音楽療法のライブ日記

音楽療法士がお届けする、日々の活動記録と情報発信のブログです。

2歳の子と音楽

2016-08-20 21:18:25 | 音楽雑記
今夏出産した娘に2歳の上の子がおり、実家としては出産後の母親のケアや
赤ちゃんの世話よりも2歳の子を相手に遊ぶ?ことが多くあります。

おしゃべりも随分上手になってきましたので歌を一緒に歌うと
♪「ぞうたん ぞうたん・・」♪「ゆうだけこだけでひだくれて~」等など
可愛い盛りで多忙を極める日々の中で思わず笑みがこぼれて癒されます

我が子が2歳の時に私が録音した会話や歌を思い出して不思議な想いにかられます。
2歳の子は産まれてきた赤ちゃんに取られてしまう自分の居場所や時間に
素直に苛立ちを表します。

そんな時にも音楽の存在はとても有効なことを実感しています。
直観的に嫌な音楽は「恐い」「嫌だ」と言い泣き出すこともありますが、
偶然車の中で聴いた『ハウルの動く城』の♪陽気な軽騎兵の音楽には
「もう一回、もう一回」と催促してメロディを口ずさむようになり
既に主張できる音楽嗜好、音楽アイデンティティがあるように感じています。

手遊び歌やわらべ歌も有効なコミュニケーションツールになります。
一緒にすると色々な替え歌になったり、バリエーションが増えていきとても楽し気です。
子どもは正直なので、楽しい時は体全体で喜びを表します。
そんな時は平和なひと時を感じて大人たちがパワーを貰うことになります。
改めて、子どもと音楽の関わりを大切にしていきたいと実感しています