どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

うみのおまつり どどんとせ

2022年09月14日 | 絵本(日本)

    うみのおまつり どどんとせ/さとう わきこ/福音館書店/2012年(2006年初出)

 

 ばばばあちゃんの今回のミッションは、海岸でねている 大クジラをおこすこと。

 「おもいっきり やかましい げんきを もっていこうか」と、音の出るものをリヤカーに乗せて出発。海につくと みんなびっくり。大きなクジラが二頭、海岸をふさいでいます。

 ばばばあちゃんはねじり鉢巻き、ねことイヌはシンバル、ばばばあちゃんは和太鼓、うさぎとくまはラッパ。

 うみのまつりだ ドドンがドンドン、ドドンがドン プップクブー パッパラパァー

 それでも クジラはおきません。今度は船に乗り クジラのすぐそばまでいって、

 うみのまつりだ ドドンがドンドン、ドドンがドン パッパラ パッパー プップクブー

 カニがチョキチョキ はさみを ならし えびも いわしも とびはねた

 それでもおきないクジラ

 次は ドドーン ドーン

    ドドーン パーン

 おおきな 花火

 クジラがやっと めをさますと みんなで おどります。

 一晩中 おどったあとでも、ばばばあちゃん 「くじらさん これから わたしと およごうね」と、疲れ知らず。

 カニが、ハサミをチョキチョキ、タコが八本足で太鼓をドンドン、イワシ?が鈴をつけて飛び クラゲはフラダンス など 動物も魚も みんなで 大騒ぎしています。

 

 音が聞こえてくるようで、小さい子にも、大好評です。