今朝も、空一面が橙色になってきた日の出前の5時過ぎからセミの声が賑やかです。
その鳴き声に迎えられるように太陽が奈良盆地にお目見えです。
地球は太陽に生かされている・・・、今朝はそんな気持ちになりました
大暑を過ぎて、祇園祭りや天神祭りなど大きなお祭りが久し振りに盛大に開催された
七月も終わりを迎えました。今年はかなり厳しい暑さになると言われています。
そんな中ですが、認知症対応型グループホームへの音楽療法の実践は続きます
冷房が効いた施設の中では外の暑さを実感することは無く、辛うじて皆様の夏の装いに
季節が感じられます。暑い外から出向いてきた私たちへの気遣いの声をいただきます。
目が少し不自由で下を向いている人、笑顔で出迎える人、朝から待っておられて
今は部屋にいる人、私たちが誰なのか不思議な表情をしている人、・・・
お一人おひとりの個性や今日のその人らしさが溢れています。
90才後半の人もおられますので、今日もお目にかかれたことに先ずは安堵します。
入所されて間がない人の雰囲気も気になりながらお声かけをします。
落ち着いてきたコロナとは言え、未だ私たちはマスクを外すことはなく、本来の笑顔の
交流は無い中で、声の明るさを意識することになります。
夏になると海にまつわる曲がプランに多く入りますが、海の無い奈良では特に
欠かせない楽器?があります。波音箱とかってに名前を付けて持参しています。
あまり小さくない段ボール箱に海の色の紙を貼り、小豆を入れて波の音を作ります。
本来は、衣服などを入れて運ぶ時に使用した「柳行李(やなぎごおり)」に小豆を
入れて使用すると言われており、柳や竹で編んでいるので、独特で素敵な音になります。
海の波音を感じながら、海の曲で日本を巡っていきます。認知症を患っておられても
歌うことは可能です。特に思い出深い曲にはその人らしさが垣間見られます。
時には涙とともに歌われ、職員さんがすぐに寄り添ってくださいます。
グループ活動ですので、お一人おひとりの深い思い出に寄り添うことは難しいですが、
社会全体で共有していた時代の思い出話に皆様が共感されます。
そんな社会性のある思い出話は伝承する役割もあり、若い職員さん達にとっても
貴重な時間になります。私も父母や義父母、祖母から世代や年代を超えた多くの話を
聞いてきました。今思えば、生きた「社会の時間」でした。
家族だけではなく、地域や職場などで話を聞く機会があれば大切にして欲しいと
若い人達には願っています。
音楽療法のひと時が終わって帰る準備をしている私たちにいただく皆様の表情、
お声かけ、行動(お見送り、握手など)から、真夏のど真ん中を帰るパワーをいただき、
穏やかで心優しい気持ちになれます。
息苦しい暑さの中でも、人との関わりによって爽やかなひと時を感じられますように
その鳴き声に迎えられるように太陽が奈良盆地にお目見えです。
地球は太陽に生かされている・・・、今朝はそんな気持ちになりました
大暑を過ぎて、祇園祭りや天神祭りなど大きなお祭りが久し振りに盛大に開催された
七月も終わりを迎えました。今年はかなり厳しい暑さになると言われています。
そんな中ですが、認知症対応型グループホームへの音楽療法の実践は続きます
冷房が効いた施設の中では外の暑さを実感することは無く、辛うじて皆様の夏の装いに
季節が感じられます。暑い外から出向いてきた私たちへの気遣いの声をいただきます。
目が少し不自由で下を向いている人、笑顔で出迎える人、朝から待っておられて
今は部屋にいる人、私たちが誰なのか不思議な表情をしている人、・・・
お一人おひとりの個性や今日のその人らしさが溢れています。
90才後半の人もおられますので、今日もお目にかかれたことに先ずは安堵します。
入所されて間がない人の雰囲気も気になりながらお声かけをします。
落ち着いてきたコロナとは言え、未だ私たちはマスクを外すことはなく、本来の笑顔の
交流は無い中で、声の明るさを意識することになります。
夏になると海にまつわる曲がプランに多く入りますが、海の無い奈良では特に
欠かせない楽器?があります。波音箱とかってに名前を付けて持参しています。
あまり小さくない段ボール箱に海の色の紙を貼り、小豆を入れて波の音を作ります。
本来は、衣服などを入れて運ぶ時に使用した「柳行李(やなぎごおり)」に小豆を
入れて使用すると言われており、柳や竹で編んでいるので、独特で素敵な音になります。
海の波音を感じながら、海の曲で日本を巡っていきます。認知症を患っておられても
歌うことは可能です。特に思い出深い曲にはその人らしさが垣間見られます。
時には涙とともに歌われ、職員さんがすぐに寄り添ってくださいます。
グループ活動ですので、お一人おひとりの深い思い出に寄り添うことは難しいですが、
社会全体で共有していた時代の思い出話に皆様が共感されます。
そんな社会性のある思い出話は伝承する役割もあり、若い職員さん達にとっても
貴重な時間になります。私も父母や義父母、祖母から世代や年代を超えた多くの話を
聞いてきました。今思えば、生きた「社会の時間」でした。
家族だけではなく、地域や職場などで話を聞く機会があれば大切にして欲しいと
若い人達には願っています。
音楽療法のひと時が終わって帰る準備をしている私たちにいただく皆様の表情、
お声かけ、行動(お見送り、握手など)から、真夏のど真ん中を帰るパワーをいただき、
穏やかで心優しい気持ちになれます。
息苦しい暑さの中でも、人との関わりによって爽やかなひと時を感じられますように