音楽療法のライブ日記

音楽療法士がお届けする、日々の活動記録と情報発信のブログです。

こども学講演会のお知らせ

2012-11-05 23:25:31 | 研究関連
日本発達心理学会からの「子ども学講演会」のニュースが届きました
担当の甲南女子大学国際子ども学研究センターよりご了承をいただきましたので
子どもに関わる広い視点を学ぶ機会として以下、お知らせいたします
尚、当日の参加者が多数の場合は立ち見参加になる場合があります。

< 第85回子ども学講演会>
『子どもと母の関係イメージと人生の物語-多文化研究から』
 人生の物語は、乳幼児期からはじまる長い生涯です。
母子関係を「良い母」「悪い母」と単純化することは危険なのです。
同じ出来事でも、どのようなストーリーで眺めるか、
人生のイメージと物語によって、ものの見方は変わります。
日本、イギリス、アメリカ、韓国など多文化の人々が描いたイメージ画から、
親子関係の多様なあり方を考えてみます。 入場無料、自由にご参加ください。
○日時:2012年11月8日(木)午後1時~2時30分
       *質疑応答は午後2時40分~3時10分
○場所:甲南女子大学 8号館3F 832教室
○参加費:無料 自由参加
○プレゼンター:やまだ ようこ(立命館大学特別招聘教授・京都大学名誉教授・
                日本質的心理学会理事長 /生涯発達心理学)
○パネリスト:小林 登(東京大学名誉教授・日本子ども学会理事長/小児科学)
○司会:一色 伸夫(甲南女子大学人間科学部総合子ども学科教授/子どもメディア学)
○問い合わせ先 甲南女子大学国際子ども学研究センター child@konan-wu.ac.jp

映画『天のしずく』のお知らせ

2012-11-01 23:58:02 | 音楽雑記
「この歳にならないと分からないことはいっぱいあるのよ」
と、93歳の義母は繰り返し言います。
「生きてこなければわからないことがありますね」
と、10歳で故郷を離れ、83歳の現在まで国立ハンセン病療養所に
暮らしておられる宮かづゑさんと料理研究家の辰巳芳子さんが
対談されています。(『長い道』宮かづゑ著

宮さんが病床にある親友を、辰巳さんのスープで看取った内容の
手記がご縁で、同時代を生きてこられた二人の対談が始まったそうです。
そんなご縁が『天のしずく 辰巳芳子“いのちのスープ”』という映画で
描かれているとお聞きしています。

ハンセン病に関わる研究をされている京都の田中さんから
上記の映画のお知らせをいただきました。
ホームページに「音楽が特に良かった」というコメントが
掲載されていました
関西の上映劇場・・
○テアトル梅田:11月3日~
○京都シネマ:11月10日~30日
○シネ・リーブル神戸:11月10日~

長い人生を歩んできた人が「生かされている今の自分」と向き合いながら
命の不思議な感覚を伝えてくださることは少なくありません。
「苦しみを勇気に、悲しみを希望に変えること(松本幸四郎さん)」は
広く文化が担っていると言えるのかもしれません。