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海戦ゲーム NAVY BLUE

2017-08-27 22:54:42 | ゲーム
 中古ゲーム屋とかリサイクルショップのお買い得品のワゴンの中にいつもたくさん入っていたのがゲームボーイの『海戦ゲーム NAVY BLUE』。どこでも数百円くらいの相場の投げ売り状態でありました。どういうゲームかも知らないけど、なんか気になるし安いしで購入。

 名前からして海戦シミュレーションかなと思っていたら、もともとはボードゲームでした。お互いに見えない8×8マスの海域に艦隊を配置し、相手の海域に砲撃をして、先に全滅させたほうが勝ちというルールです。非常にシンプルなゲームなのですぐに飽きるかな〜と思ったら、これがなかなか面白く、毎日少しずつプレイして先日全面クリアしました。



 画面は上の写真のように極めて単純です。これは敵艦隊の海域で、こちらが攻撃位置を指定する画面です。白丸は何らかの敵艦に砲撃がヒットした場所、黒丸は砲撃したけど敵艦がいなかった場所です。



 一方、上の写真は味方艦隊の海域。爆発マークは攻撃を受けた味方艦、水柱は砲撃を受けたけど味方艦がいなかった場所です。これらの写真だけで大体のルールは理解できるでしょう。

 敵味方ともに配置できる艦の種類は同じで、ステージによって決まっており、以下の中から一部または全部の種類を配置できます。

  ・SUBMARINE(潜水艦):1×1マス
  ・FRIGATE(小型駆逐艦):2×1マス
  ・DESTROYER(駆逐艦):3×1マス
  ・CRUISER(巡洋艦):4×1マス
  ・BATTLE SHIP(戦艦):5×1マス
  ・CARRIER(空母):4×2マス

 それぞれの艦には広範囲を攻撃できる特殊兵器が何発か搭載されていて、その艦が1マスでも生き残っていればいつでも使うことができます。



 攻撃が当たるとこの通り。小さな潜水艦に期せずしてヒットさせるととてもラッキー!

 全部で128面ありますが、初めのうちは配置できる艦は3隻だけで、特殊兵器も少なく、しらみ潰しの消耗戦になることが多いです。しかもコンピュータは潜水艦が残っている限りレーダーをばんばん使ってきて、その上なぜか必ず索敵に成功しますので、あと何ターン以内に敵潜水艦を撃破しないと負けというシビアな戦いになります。運にかなり左右されます。

 ところが20〜30面まで進むと、敵がレーダーを使う頻度がかなり下がり、手持ちの特殊兵器も増えてきますので、もっと攻撃的にゲームを進めることができるようになります。まあそれでも敵潜水艦はなかなか見つからないんですけどね。コンピュータはちょっとおバカさんで、敵が直前にヒットさせた位置以外からはこちらの艦隊の位置を推定しないようです。それに同じハズレ海域に何度も攻撃してくるし。



 そのおバカなコンピュータにつけこんで、敵海域全マスを攻撃してみたのが上の写真。普通ここまでになることはありません。

 終盤になるとお互いに空母を配置できるようになります。空母はファントムやトムキャットなどの航空機を搭載しています。これらは任意の4〜5マスを攻撃できるという優れた兵器です。さらに空母は9マス攻撃できるトライデントという兵器も搭載しており、いち早く敵空母を沈めないと一瞬で味方艦隊が壊滅状態になりかねません。このような超攻撃型のステージがもう少し多かったら良かったのですけど。



 全128面クリアの図。前述のように、序盤はほぼ運ですが、それ以降はほとんど負けることはありませんでした。潜水艦探しだけは最後まで運が絡みますが、その他の敵艦に隣接することは比較的少ないようなので、これを知っていればいくらか有利でしょう。

 コンピュータ戦も楽しめましたが、やはりこうなると対人戦もしてみたいですね。相手の思考の裏をかいた配置というものを研究して「一体どこにいるんだー!」と言わせてみたいところです。ただし裏をかいた配置というのは、恐らく、当たりどころが悪いと一瞬で壊滅状態になってしまうもののような気がします。裏をかくか、正攻法で攻めるか、その揺さぶりも考えどころで面白そうですね。

 というわけで、ゲームボーイで対人戦ができる環境の人にはオススメです。安いし。それにしても全面クリア時に表示される「ITEM SECRET」って何だろう。対人戦専用アイテムかな?


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