想像する100年前

お盆を含めて一週間ほど休暇をいただき公的なメールや連絡なども
休ませていただきました。

吉野の田舎のお盆参りには99歳の義母と義母のひ孫を含めて
総勢11名が揃って賑やかになりました
休暇には程遠い慌ただしい毎日になりましたが・・(笑)

義母は認知症を患っていますが、2歳～11歳の可愛らしい姿に
笑顔で交わってくれていました。
楽しい雰囲気は感じてくれていたようです。
お仏壇の前でお経はあげられるし、お寺さんからいただいた
冊子は声を出して読むことができており安堵しました。

ちょうど高校野球の100回記念大会が開催されていたこともあり、
100年前の歴史を辿ってみました
99歳で亡くなった義父が「箱根マラソンや野球、相撲はラジオに
かじりついて皆で聞いていた」と話していたことを思い出します。

高校野球は第13回（1927年）からラジオ放送されており、
1942年から1945年までは戦争の関係で中止されていました。
1915年が第1回開催なので、99歳の義母はまだ生まれていないことになります。

テレビ放送は1953年の第35回から放送されていますので、
私たちの年代は記憶を辿ることができます。
幼稚園や小学生の子にカラーではなく白黒の放送だったこと、
小さな画面を大勢で見たこと、ラジオの時代は耳からだけで
世界を想像していたことを話しましたが理解することは難しいようでした。
ただ、100歳のお年寄りが歩んできた日常に少しでも寄り添って
学ぶことを願って伝えてみました。

2010年ころに出たスマートフォンはたった18年で20歳代の保有率は
100％に近いと言われています。
情報機器の凄い進化に驚かされるばかりで追いついていくのは大変ですが、
現代の子供たちにはそれが当たり前の日常なのだと言うことも実感しました。

折りしもコマーシャルで♪「恋はやさし・・」のメロディが流れてきました。
100年以上も前の1914年の大正デモクラシーの頃の歌です。
優しいウクレレの音色とともに聞こえてきた100年前のメロディにハッとしました。

高校野球の応援歌もそれぞれ特徴があり楽しみの一つになります
おなじみの♪We Will Rock You や♪サウスポー、♪ハイサイおじさんや
大阪桐蔭高校では最新の♪U.S.A の替え歌で応援していて面白いです。

厳しい猛暑だった夏も終わりを告げ、田舎で聞こえてきた
秋の虫の音色に癒されてきました。