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音楽療法のライブ日記

音楽療法士がお届けする、日々の活動記録と情報発信のブログです。

晩夏から初秋へ

2025-08-21 13:44:57 | ひとりごと
今夏は猛暑だからなのか、田舎の畑の野菜に元気がなく、トウモロコシもトマトもそろそろ終わりです
元気なのはピーマンとゴーヤですが、収穫できた野菜には感謝しかなくしっかり皆でいただきました。

小さな集落なので、全域を早朝散歩してみるとあちらこちらに季節が感じられます。
青々とした稲の成長を始め、まだ淡い色の栗の実を見つけ、ガマの穂綿もまだ小さいものがあります。
田舎の家は襖で仕切られた田の字の畳の部屋で、多人数が集まるにはやはり便利です。

昨日はやっとシーツや枕カバー、布団乾燥機をかけた布団など押入れに片づけることが出来ました。
この夏は色々な虫が出て大騒ぎでした。行く前にはムカデが出たという話を聞き、庭の手洗い場のそばに
蜂が巣を作っており、小さなネズミは飄々と部屋の中を歩いているし、いつもは窓の外に張り付いているヤモリが
部屋の中にいて素早く走ることを知ったり・・・、時々悲鳴が響きました

勿論、畑には秋の虫が沢山いて、寝付く夜や寝起きの朝に音色で癒されました・・
以下、晩夏から初秋の写真です


長い夏休み

2025-08-18 14:51:44 | ひとりごと
 お盆休みを入れた長い夏休みがやっと終了しました
 夏恒例の地域の花火大会に家族多勢が集まった行事を皮切りに、びわ湖バレイへの旅行、
 お盆の田舎への帰省、その田舎の家と庭の大掃除、初めてお盆のど真ん中に入った仕事、
 バーベキューに花火・・・等々

 田舎のお盆参りでお寺さんへ行き、久しぶりにゆっくり地域の現状などの話をお聞きしました。
 今まで長年お寺さんや地域の行事を支えてこられたご年配の人が亡くられることが多く、
 その家の跡継ぎが少なくなり、家自体が朽ちていくことを心配されていました。
 早朝に散歩してみると、その現状があちらこちらに見受けられ、これからの大きな課題に
 なることを実感しています。

 馴染みが無い地域へ来た私に優しく声をかけ、丁寧に関わっていただいた皆様との
 お別れがあり、地域にあるお墓参りに行くと新しく刻まれた名前が見受けられました。
 お寺さんから配布されたお盆参りの予定表にも初盆を迎えられた人が多いことを知ります。
 戦後80年、昭和100年と言われていますが、歴史が変わっていくことを田舎でも実感します。

 終戦の日でもある15日の仕事は初めてでしたが、平和を祈る気持ちをこめて
 ピアノ鑑賞として映画の主題歌としても聴きなじみがある「ひまわり」を入れました
 第二次世界大戦によって引き裂かれた夫婦の物語ですが、美しいひまわり畑の映像は
 ウクライナで撮影されたと言われています。
 いつもより参加される人が多く、終了後にも多くのお声かけをいただきました。

 夏のお盆の季節はバタバタとはしますが、日常には無い多くの人との集まりや関わりがあり、
 日常とは異なった刺激とパワーをもらいます。
 明日からは馴染みの地域の仕事に戻ります

蓮の花の季節

2025-07-02 06:10:19 | ひとりごと
曇り空で少し蒸し暑い中の早朝散歩でしたが、いつもの様にその日の気分によって歩くのではなく、
今日は写真を撮る目的で出かけました。そろそろ蓮の花が見ごろになっているのでは?・・
まだ先始めの蕾も多い中、美しく凛と咲いている蓮の花に暫く見惚れていました(写真あり)

杜若(とじゃく)園芸さんのHP(https://www.akb.jp/c/free_9_128/hasu_kanri)に「ハスの一年」が分かりやすく書かれています。
以下、添付して共有させていただきます。
・・・・・   ・・・・・   ・・・・・
ハスは春に浮葉が出始め、一か月後には立ち葉が伸びてきます。
そしてその立ち葉が生長していき、6月頃には花芽が水中から現れ約20日後に開花します。
開花のピークは7~8月中旬頃になります。

