音楽療法のライブ日記

音楽療法士がお届けする、日々の活動記録と情報発信のブログです。

音楽療法の伴奏力♪

2017-03-05 08:06:41 | 音楽療法実践
赤ちゃんの誕生からお見送りをするまでの人生に関わる
音楽を活用して多くの現場で音楽療法の実施されています

今日は高齢者を対象とする音楽療法の伴奏力を考えたいと思います。
日本音楽療法学会認定の音楽療法士の最終面接時に
実技としてピアノ演奏があります。
その場で提示される調に転調するとともに歌い易さの伴奏が求められます。

私の実践においても多くの伴奏者の方々とともに
音楽療法の時間を大切にしてきました。
今日は私なりの「音楽療法の伴奏力」についてお伝えいたします。

何より重要なことは参加されている皆様の『居心地の良さ』です。
私が考える伴奏力としては、
 ①歌い易さ・・調、テンポを考える
 ②前奏の重要性・・前奏を聞くと曲名が思い出される歌がある
   例:♪青い山脈 ♪有楽町で逢いましょう ♪嬉しいひなまつり など
 ③ライブな音楽・・現場のテンポ、リズムを感じて柔軟に合わせる
 ④歌詞の意味・・歌全体を参加者と共有できる
 ⑤セラピストの臨機応変な活動に添う・・経験を積む

伴奏しながら皆様と一緒に歌っている伴奏者は
セラピストとともにライブを作り上げていきます。
現場の雰囲気に合わせて臨機応変な対応も求められることになります。

いつも伴奏していただいている皆様に感謝を込めながら、
音楽療法のエッセンスをお伝えいたしました。