医師である日野原重明さんは
「病気の人も世間となるべく多く接触できるよう、差別しない風土をつくることが、
患者にとって一番よいケアだと思います」(『99歳・私の証「あるがま々行く」』
:朝日2011/05/21付)と記されていました
折しも少し前にお目にかかった重い認知症の症状の
ご家族を看ておられる方から同じことを聞きました。
「とにかく外出することです。どのような場でも出かけることが大切だと思います」
同じ病名がついていても一人ひとり異なる症状に戸惑うことが多くあります。
どのような症状の方でも外出が可能であれば、外の空気、音、香り、景色を
五感で感じて欲しいと専門家も介護者も願っておられます。
風や香りから生まれる音楽の世界は想像以上に豊かな触れあいとなります
それは普段の私たちにも気分転換やリフレッシュなどの効果があり、
意識しないうちにメンタルヘルスに役立つことになります。
そこにある何気ない人との関わりが大切なことは言うまでもありません。
外出に関して言えば、赤ちゃんが泣くから電車やバスに乗り難いという親の声、
かなりゆっくりした歩行で横断歩道を渡っていると、
自動車の運転手に「早く渡れ」と怒鳴られたという介護者の声、
車椅子のトイレなどの設備が無いから行きたくても行けないという声・・・。
悲鳴に聞こえてくるどの声にも「差別しない風土」からは程遠く感じますが、
本当の心豊かな社会を願いながら私たち一人ひとりがあきらめない意識を
持ち続けたいものです
「病気の人も世間となるべく多く接触できるよう、差別しない風土をつくることが、
患者にとって一番よいケアだと思います」(『99歳・私の証「あるがま々行く」』
:朝日2011/05/21付)と記されていました
折しも少し前にお目にかかった重い認知症の症状の
ご家族を看ておられる方から同じことを聞きました。
「とにかく外出することです。どのような場でも出かけることが大切だと思います」
同じ病名がついていても一人ひとり異なる症状に戸惑うことが多くあります。
どのような症状の方でも外出が可能であれば、外の空気、音、香り、景色を
五感で感じて欲しいと専門家も介護者も願っておられます。
風や香りから生まれる音楽の世界は想像以上に豊かな触れあいとなります
それは普段の私たちにも気分転換やリフレッシュなどの効果があり、
意識しないうちにメンタルヘルスに役立つことになります。
そこにある何気ない人との関わりが大切なことは言うまでもありません。
外出に関して言えば、赤ちゃんが泣くから電車やバスに乗り難いという親の声、
かなりゆっくりした歩行で横断歩道を渡っていると、
自動車の運転手に「早く渡れ」と怒鳴られたという介護者の声、
車椅子のトイレなどの設備が無いから行きたくても行けないという声・・・。
悲鳴に聞こえてくるどの声にも「差別しない風土」からは程遠く感じますが、
本当の心豊かな社会を願いながら私たち一人ひとりがあきらめない意識を
持ち続けたいものです