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おんらく館~のこぎりものには福がある~

のんびり・ぼちぼち・気の向くままに・・・

星を継ぐもの

2012-09-29 | 
急にといってもいいほどに、すっかり朝晩が寒くなってしまいました。
通勤が厳しくなってきます。。。(^^;)

さて、ついにJ.P.ホーガンの「星を継ぐもの」シリーズを読み終えました。

最初の一冊が出たのは、もう30年以上前。
存在を知ったのは高校生のときでしたが、手にしたのは数年前。
図書館のリサイクルコーナーに置いてあって、ラッキー♪ともらってきたのがきっかけでした。

それまでSFは好きですけど、SF小説を読んだことはなかったです。
映画や漫画など、映像(画)としての魅力はすごく感じてるんですけど、文章になるとなんだか小難しく感じてしまって・・・(^^;)

で、実際に読んでみたら、、、まあ、その通りだったんですけど、面白かった。

月の裏側で、宇宙服を着た人間の遺体を発見。しかもそれは5万年前のものだった!
というところから始まり、更に木製の衛星ガニメデで明らかに人間のものとは違う宇宙船と異星人の遺体。それに太古の地球上の様々な生物。
果たしてその真相とは?人類とは?
ということを解き明かしていく本でした。

気持ちよい読後感でした。


そして近年、星野之宣さんが漫画化してます。

原作では謎の死体チャーリー(仮名)を中心に話が展開してきますが、漫画では2話くらいでその死体がいきなり消失してしまいます。
その後もいきなり「生きている」異星人が登場したり、星野節炸裂!といった感じですが、あまりにも原作とかけ離れているのでは?と思って、久しぶりに読み直してみました。

本編については、だいたい記憶していた通りでしたが、巻末、他の文庫紹介の欄を見てビックリ。
なんと続編があったんですね。(昔読んだときに気づけよ、って感じですが・・・)

続編が「ガニメデの優しい巨人」。そしてその次が「巨人たちの星」。

いきなり異星人たちとの交流、共存に面食らう節はありましたが、それぞれに違う味わいがあって読み応えがありました。

改めて漫画のほうの「星を継ぐもの」は、この三部作をベースに星野之宣さんがアレンジしたものでした。

夏に連載が終了して、最近最新刊4巻が発売されたようなので、全4巻なのかな?
にしても文庫本タップリ3冊を、コミック4巻にまとめる手腕はただ者ではないですね。さすがです。


そして更に、10年位前に新シリーズ4作目が出ていたのでした。
これはなんと前後編2冊に分かれていたんですが、それをやっと読み終えたのでした。

このシリーズ、異星人とは(異星人の作った)コンピューターを通じて会話などコミュニケーションを図りますが、作品が進むごとに新たなるコンピューター、その機能が登場しますが、そのアイディア、世界観には脱帽です。

4作目「内なる宇宙」では、、、書くとネタバレになってしまうのでご興味ある方は是非ご一読ください。

さて、SF小説って面白いな、と分かった所で、それ以外の読んでない本がたっぷりあったことを思い出す。。。嗚呼、、、






うさぎドロップ

2012-03-19 | 
最近ブックオフでの出費が増えている。自重しなきゃとは思いつつ、、、
これもその原因の一つでした。

宇仁田ゆみさんの「うさぎドロップ」(リンクはアニメのところですが・・・)

まあそもそもはアニメを見て知った作品なんですが、

非常に出来が良かった!作品としての。


簡単にいうと、30歳の独身男性が6歳の女の子を引き取って育てる。というものですが、
この女の子が79歳で他界した主人公(30歳男性)の祖父の子供だ!というのです。

しかし、誰もその子を引き取ろうとせず、しまいには「施設に・・・」という話になったとき、主人公が名乗りを上げるわけです。
母親もこの時点では不明。。。

そんな状況で始まった二人暮しですが、作品はあくまでほのぼのとした日常に重点を置いてます。
少年漫画だったら事件性的なところにスポットを当てて、いかに盛り上がるか?といった作風になるでしょうが、
この作品はそうはせず、二人のやり取りと心の動きにスポットを当ててます。

