四季優彩 Annex

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アスベスト問題

2005年07月30日 00時53分13秒 | ニュース
工場や事業所などで勤務中にアスベストを吸い込んでしまって、それが原因で中皮腫や肺がんになり、多くの人が亡くなっていると言うことが、最近明らかになってきました。
1999~2004年度にアスベストが原因で労災認定を受けた方は
531人と言うことですが、おそらく この人数は氷山の一角に過ぎないのでしょう。
実際にアスベストを扱っている会社に勤務していた夫の作業着を洗濯していた主婦や 工場、事業所などの周辺住民にも被害が出ているようです。
また、1970年頃から90年頃までに建てられたビルには、断熱材などの建材にアスベストが含まれている場合があるようです。この期間(1970年から90年頃)に年間30万トンのアスベストが輸入されており、その大部分が建材に使用されたようです。
学校や駅などの公共の場所にも多く使われているようで、誰が被害者になってもおかしくありません。
そう言えば古いビルの天井などに毛羽立った灰色の物体があるのを見たことがありますよね。怖いですね・・・。

厚生労働省は去年(2004年)からアスベストを使用禁止としましたが、国(旧労働省)は30年前には既にアスベストの危険性を把握していたのです。
30年前に具体的な対策が成されていれば、多くの方々の命が助かったのでしょうし、病気で苦しむ方も少なかったでしょう。
国は対策が「甘かった」とコメントしているようですが、「甘かった」と言うより「怠った」と言った方が正しいでしょう。
アスベスト問題は薬害エイズ問題を凌ぐ被害者が出ており、今後大きな問題となるでしょう。
当然、責任問題に発展すると思いますが、まずはこれ以上 被害を拡大させないように国と企業には十分な対策を取って欲しいものです。



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