音楽療法のライブ日記

音楽療法士がお届けする、日々の活動記録と情報発信のブログです。

子どもと一緒に「音楽」で遊ぶ

2009-03-21 23:50:29 | 音楽療法実践
最近の新聞記事に「新生児にもリズム感」の見出しがありました。
生後間もない新生児にロックのリズムを聞かせ、途中でリズムを
乱したところ、電気的に測定した脳の活動に変化があったという
内容でした。既に認知研究として、赤ちゃんはお腹の中で母親の
心拍音を聞いてリズムを感じていることが分かっています

少し前までの発達研究は、顕著な成長を示す児童から青年期までが
主流でしたが、近年は胎児や乳児と老年に関する分野の研究が増加傾向にあり、
「生涯発達」研究として定着し始めています。

そんな中で、歌ったり、演奏したりする技術的な発達ではなく、
本来の「音を楽しむ」音楽の効果が注目され始めています。

日常の生活において、幼児が楽しみながら音楽を体験することが、
言語発達やコミュニケーションに役立つという内容です。
「楽しい遊び=音楽」から、理解や表現に繋がり、それを「共有する」
喜びが生まれていきます。

四季折々の暮らしの中で、季節の歌やふと口ずさんだ曲を途中で突然止めたり、
ある箇所だけを長く伸ばして歌ったり、速度を変化させたり、スキンシップしたり、・・・∞
遊び心満載の本来の「音楽」を子どもさんと大いに楽しんでください

*参考記事「朝日新聞、2009年3月20日」
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