音楽療法のライブ日記

音楽療法士がお届けする、日々の活動記録と情報発信のブログです。

レストランで開催されたコンサートの余韻

2024-07-02 05:36:31 | 音楽雑記
平日と土曜日は喫茶&レストランを営業されているのですが、
グランドピアノが常設されており、定休日の日曜日だった一昨日は
その場を貸し切ってピアノ、ヴァイオリン、ヴィオラのトリオコンサートが開催されました

中でもその3種類の楽器の為に書かれたというメンデルスゾーン作曲の
『ヴァイオリンとヴィオラとピアノの為のトリオハ短調』は初めて聴きました。
若い時の作品だと紹介されましたが、4楽章を通して様々な感情が湧いてきて新鮮な感覚でした。

3人の演奏家はそれぞれの音楽活動をしながら、1,2年に一度この場で開催されています。
定員は35名でしたが、溢れるほどの客席になり熱気と共に和む雰囲気も感じました。
ブラームス、メンデルスゾーン、エルガーのトリオ演奏と、3人のソロ曲として
ショパン、クライスラー、ピアソラの曲が個性豊かに響いてきました

音楽のコンサートは一瞬一瞬の時空間に消えてしまう芸術です。
音楽のシャワーを浴びてきた心地良い感覚の余韻が今も続いています。
その時だけの音楽の時空間を楽しんでいただくために、演奏家は日々地道に研鑽し、
音楽と真摯に向き合う時間を紡いでいくことになります。

時おり、涙を拭われている人がおられました。
私自身も胸がいっぱいになる瞬間がありました。
非日常のひと時に癒された余韻をゆっくり感じながら・・・



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