶ島市の指定無形文化財である「高倉獅子舞」を見に行ってきた。
朝のうちは曇り空でいくぶん肌寒さを覚えるような陽気だったが、お昼少し過ぎに着いた現地では晴れ間が広がっていた。

「高倉獅子舞」は高倉地区の日枝神社に伝わっている鶴ヶ島市唯一の三匹獅子舞である。
東武東上線の坂戸駅で越生線に乗り換えてひとつ目の一本松駅で下車、徒歩20分ほどの所に高倉日枝神社はある。
社殿はこじんまりとした造りだったが、境内はかなり広い村社であった。

  

  

高倉獅子舞/㈲豊美園・小川貫範
www.houbien.jp/takakura/index.htm

午後1時過ぎから獅子舞が始まり、最初は「宮参り」という場で、社務所から鳥居をくぐって拝殿までの、いわゆる「道中」が行われた。
獅子舞の構成は、万燈・貝吹き(ほら貝)・天狗・はいおい(軍配)・前獅子(男獅子)・中獅子(女獅子)・後獅子(男獅子)・笛ふき・歌うたいからなり、時には、ひょっとこ・おかめの道化も加わるとのことである。

  

  

  



社殿の前では、しばし、獅子が狂う(舞う)場面が続く。



  



花笠は小学生の男の子が女装しているのだが、ササラという古楽器を奏でるのは、あまた見られるものと同じであった。

   

「女獅子隠し」というのは、花園の中に隠れた女獅子を前獅子と後獅子が探し歩き、時には女獅子を我が物にしようと争う場面が演じられるのである。
ここの獅子舞は、川越市に多く見られる「はいおい」という軍配を持った役回りが先導して、舞が進行するのである。

  

    



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