音楽療法のライブ日記

音楽療法士がお届けする、日々の活動記録と情報発信のブログです。

和太鼓の迫力♪

2011-11-06 20:32:46 | 音楽雑記
長胴太鼓、締太鼓がいくつあったのか・・・
数える気にさせない怒涛のような迫力を持って
全身に和太鼓の音が降り注いできました。
途中から、満天の星空にあがる連続打ち上げ花火を
見上げる感覚を覚えました

京都橘高等学校の学生さん達の和太鼓演奏は見事でした。
私自身は講演を終えた安堵感とともに
客席でリラックスして存分に楽しませていただきました。
若々しさが溢れんばかりの熱演が終わると、
パーキンソン病の患者さんとご家族さんが
学生さんと一緒に体験されるひと時がありました

僅かに動く手で撥を握って体験される人、
全身を躍らせて撥さばきをされる人、
車椅子から手を伸ばして叩く人、・・・
多くの方が笑顔で学生さんにお礼を伝えられている
その交流に感激しました。

今日の舞台は若い学生さんが演奏を披露する場ですが、
和太鼓を通して難病の人を理解する場にもなります。
社会には原因が解らない病気と闘っている人がいるという
現実があることを同じ太鼓を共に撥で叩くことを通して
経験する良い機会でもあります。

世代間交流の場としても心温かな空気が流れていました

「パーキンソン病と音楽療法」講演のお知らせ

2011-11-01 12:40:15 | 音楽療法実践
穏やかな11月を迎えました

地域においてパーキンソン病患者・家族会の支援グループが2000年11月2日に発足し、
初めて患者・家族会の活動に参加したのは翌週の芋掘りでした。
12年目に入りましてもお一人おひとりの病気の現状を理解しながら、
寄り添える活動をしていきたいと思っています。
病気を忘れる会話や活動をともにする「仲間」としての
繋がりを多く感じるようになりました。
支援活動が始まった時には考えられない「思い」です。

この会において音楽療法の実践が始まったのには
偶然の重なりがありました
支援グループに3名の音楽療法関係者がいたこと、
翌年にコンサートホールの完成記念として無料使用できたこと、
保健所、患者・家族会の全面的な支援をいただいたこと・・

多くの皆様にお力添えをいただきまして継続するに至っています。
改めて心より感謝を申し上げます。

そんな活動が少しでもお役にたてればと講演依頼を受けることに致しました。
内容はパーキンソン病と音楽療法に関する現状と研究及び実践の予定です。
パーキンソン病関係者の皆様にご参加いただければ幸いでございます。

講演内容:『「パーキンソン病と音楽療法」~12年目の患者・家族会の活動から~』
日時:11月6日 午後1時半~午後3時 (午後3時15分~4時:和太鼓演奏)
場所:ハートピア京都 大会議場 (烏丸丸太町)
費用:500円(お付き添いお一人は無料)
主催:NPO法人パーキンソン病支援センター