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2・4拍について(訂正)

2011-04-25 12:44:01 | 日記
先日、ジャズの2・4(ツー・フォー)は体で感じるものと書いたのだか、
ゆうぞうさんより指摘があったので訂正します。

「2・4は体で感じるものではなく、(確実に)存在するものである」

ということです。

確かに彼の指摘は正しいと思う。またひとつ勉強になりました。

「体で感じるもの」といってしまうと、語弊が障じやすい。
こういう捉え方をすると、えてして2・4を強調しなければならないという風に
考えてしまいがちだ。

でもメロディーはしっかり弾かなきゃいけないし、頭もしっかりだしてやらなきゃ
いけないわけで、2・4ばかりを強調したメロディーは滑稽である。

これはブルースやっていても(ブルースの場合は3連譜のウラ拍)、陥りやすい
過ちである。

みんなで3連譜のウラ拍ばかりを強調していたら、スカ・バンドになってしまう。

要するに「意識をする」ことが大切なのだろう。
意識をしながら、しっかりレガートでメロディーを弾くというのがジャズの基本
なのだと思う。
つまり関係性を把握するっていうことかな。

曲のテーマを弾く時(覚える時)にしても、2・4拍との関係でテーマを理解するのが
いちばん効率的だもんね。

例えば、OLEO(ソニー・ロリンズ)という強烈に難しいテーマの曲があるが、
あれなど2・4拍との関係で理解しないと、自分がコード進行上のどこを演奏して
いるのかがわからなくなってしまう。


『BAGS GROOVE MILES DAVIS』

この曲はマイルスとロリンズがテーマをとっているのだけど、すごく速い演奏なのに、
メロディーはゆったりと乗っかっているように感じる。
レイド・バックさせているわけでもなんでもなく、ゆったりとして、しかも
スピードを感じさせるってすごいことだ。

いずれにしても2・4拍との関係が見えていれば、たとえ見失ってしまっても、
現状を把握して元に戻ることができるなら、全然恥ずかしい(多少は恥ずかしい)
ことではない気がする。
コルトレーンだって、パット・メセニーだって、そういうミスはを犯している
ようだけど、どっかで誰かがしっかりサポートしてるもんね。

スタンダードを勉強するってことは大切だし、これからもやってゆくつもりだけど、
やはり人の意見をきかないと、独りよがりな考えに陥ってしまうな…。
人と合わせるということはそういう意味でも大切だと改めて思った。

ゆうぞうさん、これからもいろいろ教えてちょ(笑)。


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