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情報の宝庫

2010-09-25 12:10:55 | 日記
昨日、このブログで

「日本政府もダラダラ状況を長引かせるだけでなく、
毅然とした態度で、しかも優れたアイデアで調和の道をさぐってもらいたい。
まだまだ知恵を絞る余地はあるはず、態度表明も大事だが、
事を前に進めなきゃ、話にならん。」

と尖閣諸島問題について書いたが、夜のニュースを見てがちょーんとなった。

毅然とした態度も、優れたアイデアも示すことなく
この問題はわすれさられるのか? もちろんさにあらず。
朝のニュースでコメンテータの方も口ぐちにいっていたが、
これは始まりであり、中国はこれからも領海侵犯(国際法的には)
をかさね、水域を確保するために、無理難題をつきつけてくるだろう。

全くアホらしい。

ところで、私は普段あまりテレビは見ないのだが、
それだとあまりに時事にうとくなるので、
土曜日、日曜日の朝はほぼ半日をかけて、ニュース番組やネットなどを見まくる。

どんな内容であれ、ひとつの出来事に対して、人の意見を聞けると
いうのはありがたいことだ。
確かに情報の偏りに翻弄される危険性があることは重々承知だが、
一つの問題、一つの考えを足がかりにして自分で考えてみることの
役には立っていると思う。
だからネットではなるべくいろんな人の意見を参照するようにしている。

正直、私は政治・経済にうとい人間で、マクロ経済とかいわれても

「????」

の人間だったが、わからないなりにいろいろ記事を読んでいると
何となくわかってくる(ような気がする)ものだ。

それでも自分が人と議論をするほどまで成熟しているとは思えないので
「聞く一方」である。持論を展開するような武器(知識)が私にはない。

ただし、武器は使いようである。

インターネットには情報がつまっている。
だけど、「便所の落書き」のような記事が多いことはいがめない。

「だから文系人間はダメ」
「だから朝鮮人はダメ」
「だから中国人はダメ」

自身のブログでそんなことを平然と書いている人たちがいる。
それほどの知識(武器)をもちながら、どうしてそんな短略的な結論に
たどりつくのか。ただ武器をふりまわしているだけである。
まるで「わかり切った数学の定理を証明して喜んでいるだけ」である。

答えがわかっている世の中なのなら、なぜあなたたちはその答え(真実)
を実現しないのか、してこなかったのか?

自分の城を守るために、やたら武器を振り回して、城の大黒柱をたたき切って
しまったら、あなたならどうしますか?

「腹を切れ」

となりませんか?


まあ、自分の駄文をふくめてこういう身勝手な情報が氾濫しているのが
ネットの現状だと思う。

ただし、私は彼らに「口をつぐめ」とはいわない。
普段からネットはすごくよく使うが、常日頃「日本語という言語環境において
情報が圧倒的に足りないこと」を実感しているからである。
だから、

まっとうな記事を書ける人がもっと頑張って書いてほしい、と思う。


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