夏が終わり気温が下がってくると最後の立ち葉(止め葉)が出てくるのを合図に、茎の生長が止まります。
秋から初冬になると茎や葉は茶色くなり枯れて折れます。
そのころにはレンコンの先端の節は太くなっており、完全な休眠に入ります。
春の植え付けには、この太くなった先端のレンコンを使用して植え付け・株分けを行います。



・・・・・   ・・・・・   ・・・・・




雨の季節に聴きたくなる『黄昏のビギン』

2025-06-24 07:29:37 | ひとりごと
真夏の様な暑さの‘梅雨の中休み’がありましたが、まだ実は梅雨の季節です
雨音が聞こえる在宅の日は楽器を演奏したり、音楽を聴いたりする気分になることが多いです。

この梅雨の季節の音楽療法には「雨」の音楽をプラン(前回のブログ)に入れますが、
多様な分野にわたる50曲ほどの中から在宅時のBGMとしては『黄昏のビギン』の曲が心地よく感じられます
調べてみると昭和34年にリリースされた『黄昏のビギン』ですが、作詞は永六輔、作曲は中村八大、
歌手は水原弘です。「黒い花びら」が大ヒットしたその後の曲だそうです。

六・八コンビと言われた当時の流行曲の黄金コンビによって、「上を向いて歩こう」「明日があるさ」
などの曲が作られ、社会的流行音楽として当時は多くの人の記憶に残りました。
その後32年後の1991年(平成3年)に歌手のちあきなおみがカバーして大ヒットになり、
その後も多くの歌手(菅原洋一、井上陽水、岩崎宏美、天童よしみ、薬師丸ひろ子、大橋純子、
さだまさし、氷川きよし、中森明菜、尾崎紀世彦、長谷川きよし、高橋真梨子、島津亜弥など)が続々とカバーして
65年ほど経った現在まで歌い継がれていることになります

・・ 雨に濡れてた 黄昏の街 ・・多くの歌手にカバーされているSpotifyを聴きながら、
あらためて編曲による曲の面白さを楽しんでいます。
リズム、楽器の音色(ギター、ピアノ、オーケストラ、チェロなど)、テンポ、歌手の声、編曲・・
多くの要素によってそれぞれの曲を楽しませてもらえます。

多くのカバー曲から今の自分の気分に合うテンポや音色を選択しながら心地良く聴くことになります。
ビギンと言われるラテンのリズムですので、ギロやボンゴなどのパーカッションでも楽しめますが、
ギターやピアノだけの静かな伴奏による歌手の声だけに癒されるカバー曲も良いものです。

昭和100年と言われている今年は日本における戦前からの音楽史をじっくり振り返る機会にも
なります

今年も見られたホタル

2025-06-14 16:20:57 | ひとりごと
一昨日の夜に、畑仕事の助手役で帰っていた田舎の小さな川へホタルを見に行きました
雨上がりの曇り空、風は殆どなく、程よい暑さもあるという条件が整い、田舎の家からすぐ近くの小川へ出かけました。

狭い川幅で深さのある小川を数匹のホタルが飛び交っており、調べてみると「ゲンジボタルのオス」のようです。
すぐ近くまで飛んできたホタルもいてドキドキしました。じっと葉っぱの所で光っているのがメスだそうです。

穏やかな川の流れとホタルの消え入りそうな光によって、幻想的な世界へ誘ってもらいました。
昨年はたった一匹だけ見えましたが、今年は10匹ほどいて感動しました。
昔はあちらこちらに沢山いたようで、面白く懐かしい遊びの話も聞けました。
音楽療法の実践においても皆様から懐かしい話を聞きながら、「ホタル来い」のトーンチャイム奏や輪唱を楽しみます

以前、菩提寺の御住職さんが「近くの裏の川でホタルが飛んでいるみたいです」と話されたことがあり、気になっていましたので、
昨年からこの時期の条件が整った日に田舎へ帰るようにしていました。

