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名古屋旅行記(6)

2007-02-12 00:13:06 | 
さぁ、いよいよ名古屋旅行記も終盤です。
北館から入場したわたしたちは、今度は南館に進みます。
南館が魅せるエリアだとすれば、南館は観るエリアです。
全3階のうち、エリアを細かくわけ寒い地域から暑い地域まで、それぞれの環境に住む海の生物を見ることができます。

南館に入ってすぐのエリアは、「日本の海」です。
マグロをはじめとする回遊魚から、湾岸に生息するヒトデまで実に多くの生物が生息することがわかります。
近年あまり騒がれなくなりましたが、汚染されつつある日本近海にも、その逆境にくじけずに住み続けている生物がいることは実に驚くべきことです。
近くに住む海の生物が気に掛かるのか、意外と多くのギャラリーを得ていたことは驚きでした。
北館の1階は、南館の2階に当たります。
南館2階から、1階に下りればそこは日本近海のような明るい海ではなく、光のかけらも届かないような「深海ギャラリー」となります。
深海魚はそのおどろおどろしい姿から、好む人とそうでない人がはっきりと分かれますが、わたしは興味を持つ方です。
その異形の姿と結びつけてなのか、深海魚コーナーの最初には古来より言い伝えられてきた妖怪の類が紹介されていました。
また、宇宙への興味と同じく海の深さへも深い興味と関心があったこともわかります。
昔の潜水服というのが、半袖半ズボンでヘルメットの上からホースが出ていてそこから空気を送り込むという、まさしく古典的な仕組みとなっています。
それに、深海にはまだ人類に知られていない生物や進化の仕組みを知るための手がかりになるような生物が、山のようにいます。
通常では考えられないような環境で生きるからこその進化の停滞というものを、考えさせられるエリアです。
「深海ギャラリー」を抜けると、白や黒、怪しい輝きが目立った深海生物とはうってかわり、実に明るく華やか…あるいはドぎついともいえる魚たちが現れます。
そこは「赤道の海」エリアです。
深海魚とはまた違う個性豊かな魚たちが、鑑賞者の目を楽しませてくれます。
赤道の海の魚たちの水槽は1階2階3階とぶち抜きで、上に行きつつも様々な生き物を見ることができます。
その赤道下の色とりどりの海の生き物たちを見ながら階段を上がり、3階へ。
3階はさらに南に下り、「オーストラリアの水辺」というわけで、オーストラリア近海の魚たちを見ることができます。
特有の自然を持つオーストラリアには、やはり特有の美しい魚たちがいます。
また同一フロア内には、人気の高いペンギンの水槽とウミガメの水槽があります。
どちらの水槽も大変自由度が高く、見ていて飽きないつくりです。
特に、ペンギン水槽には、なんと雪まで降っていたのですから驚きです。
その雪の中で立ちつくしたり寝ころんだりするペンギンの姿は、大変愛くるしいものです。
それから、ウミガメの水槽には生まれて間もないウミガメの赤ちゃんがいて、こちらもたいそうな人気でした。
その後、3階から下って1階の出口から退場するという感じで、名古屋港水族館を後にしました。

というわけで、たぶん次回が最後の旅行記になるはずです。
しかし、その最後の日に、わたしは生まれて初めての体験をすることになるのです…。
その体験とは…また次回のお楽しみです。

今日の一枚は、「名古屋港水族館のペンギン ~直立排便」です。
この写真を撮った直後に脱糞した、驚くべきペンギンなのです!

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