音楽療法のライブ日記

音楽療法士がお届けする、日々の活動記録と情報発信のブログです。

枕経の後に永久の別れの音楽♪

2015-01-25 18:23:18 | 音楽雑記
私事になりますが、新年を迎えて松の内が終わった頃に
実父が享年92歳で旅立ちました。

昨年の5月の連休に多くの家族が集まった時は
まだ6ヶ月の曾孫をあやす元気が残っていました。

10月に私が一人で帰った時は、「もう今年いっぱいだな・・」と
か細い声で言っていました。
豪放磊落な人生を送ってきた父に
「好きなこといっぱいしてきて、思わぬ長生きもできて
言うことない人生だったよね・・・」というと、豪快に笑って
いましたが、この時は笑う力も無くなっていました。

今までは♪黒田節や♪お富さんや民謡を三味線で弾くと
手拍子を入れて、機嫌よく歌っていました。
やはり三味線を弾いても、ピアノを弾いても反応が薄くなっており、
私なりに、残り少ない人生だということを感じ取っていました。

一年半前に義父が亡くなった時も好きだった歌を
二人だけの時に歌いました。
今回は孫がバイオリンを持参して、この曲を好きだったからと
♪花は咲くを弾いてくれました。
テレビで一緒に見ていた時に、「この歌はええ歌やなぁ」と言っていました。

枕経の後のお通夜前に‘最期の音楽’を捧げることができました。
別れる私たちの心も落ち着いた感覚を持ちました。

以前、「思い出深い音楽」について話を聞いた時に
♪月の浜辺の思い出を話してくれました。
青春真っ只中の思い出話は熱い想いや楽しかったことが伝わってきました。
懐かしい・・・若い頃です。

社会の縮図通り、義母と実母が残って、どのように寄り添っていけるのか・・・
いろいろと考える一月の終わりです。

認知症に関する公開講座のご案内

2015-01-03 07:37:03 | 研究関連
新年あけましておめでとうございます

音楽療法について少しでも情報公開できればと思いながらも、
限りなく気ままな当ブログにいつもお訪ねいただき有難うございます。

年末にインフルエンザにかかってしまい、発熱、頭痛、関節の痛みを
伴いながら久しぶりに寝込んでいました。救急医療に行きましたが、
予防接種も効かないほどの猛威だったとのこと・・・。

そんな中ですが、京都から公開講座のお知らせメールをいただきましたので
以下にご案内いたします。

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公開講座 
「認知症のひとの心を知る!!―その実践的事例をふまえて―」

 ○講師:杉山 孝博 医師
  (川崎幸クリニック院長,(公社)認知症の人と家族の会副代表理事,
  (公社)日本認知症グループホーム協会顧問)
 
   東京大学医学部付属病院内科研修後、一貫して患者・家族とともにつくる
   地域医療に取り組み、介護者の立場からの認知症ケアではなく、
   認知症の人のクオリテイーオブライフを支える認知症ケアと介護の在り方を提言。
   「認知症の9大法則 50症状と対応策」「認知症の辛い気持ちがわかる本」など著書
  
 ○開催日:2015年2月15日(日)10時~15時(昼休息を含む)
 ○参加費:1000円(会員500円)
 ○場所: 京都社会福祉会館(二条城北側:京都市上京区猪熊丸太町下中之町)
 ○主催:一般社団法人 京都ボランテイア協会
 ○申し込み/問い合わせ (075)-354-8714  FAX(075)-354-8715
 ○講義内容
   1. ぼけても心は生きている
   2. 認知症の人を抱える家族の変化
   3. 「認知症をよく理解するための9大法則・1原則」
   4. 対応の難しい主な症状