ホタルは成虫から2週間ほどの命のようです
今月末までは見られないかもしれません・・・

家の玄関入り口上に巣を作ったツバメ達も大きくなって飛び回り、賑やかな鳴き声が聞こえます。
夕方には帰ってきているようですが、もうすぐ飛び立って会えなくなりそうです・・

自然界に生きているそれぞれの命との出会いに色々な想いを巡らせています

圧巻だった大屋根リング

2025-06-07 07:14:39 | ひとりごと
朝散歩にはちょうど良い気温と爽やかな風を感じながら、今日の心地よい一日が始まりました
田植えが終わり、いよいよ梅雨入りを迎える景色が広がる中で、ヤマボウシの白さに見入り、
枇杷の実が美味しそうに色づき、「ゆりかごの上に 枇杷の実がゆれるよ~」の歌詞が過ります

その梅雨入り前にと思い立って、大阪・関西万博へ行ってきました。
やはり、噂通りの大屋根リングに圧倒されました
長い行列が続いているパビリオンの中へ入るのは諦めて、ひたすらパビリオンの外観の面白さを楽しみ、
大屋根リングをゆっくり一周してきました
多様なパビリオンの建築を楽しむ予習として、EXPO2025の公式ウェブサイトの「海外パビリオン」をお勧めします

大屋根リング一周と言っても、一本道ではなく途中からさらに上へいけるようになっており、広い芝生では
座ったり、寝っ転がったりされたりと気持ち良い風を感じられる一番高い所からの景色は淡路島も眺められて絶景でした。

建築家の藤本壮介さんが望まれたように眺める芝生ではなく、皆が中で楽しめる芝生になっていました。
パビリオンがあるど真ん中には「静けさの森」があり、パビリオンの工事が始まると同時に森も作り始め、
木々を育ててきたとのこと。ふと、虫の声が聞こえてきて異空間を味わいました

想像以上に多くのご高齢の人、車椅子の人、抱っこされた赤ちゃんからヨチヨチ歩きの子供たちが楽しまれており、
大屋根リングの開放感、わくわく感が伝わってきました

もう一度行きたい、と思わせてもらいました


今年もツバメ

2025-06-02 06:23:45 | ひとりごと
田舎の家の軒桁の裏に今年もツバメの巣が作られており、親ツバメが餌を運ぶ度に
数匹の子の賑やかな鳴き声が聞こえてきます。
そっと静かに網戸から覗いてみようとすると、親ツバメはサッと巣から離れます。
人間には無い多くの能力を持って自然界を生き延びていることを感じます。

先日、伸び放題の庭の草引きをしている時に、ふにゃふにゃとした5円玉程の卵を見つけて
何の卵か尋ねるために草の外に出しておいて、その場を離れてもう一度来た時には
もうありませんでした・・・。もしかしたら、親ツバメが餌にしたのかもしれません。
以前、畑の小さなミミズを空に放り投げた時に、見事にサッとくわえて飛んでいったことがありました。

義父母からの代からの巣作りで、「安心できる場所でないとツバメは巣を作らないから」と聞いていました。
本当は巣作りから定点観測できると良いのですが・・、難しいです。
賑やかな鳴き声ももう少しで終わりだと思って、そっと写真を撮ってみました。(以下、写真)

やっと体調が整ってきた畑の主は夏野菜の準備を遅ればせながら始めています。
ピーマン、ミニトマト、トウモロコシ、ナス、・・・、ゆっくり楽しみながら季節を食せることを
願って助手を務めています。採りたての野菜の美味しさの魅力からパワーをもらいます。
6月に入り、もうすぐ梅雨の季節がきます。猛暑も待ち構えていますので運動と食で乗り切り、
今から短い秋を楽しみにしたいと思います


季節を満喫する朝散歩

2025-05-30 06:19:42 | ひとりごと
昨日まで雨予報だった今朝は雨は降っておらず曇り空の中散歩に出かけました。
気分によって散歩道をあれこれ選びながらなので、数日前につぼみだった紫陽花が
そろそろ見頃になっていて驚きました。(以下、写真)

