以前のブログで『Pat Martino/The Early Years』について書いたのだが、
ある北海道在住の方がそれを読んで下さり、私がどうしても入手できなかった
AIRGINの音源を送ってくれた。
うーん、やはり楽譜だけをおいかけるのと実際の演奏はちがうものだ。
ありがとうございます!!
というわけで、10年くらい前に買った『Pat Martino/Creative Force』を
本棚から引っ張り出して、しかもビデオを見ている。
上記の書籍はビデオ版を書籍化したもので、ビデオの付録=翻訳+ビデオで演奏して
いる楽譜には掲載されていない演奏や解説(英語だけど)がついていて非常にわかり
やすい。
このブログの読者はお気づきと思うが、1月末くらいからあまりに仕事が忙しく、
今日の今日までまったく手をつけられなかった。その間、地デジ化によって
もはやただの再生機となってしまったテレビでこのビデオを流しっぱなしにしていた。
おかげで、Pat Martinoのマイナー・コンバージョン・システムの応用について
いろいろ学ぶことができた。
マイナー・コンバージョン・システムとは彼が確立した独自の方法論であり、
例えばF7のコード上でCm7のフレーズを弾く、というようにすべてのコードを
マイナー・コードのフレーズに置き換えて弾くというものだ。
やってみると私にとっては想像する以上に難しいものだった。
まずPat Martino自身の演奏はものすごいスピードでしかも半音が数多くでてくるので
ある程度のスピードがあってはじめてサウンドする類のものであり、
フレーズをテクスチャ的にピックアップすることが非常にむずかしく、
結局は流暢に延々と息の長いマイナーフレーズを弾けるようなテクニックを身につけ
ないと先に進めないのである。
したがって、私としてはとっくの昔に最初の数ページで挫折していたのであった。
しかしながら、パソコンに向かって黙々と仕事をすることに疲れていた私は
このビデオを流しっぱなしにしていて、ふと目をやった時に、Pat Martinoが
7thコード(例:AbM7、Bb7上におけるFm7へのコンバージョン)だけではなく、
他の様々なコードへの応用を解説していたのに気がついた。
例えば、①Am7b5/②D79b9#5/③Gm/④E7#9というコード進行上で彼は、
①=Cm7
②=Ebm7
③=Gm7
④=Fm7
というコンバージョンを行っていた。
まあ、ビデオではこれは2巻目になってようやく登場するコンセプトのようなので、
1巻目の半ばで挫折している私としては知るよしもなかった。
それにしても彼はとめどもなく流れ出る泉のような美しく、陰影のある
メロディーをよくあんなに簡単に紡ぎ出せるものだと、ただただ感心する。
結局、マイナー・ラインを生み出せるテクニックをいかに身につけておくこと
が先決なのだと思う。
そう思いながら、仕事の合間をみてはギターをポロポロ弾いている今日この頃である。
今回の記事はギター特有の考え方なのだろうと思うが、もしかしたらハープへの
応用が可能なのではとふと思った。
1曲演奏するのに一体何本ハープを用意すればいいんだ、と苦情がきても
責任はとりませんけど(笑)、興味のある方は一度お試しあれ。
翻訳会社オー・エム・ティの公式ウェブサイト
ある北海道在住の方がそれを読んで下さり、私がどうしても入手できなかった
AIRGINの音源を送ってくれた。
うーん、やはり楽譜だけをおいかけるのと実際の演奏はちがうものだ。
ありがとうございます!!
というわけで、10年くらい前に買った『Pat Martino/Creative Force』を
本棚から引っ張り出して、しかもビデオを見ている。
上記の書籍はビデオ版を書籍化したもので、ビデオの付録=翻訳+ビデオで演奏して
いる楽譜には掲載されていない演奏や解説(英語だけど)がついていて非常にわかり
やすい。
このブログの読者はお気づきと思うが、1月末くらいからあまりに仕事が忙しく、
今日の今日までまったく手をつけられなかった。その間、地デジ化によって
もはやただの再生機となってしまったテレビでこのビデオを流しっぱなしにしていた。
おかげで、Pat Martinoのマイナー・コンバージョン・システムの応用について
いろいろ学ぶことができた。
マイナー・コンバージョン・システムとは彼が確立した独自の方法論であり、
例えばF7のコード上でCm7のフレーズを弾く、というようにすべてのコードを
マイナー・コードのフレーズに置き換えて弾くというものだ。
やってみると私にとっては想像する以上に難しいものだった。
まずPat Martino自身の演奏はものすごいスピードでしかも半音が数多くでてくるので
ある程度のスピードがあってはじめてサウンドする類のものであり、
フレーズをテクスチャ的にピックアップすることが非常にむずかしく、
結局は流暢に延々と息の長いマイナーフレーズを弾けるようなテクニックを身につけ
ないと先に進めないのである。
したがって、私としてはとっくの昔に最初の数ページで挫折していたのであった。
しかしながら、パソコンに向かって黙々と仕事をすることに疲れていた私は
このビデオを流しっぱなしにしていて、ふと目をやった時に、Pat Martinoが
7thコード(例:AbM7、Bb7上におけるFm7へのコンバージョン)だけではなく、
他の様々なコードへの応用を解説していたのに気がついた。
例えば、①Am7b5/②D79b9#5/③Gm/④E7#9というコード進行上で彼は、
①=Cm7
②=Ebm7
③=Gm7
④=Fm7
というコンバージョンを行っていた。
まあ、ビデオではこれは2巻目になってようやく登場するコンセプトのようなので、
1巻目の半ばで挫折している私としては知るよしもなかった。
それにしても彼はとめどもなく流れ出る泉のような美しく、陰影のある
メロディーをよくあんなに簡単に紡ぎ出せるものだと、ただただ感心する。
結局、マイナー・ラインを生み出せるテクニックをいかに身につけておくこと
が先決なのだと思う。
そう思いながら、仕事の合間をみてはギターをポロポロ弾いている今日この頃である。
今回の記事はギター特有の考え方なのだろうと思うが、もしかしたらハープへの
応用が可能なのではとふと思った。
1曲演奏するのに一体何本ハープを用意すればいいんだ、と苦情がきても
責任はとりませんけど(笑)、興味のある方は一度お試しあれ。
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