杉浦 ひとみの瞳

弁護士杉浦ひとみの視点から、出会った人やできごとについて、感じたままに。

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・国会での審議のありさまは「自己責任」

2007-05-31 01:32:05 | Weblog
 国会は、宙に浮いた5000万件の年金の問題で荒れに荒れている様子が連日、テレビでは放送されています。今国会では、教育基本法改正、憲法改正国民投票法など重大な法律をはじめ、圧倒的な多数があれば、議論の中味は十分に尽くされなくても、国民の声がどうであっても、ドンドン国会を通過していってしまう様子をまざまざと見せつけられます。

 国民の権利を制約したり、負担を課したりすることのできる法律が、議論も尽くされず、いろんな立場の意見も反映されずに、与党の考えだけであっけなく成立してしまうのは、私たちが、この前の総選挙(衆議院議員選挙)で、「小泉人気」「刺客騒動」など劇場型選挙といわれる中で、与党にたくさんの投票をしてしまった結果です。
 これこそ最大の「自己責任」です。

 でも、まだ、私たちが主権者であり、まだ、なんとか公平な情報がメディアから流されていて判断材料を得ることができています。国会が、議論を尽くせる場になるように、しっかり有権者としての権利を果たしたいと痛感しています。

 ちなみに、今の国会の様子を子どもに見せることができるか、と自問すると、たとえば政府の答弁などにしても、大人としてとうてい見せられない気がします。
「授業中に当てられても、こんなふうに答えればいいんだ」と思われたら大変、という回答は、先の首相のころから枚挙にいとまがありませんから。


注:6月1日に文言を一部訂正いたしました。
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6 コメント

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国民の判断を「思慮がない」と言い切るゴーマン (TT)
2007-05-31 18:58:09
さすが社民はゴーマンですね。
国民の判断を、「思慮なく」とはよく言えたモノです。
国民は、「国民の生命と財産を守るつもりはない」「国家の枠組みを破壊するのが目的」(いずれも社民党議員の発言)などと公言して憚ることのない亡国の政党に投票する訳がありません。
メディアが公平?
社民党のセクハラ裁判を全く取り上げないメディア、特定アジアの凶悪犯罪を一切報道しないメディアが公平だって?
まぁ、自分たちに都合の良い報道だけをしてくれるメディアが「公平」じゃなきゃ困るのがあなたたちですしね。


野党にも責任があるのでは? (鉄甲機)
2007-06-01 01:18:59
>議論も尽くされず、いろんな立場の意見も反映されずに、与党の考えだけであっけなく成立してしまう
教基法改正案、国民投票法案には、民主党の意見も結構採り入れられていたはずですが。
また、「この法案が必要だ」と考える人が絶対多数を占めている以上、「こんな法案は要らない」という意見は妥協する余地が無く、反映されるわけはありません。
「議論が尽くされていない」というのはよく聞かされる言葉ですが、そういう言葉で先送りにされ、結局取り返しのつかないことになった事例もたくさんあります。法案が成立した以上、するべきことは「思慮なく与党にたくさんの投票をしてしまった結果です。」などと有権者を愚民扱いすることではなく、法案の不備をできるだけ無くし、よりたくさんの人々が満足できる法にすることではないでしょうか。

>なんとか公平な情報がメディアから流されていて判断材料を得ることができています。
主観の相違でしょうけど、私はとてもそうとは思えません。新聞ですら少なくとも朝日と産経を読み比べないと、事実確認さえできない現状ではないでしょうか。テレビは…ちょっと…ねぇ?(苦笑
小泉前首相は「マスコミは悪口を書いてもいいけど、嘘だけは書かないでくれ」と仰っていましたね。

>今の国会の様子を子どもに見せることができるか
本当にその通りですね。
「討論」の場であるはずなのに「与党党首が質問をする場ではない」と言い切る野党党首や、「政府が『無い』と言うのならその根拠を示せ」などと質問書を出す国会議員。子どもが真似をしたらどうするんでしょうか。
Unknown (杉浦ひとみ)
2007-06-01 01:33:59
「思慮なく与党に投票」は、いいすぎだということは分かっています。まして自分を蚊帳の外において国民を愚民呼ばわりするつもりはありません。
逆に、真剣に議会の構成比率を考えて投票したとしても、蓋を開けてみれば片寄りはでることは起こりうることです。

ただ、多数決原理を採る議会の中で、数を得ることによる「力」について、しっかり認識をしなければならない、という思いでいます。
Unknown (志村建世)
2007-06-01 22:49:10
黙っていようと思ったけれど。今の政治のありようについて、一番責任があるのは国民です。半永久政権が立法権を使って思うままに築いた利権と腐敗の構造が、自浄努力でよくなると思うのは幻想でしょう。この国の人たちは、未だに一度も「自分で政府を選んだことがない」ように見えます。
ビックリ!「思慮なく与党に投票」は、いいすぎだということは「分かっています。」 (TT)
2007-06-02 20:19:52
へぇ。
以前の、所謂産む機械発言の時に
>>良くないことを踏まえていうよりは、適切な表現をとることに神経を使うことが大事だと思います。
と言っていたのは出鱈目だったんですね。
あるいは、与党はだめだが野党はOKてことですか?
#ここは笑うところですか?

TPOもわきまえない質問に答えない、自分たちの思ったとおりの答えが得られないことを理由とした審議拒否で時間を浪費した結果、強行採決に至っているのは明かなのに、まるで自分たちには責任がないかのような欺瞞で国民をだまし通せたような時代ではありません。

日本国民は、かっての自民分裂に伴う一連の非自民および野合政権下における悪政とその負の遺産を忘れられません。

野党に求めるものは、政権与党を監視し、暴走を押さえることだけですが、現在の野党にはその任すら耐えられないと国民は判断しているのですよ。

#根拠も政策も示さないままに、このままでは日本で危ないと脅迫まがいに支持を訴える某野党CMを見ながら
>志村建世さま (鉄甲機)
2007-06-02 23:59:56
>一番責任があるのは国民です。
その「国民」に政治家・マスコミ他諸々も含まれるのなら同意いたします。
素人が見ても実現不可能な政策を掲げ、対案を示しもせずひたすら政府案に反対するばかりの野党。儲かれば良いと扇情的な見出しで政府を口撃し、その材料を与えてくれる野党を甘やかすマスコミ。
「自分で政府を選んだことがない」とはえらい言われようですが、自分の生活から国の行く末までいろいろ考えると、結局自民しか選びようがない。
自民党政府が自浄努力でよくなると思うのは確かに幻想でしょう。しかしそれなら、幻想でない現実的な方法を野党は示すべきですし、マスコミは公平公正に与党野党の政策を比較検証し、国民に知らせるべきでしょう。

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