田植え前の爽やかな緑の苗が『夏は来ぬ』の歌詞にある「玉苗」のように輝いてみえます。
卯の花は終わりを迎えていますが、枇杷の木にはそろそろ食べごろの色づいた実がなり、
梅の木にもたわわな実の重さでしなっていました。
「5月6月実がなれば 枝からふるい落とされて・・」という『うめぼしの歌』がよぎりました

突然、空地に大きな鳥がじっと動かず、まるで絵画のような世界を感じ写真を撮りました。
Google検索をしてみると「アオサギ」と記されています。
白い色も深緑のような灰色の羽もくすんでおり、高齢の鳥だと思われました。
「君たちはどう生きるか」に出てくるアオサギです。
見入っていると大きな羽根を広げて飛び、その姿には威厳さえ感じられました。

雨で増水した秋篠川に少し小さめのカモが可愛らしく泳いでいました。
30分程の散歩でしたが、季節を満喫する木々や花々、鳥や魚たちの「今」から
活力をもらって帰宅しました


フラワームーンに魅せられる今宵

2025-05-13 21:17:37 | ひとりごと
6月の夏至までは朝日が昇る時間が日々早くなりますが、我が奈良盆地では
今朝5時15分に日の出が見られました。
5時半から散歩に出かけましたが、おそらく夜を通して早朝まで働いていたと思われる知人と
行き違って、「お早うございます」と声をかけ合いました。貴重なこの時間を共有する「仲間」です。

早朝から働き始める多くの人とすれ違いながら、写真家がいつもスタンバイしていると言われる西ノ京の大池に
向かいました。少しモヤがかかっていましたが薬師寺と奥の方に東大寺が見られ、暫く見惚れていました。
風もなく静かで穏やかな雰囲気は別世界にいるようで・・、不思議な感覚になりました。(以下、写真)

薬師寺からの帰り道の両端は今の時期ならではの草が伸び放題です。
調べてみると、コマツヨイグサ、ヒメスイバ、ナヨクサフジ、ヨモギでした。(以下、写真)

昼は吉野の山道の日陰の場所でスカンポを見つけました。直径3,4センチの太くて見事なスカンポだったので、
採る時に「ポンッ!」と乾いた大きな音がしました。きっと素敵な低音の笛の音になることでしょう

夜は夜で、いつもより濃い色が鮮やかで、存在感がある圧巻なお月様を愛でています。
悠久の自然に包まれるひと時の幸せを感じながら・・




新緑の奥吉野

2025-04-22 22:21:40 | ひとりごと
初めての関西へ来てから、地域や親戚の行事等などがある度に、いつも優しいお姉さんの様に
ずっと変わらず接して下さった人が急逝された旨の連絡が入り、慌ただしくお別れをしてきました

1年ほど前から病まれている事を知り、お訪ねしては何気ない懐かしい話をしてきました
時折出会う娘さんにもご体調などをお聞きしていましたが、
昨年の終わり頃にはまだまだお話が出来、いつもの優しい笑顔で接してくださいました

新年になってから私の家族が帯状疱疹で長患いをして寝込んでいましたので、暫くお目にかかれないまま、
御逝去の連絡を突然受けることになってしまいました

お通夜へ行くまでの日中に新緑の奥吉野へ出かけました
片側は谷底、反対側は山沿いというかなり細い道を怖がりながらすくみ足で奥吉野の西行庵まで歩くと、
見事な色とりどりの新緑の景色が迎えてくれました

奥吉野ではまだ桜が散っている頃で、桜の花びらで埋まった道を歩くというご褒美もありました
芽吹いてくるこの季節の爽やかさと優しさを、敢えてお別れする特別な日に受け取るひと時になりました

春の連休前のこの季節に、毎年変わらず見つけるスカンポも見つけて収穫しました
今週の音楽療法で皆様と五感を豊かに感じながら楽しみたいと思います