きょうの東京新聞に流山小学校の給食再開が紹介されていました。
班ごとに向き合ってのおしゃべりしながらの給食ではなく、児童の半分ずつの登校で、全員前を向いて黙々と食べるというのは、ちょっと寂しい気もしますが、それが新生活様式なんでしょうね。
きょうの東京新聞、流山・松戸を担当されていらっしゃる林記者さんの記事ですね
以下、紙面から。
<新型コロナ>間隔空け静かに「おいしい」 流山市立小中で給食再開
新型コロナウイルス対策で分散登校が続く流山市の市立小中学校で15日、給食が再開した。半数のクラスメートがお互い距離を保ったまま、おしゃべりもなし。それでも子どもたちは、久しぶりの給食を「おいしい」と静かに味わった。
1000人を超す児童が通う流山小学校(小島秀代校長)では午後に授業がない1、2年生を除き、兄弟の有無や地域で分けた2グループが午前と午後に、それぞれ交代で登校している。
給食は、通常より早く午前11時前に開始。感染防止で担任ら教諭が盛り付け、食べる時間も短いため、分散登校中は簡易メニューにした。青柳徳子栄養教諭は「品数が少なく栄養が足りない。早く普段のメニューに戻したい」と話す。「いただきます」と手を合わせ、マスクを取ると児童たちはこの日のメニュー手作りチキンカレーを黙々と口に運んでいた。
6年生の鈴木紅愛(くれあ)さん(12)は「給食が食べられて良かった」と喜ぶ。日光への修学旅行が中止となったため、新町共生(きょうせい)さん(11)は「すごく行きたかったので悲しい」と漏らした。市内の市立小中学校は29日に通常登校に戻る。(林容史)
つくばエクスプレス沿線の児童数の急増が騒がれていましたが、いつの間にか流山小も1000人を超えるマンモス校になっていたんですね。
公式サイトにあった流山小の給食の献立表
15日から給食が始まり、29日から分散登校から全児童登校に移る流山の小学校。
流山小のホームページで給食のお献立表を見てみたら、6月23日が「沖縄慰霊の日」であることから、全児童が一緒に食べられる6月29日のメニューは『くあじゅうしい』。
『くふあじゅーしー』とは沖縄の「炊き込みご飯」。「じゅーしー」が炊き込みご飯や雑炊など、何か具の入ったご飯のことで、「くふあ」が硬い、という意味。沖縄の郷土家庭料理なのだそうです。
ことしは終戦75周年の節目の年。太平洋戦争中、唯一日本での地上戦が行われた沖縄。6月23日は沖縄の戦争で亡くなった霊をなぐさめる日。小学校の給食にもこうした、戦争の悲惨さを風化させない工夫がなされていることに感動しました。