主人公(大吉という名前)の一人ボケツッコミ的な描写もおかしく、「あるある」とか「いるいる」ではなく、「わかるわかる」と共感できてしまいます。作者は女性なのにね。。。


アニメを見て気に入り、ずっと気になっていて、コミックの帯に最終巻とあったのを見て、最終巻の9巻から買って読みました(笑)。
前半のエピソードはアニメで知ってたということもありますが、

途中から女の子(りんちゃん)は高校生になります。その際に中学生の時のエピソードも並行して挿入されますが、

で、最終巻を読むと、それまでどんな話だったか大体わかります。
しかし、その上でちゃんと通して読みたいと思ったんですね。


全体を読んで改めて驚いたのが、本当に事件性的なことは本篇からあえて除外してるみたいなんですよね。
例えば幼馴染のコウキくんの額に大きな傷跡があって、また彼が中学生の時にぐれていたことと併せて「何かの傷跡」ということで話題には上るんだけど、結局なぜそうなったのかは語られない。
他にも似たようなことはいくつかあります。
やはり少年漫画では考えられないですよね。。。

しかし、退屈なことは一つもなく、家族っていいな。子供って可愛いな。と真面目に思わされます。

ホッとできる漫画です。

ちなみに画像は最新刊の10巻番外編です。
実はここでようやく先ほどの傷のエピソード等本編で語られなかったことが語られ、ようやく腑に落ちる。といった作りになってます。
そういう意味では「番外編」というのもおかしな気がしますが・・・

最近のお勧めです。(^^)



従兄弟が本を出しました。

2011-12-29 | 
さて気がつけば年末です。
うっかりすっかり先伸ばしてしまいましたがm(_ _)m実は従兄弟が秋に本を出しました。
せめて年内に告知しておかねば、と、、、(^_^;)

タイトルは「パリ蚤の市散歩 とっておきガイド&リペア・リメイク術」清水友顕著 
株式会社コスミック出版 1800円+税 となってます。

なんだかゴチャゴチャっとした表紙ですが、中は意外とスッキリしていてとても読みやすいです(笑)。しかもオールカラー!!

現在(てか10年以上前から)パリ在住で、何をしているのかよく分かりませんが、向こうのアンティーク小物を売買している。のかな。。。?
タイトルの「リペア・リメイク」は勿論そのアンティークについてです。
コレが興味ない私でもなんだか面白い。興味を持って見てしまいます。

従兄弟というのを抜きにしても、意外とお勧めかもです(^^)

興味ある人は「友くんのパリ蚤の市散歩」というタイトルでブログも書いているので、そちらもご覧下さい。

しかし、父方の従兄弟、私を含めて男が4人いるのだが、普通のサラリーマンというのが1人もいない。(^_^;) ま、別に何も悪いことは無いんだけどね。。。

もし高校野球の女子マネージャーが・・・

2010-11-09 | 
長いタイトルだ・・・
「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」 岩崎夏海著 ダイヤモンド社出版


1,2ヶ月前だったか、たまたまつけてたテレビで「ドラッカーのマネジメント」の話題をしていて、その最後にこの本も紹介したのだった。確か。。。
チャンネルも番組も(ニュースの枠だったかどうかも)覚えてないけど、妙にずっと気になってたのでした。
ちなみに、当初この本が気になってたのではなく、「ドラッカーのマネジメント」が気になったのです。だけど入門としてこの本は良さそうなんだな・・・と思うに付け、だんだんこの本が気になり始めました。

