音楽療法のライブ日記

音楽療法士がお届けする、日々の活動記録と情報発信のブログです。

‘パーキンソン病患者・家族会’の音楽療法♪

2019-04-12 07:08:13 | 音楽療法実践
散り始めている桜もありますが、まだまだ見頃の桜を愛でながら
平成31年度第1回の‘パーキンソン病患者・家族会’として
昨日音楽療法が実施されました

年に5回ほど活動が予定されている会ですので、今回は平成最後になります。
19年目に入っている活動ですが、始めた頃には元号が変わる時まで
継続できるとは思っていませんでした。

今回は偶然20数年振りに出会った懐かしい音楽仲間がコーラス活動を
されていると知り、今回お声をかけさせていただきました。
春の歌などの鑑賞とともに皆様と一緒に歌うひと時もいただきました。
患者さんから「アンコール!」の声が上がるなど和やかな雰囲気でした。

お互いに音楽とは切り離せない生活をしていたことを嬉しく思い、
楽しまれているコーラスとご自身の飽くなき向上心に心が弾みました。
そして、改めて思うことですが、‘ライブ’は最高です

先日もある地域からのご依頼がありお話をうかがうと、
「生演奏と皆で歌うライブ感」の魅力を伝えていただきました。
最近は音楽機器の発達もあって生演奏のライブが減ってきました。
テンポ、音程、リズムを調整できることもライブの魅力ですが、何といっても
その場、その時の雰囲気を感じながら一体感を共有する魅力があります

難病であるパーキンソン病の症状として歩行と身体のバランスの不安定が
ありますので、今まで参加されていた人が転倒で骨折されるなどのご報告があり
徐々に参加することが困難になっている人が増えています。

参加されている皆様がお互いの体調を労り、情報交換とともに
温かい雰囲気の中で音楽のシャワーを浴びて、次回の再会を楽しみにされる姿に
‘明日への優しさと元気’をいただいて帰路につきました