松庵

シナリオライター
&絵コンテマンな
松浦の軌跡。

スカイ・クロラ(原作)

2008-09-03 18:28:47 | 一般書籍で思うこと
映画を先に見たのは、失敗だったか。それとも、よかったのか。
ちょっとわからなくなりました。

小説の映像化は、七割くらいの確率で失敗に終わると思っている松浦ですが、今回ばかりはどう評価してよいのかわかりません。
仮に、映画を見ないで本作を読んだらどう思ったでしょう。

と、想像してみるのですが、だめです。
あの強烈な空戦の映像がちらついて、活字から入ってくる情報なのか、それとも記憶を再生しているだけなのか、わからなくなってしまうのです。

ただ、一つだけいえるのは、映画は小説の解説書のような働きをしている。ということです。
森博嗣氏もあとがきで述べているように、ちょっと一般受けするような本ではありません(現在のように作品の知名度が上がれば、いくらでも売れるでしょうが)。
そういった意味でも、立ち読みしてみて
「ちょっと入っていけない」
と感じた人は、映画を先に見るとよいかもしれません。

まあ、娯楽ですから無理に読めとはいいませんが、読むと自分のキャパが広がると思いますよ。
コメント (2)
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