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フェイズパラドックス

2011-04-12 20:25:23 | ゲーム
 プレステ初期にSCEが発売したシューティングゲーム「フィロソマ」の続編は、プレステ2初期のアドベンチャーゲーム「フェイズパラドックス」です。

 「フィロソマ」のオープニングの冒頭で「それは恐るべき地獄のほんのプレリュードに過ぎなかった」と言っていますが、このセリフはエンディング後におけるニコラ・ミショー大尉の回想によるものでした。エンディングではニコラ・ミショー大尉とD-3(プレイヤー)だけが生き残って母艦ギャラントに着艦します。これをふまえて「フェイズパラドックス」のオープニングを観てみます(4分くらいまでがオープニング)。



 「フィロソマ」のエンディングとは幾つかの相違点があります。まず、「フィロソマ」でプレイヤーだったD-3が跡形もないことです。そして「フィロソマ」では普通に着艦したであろうはずなのに、「フェイズパラドックス」では調査した惑星が爆発して緊急的に着艦しています。このことからすると、最初から続編を作るつもりではなかったのだろうということが伺えます。だからどうということもないし、映画的な作りであることは変わらないわけですけど。

 母艦ギャラントに異星の生命体が侵入し、クルー達に乗り移っていくというSFホラーサスペンスと言えます。舞台は母艦ギャラントの中に限定され逃げ場が無かったり、人間なのか異星の生命体なのか一見区別がつかなかったり、おいしいところで「フィロソマ」の戦闘機ストレガが活躍したりとそれなりに面白い展開です。

 ゲーム自体はCGを背景にポリゴンキャラが歩き回るという「バイオハザード」みたいなモノです。違いとしては、敵との戦闘がアクションではなく○か×かを選択するだけのものです。アクション的な技能は全く必要ではありません。選択を間違えると即死ですが、次に別の選択をすればいいだけで、実に簡単です。

 他の特徴としては、操作キャラが3人いて、ザッピング的にストーリーが展開します。話の大きな流れは変わらないので、ただややこしくなっているだけのような気もしますが。

 クリアするだけなら数時間でできるので、普段ゲームをしない人が映画を見る感覚で遊ぶにはいいかもしれません。ただ、私は20時間ほどプレイしています。ゲーム中のキーワードの収集率を100%にするために、あらゆる場所で○ボタンを押して物を調べたりしなければならなかったからです。展開がわかりきったサスペンスを何度も観なければならなかったのは正直きつかったです。

 こちらはそれほど出回ってないのか、中古屋でもあまりみかけません。特にオススメというわけでもありませんが、カップルが遊ぶにはいいかもしれませんね。意外にもムービーはあまり使われておらず、全編通してCG背景とポリゴンで頑張っているのはちょっと感心します。

 ところで、プレステ3が発売された時、この「フェイズパラドックス」の続編が出るかと思っていました。なぜならエンディングでは「フィロソマ」と同じような終わり方をしていたからですが……。