リフォーム徒然なるままに Reform turezure naru-mamani

我が家のリフォーム日記です。忘れないように記録していきます。参考になれば幸いです。

過去も大切にすることができる幸せ

2006-07-18 22:39:44 | Weblog

「あなた変わったわね」

「何も変わっていないよ」

変わったのは、家だ。
もし、変わったとすれば、環境で人が変わったのだ。

不思議なことに、家事が楽しくなると人に優しくできる。

今まで油でギトギトだった皿やコップがピカピカにきれいになると、それを見ているだけで楽しい。

そして、ピカピカになったものをきれいに整理しながら収納していくのも楽しい。

一つ一つに思い出があるからだ。

母は、大正、昭和の激動期を生きてきた人だから簡単にものを捨てることができない。
「もったいない」の神様だ。

でも、私も自分の母の戦中の話を聞いていると、簡単にものを捨てることができない気持ちは分かる。
だから、「もったいない」が行きすぎて、ものを貯め込むことになってしまう。

食洗機で30年分の食器をきれいに洗って整理していると、同じものがいくつもいくつも出てくる。

しかし、私はそれをとがめることはできない。

忙しすぎて、整理する時間もなかったからだ。

過ぎてしまった時間を捨て去るのは簡単だ。

しかし、今は、ひとつひとつの品々を見ながら、過去も大切にすることができる幸せをかみしめている。

妻のいうとおり、この家には思い出がいっぱい詰まっていたのだ。

リフォームしてほんとうによかったと思う。