音楽療法のライブ日記

音楽療法士がお届けする、日々の活動記録と情報発信のブログです。

コロナ禍における「心の健康」

2021-05-17 19:08:01 | 研究関連
TEDの公式ウェブサイトで心理学者のガイ・ウィンチのプレゼンを改めて見ました
心の傷は出来やすく、身体の傷と同様に考えてきちんとした手当が必要だと言っています。

孤独な時には行動を起こす。失敗に対する反応を自ら変える。自尊心を守る。マイナス思考と闘う。
心の健康を考える時、親友のように自分に優しくすること。
孤独感を無くす→失敗しても立ち直る→自分に自信を持つ→幸せに繋がる→寿命が延びる

失敗したことや後悔したことを繰り返し再生してしまうことを「反すう思考」と言い、
その反すう思考の衝動を抑えるには、
2分間以上、別のことを考えること、
例えば「スポーツをする」「映画を見る」「ゲームをする」ことを薦めています。

かって受講した音楽療法の心理学研修での、「3分間の腹式呼吸」を思い出します。
心が病んでいる時には外野からの批判は気にしないことも重要です。

音楽療法の実践においても、音楽が流れると一瞬にして空間の雰囲気が変わり、
音楽に合わせた軽い身体運動や楽器活動などによる表情や姿勢の変化を全体で共有します

今はIT利用で「雨の降る時に聴きたい音楽」「モーニングに聴きたい音楽」「リラックスしたい時の音楽」
「眠りにつきたい時の音楽」「家事をする時のBGM」「初めてのジャズ音楽」等々・・・
その日、その時の気分に合わせた音楽は多様な分野から何時間でも聴くことができ、
「心の健康」を考える時、施設や職場、自宅などにおいても有効利用できると思います。
コロナ禍における「ステイホーム」のこの際に新しい分野の音楽もお薦めします











「母の日」の余韻

2021-05-15 06:09:41 | ひとりごと
爽やかな新緑の空気をゆっくり、たっぷり吸いながら・・・、
悠遠くの景色を眺めながら・・・、今朝も早朝散歩をしてきました
眩しい太陽にパワーまで貰えました。

朝の光が母の日に貰った花に届いており、平穏な日の始まりを感じます。
昨年の母の日には元気な母の声がお礼の電話で聞こえていました。
今年はコロナ禍で面会が出来ないまま、母宛の手紙とCDを施設へ送りました。

手紙は読んでもらえたのかしら?
大好きな倍賞千恵子さんの歌は届いたのかしら?
澄んだ綺麗な声が母は大好きでした。
ヒット曲と好きな唱歌が入っていて、きっと気に入って貰える筈です
時々兄夫婦が施設担当者さんから電話連絡をいただいているので
私はその報告を待つことしか出来ません。

私サイドはZOOMでも、スマホ動画電話でも可能なのですが、
まだまだ施設においてはIT化は難しいようです。
コロナ禍でなければ、「何時でも、何時間でも部屋で会うことができます」という
住居型老人ホームなので、本当にコロナ感染症の収束を願うばかりです。

昨年からのコロナ禍で日常が大きく変わりましたが、これからはIT利用の一般化が
求められることになります。ZOOMによる診療、面会、講義、仕事、等々。
既にエンタメやスポーツなどは世界一斉に動画配信が始まっています。
「出張」や「単身赴任」などは過去の言葉になるのかもしれません。

ただ、母への面会を考える時、手を握りあうことで確認し合うこと、
そっと耳元で話すこと、体温を感じ合えることなどはZOOMでは難しいです。
当たり前ですが、会いたい時には会えるのが一番です。
母への想いが募るばかりです



自然の恵みに感謝

2021-05-05 06:50:40 | ひとりごと
コロナ禍の連休も暦では今日で終わりになります。
例年であれば幼子の賑やかな声が溢れる田舎ですが、
今年も昨年同様静かな佇まいです。

ただ、例年通り軒下に燕が巣を作っていて親燕が頻繁に餌を
運んできます。邪魔しないようにそっと屈みながら通り、
変わらない風景に今年は特に癒されます

畑では初夏収穫するトウモロコシが少し大きくなり、
カボチャやスイカの苗を植えるのを手伝いました。
これからピーマン、トマト、ブロッコリー、枝豆などの
作業で忙しくなるそうです。
自然相手の畑では昨年不作だったのに、今年は豊作になったり、
突然訳も分からない所に野菜が出来ていたり・・、
隅の少し水気のある場所に立派なスカンポが出来ていました

田舎へ帰省は出来ない中で、スマホへ動画や写真が
頻繁に送られてきて楽しませてもらえます
それぞれの家族が家遊びを工夫して、それなりに楽しそうです。

今日は一日雨の予定になっていますので、降らない内に早朝の散歩を終えました。
コロナ禍で面会予定がたたない母へ、可愛い曾孫たちの写真と
手紙を送る準備を始める予定です。大好きな歌のCDも添えて