しかし、いかんせんこの表紙。。。
私の最も嫌いなタイプの絵だったりする。。。(^^;)(この辺は微妙な所なのだが・・・)
更に1600円とそこそこのお値段。
ずっとどうしようかと迷っておりましたら、ブックオフにて850円で発見。
気分的には「もう一声」と言いたかったんですが(笑)、この時期古本で見かけるのも難しいだろうと思いその場で購入。

早速読んでみました。

驚くほどサクサクと楽しく分かり易く読めましたよ。ビックリ。

遅読の私が(空き時間で)2日で読めてしまったので、普通に早い人は2,3時間もあれば十分に読めるんではないでしょうか。

内容は、とある理由により野球部のマネージャーに就任した主人公『みなみ』。その彼女の目的は「野球部を甲子園に連れていく」こと。「いきたい」ではなく「いく」というのがミソ。
しかし、マネージャーがどんなものか知らないみなみは、本屋へ行き「マネジメント」の本を買ってしまう。
最初は間違えた本を買ったと思ったものの、その本に感銘を受け、その言葉を頼りに野球部ひいては学校をも巻き込んで、当初やる気のなかった野球部を見事甲子園へ引っ張っていく。

というようなもの。


まず最初に感心したのが、舞台を「高校の野球部」という非営利な団体に設定したこと。
それによって「マネジメント=お金=儲ける」という先入観から離れることが出来るのでより柔軟な思考で「マネジメント」を理解できる。

そして、最初に「目標」がしっかり掲げられているので、読み物として素直に楽しめる。
もっともドラマを楽しむための物語りではないので、その辺は軽くて読み応えのない部分もあるんだけど、この本に限っては主旨が別の所にあるので、それは逆にプラスに働いていたと思う。

また主人公が「『マネジメント』P.F.ドラッカー著」をあまりに頼ることに対して、宗教嫌いの私は一種の嫌悪感を覚えてしまったのだが(あともう一つ「宣伝本かい!?」等との勘ぐり・苦笑)、これはあくまで参考書であり、活用するものであってすがるものではないので、全く問題ないでしょう。(笑)


まあ、私自身が「マネジメント」を活用して何かをしようと思ってるわけではないのですが、今後の人生に於いて参考になるようなことも色々あったと思います。だいたいは再認識といった印象が強かったですが。

とにかく、簡単に読めて、内容がスーッと入ってくる。これって結構大事じゃないでしょうか?
お勧めの1冊だと思いますよ。(^^)


「バクマン。」

2010-10-10 | 
今日は心配していた天気も朝から雨が上がり、気持ちの良い1日となりましたね。

さて、表題の「バクマン。」てのは、現在少年ジャンプで連載している漫画です。でもって、今私が一番楽しみにしている漫画でもあります。

ということを、結構気合い入れて一度書いたんですよ。これに。。。
しかし、送信ボタンを押した瞬間にリンク切れしやがって、全部パー。。。
過去にも何度かそういう経験あったので、それまでは一度コピペ状態にしてから送信してたんだけど、今回は忘れてやったらこの始末。

残念ながら、同じ文章はもう書けませんが、とにかく面白いです。

コミックスは買ってないけど、一昨日に本屋で「総集編」を見つけたので、それは買ってしまいました。途中上手にエピソード飛ばしながら上手くまとめてます。(途中までだけど)

更には10月からアニメもNHKで始まりました。
全然期待してなかったんだけど、こちらも小気味良く良い感じの出だしです。
まあ、期待しすぎない程度に楽しみにしたいです。

漫画家を目指して、そしてその後は漫画家で居続けること、ヒット作を出すことをリアルに描いた漫画家を主人公にした漫画ですが、今の一押しですね。
良かったら見ていただきたいです。

って、ああ、さっき書いてたのと全然違う内容になったな~。。。(T_T)


そういえば、ビックコミックで大好きだった「宗像教授異考録」が終わってしまいました。しくしく。。。



それと関係ないけど、今日は西暦で数えると10のぞろ目日だったんですね。(^^)



   ああ、この突然のログアウトだけは勘弁して欲しい。。。