さまよえる湖、62年に消滅=ロプノール現地調査で結論-中国(時事通信) - goo ニュース
【北京26日時事】26日の新華社電によると、中国新疆ウイグル自治区の生態地理研究所は「さまよえる湖」ロプノールについて、「1962年に干上がり、完全消滅した」との調査結果を明らかにした。従来は砂漠拡大や乱伐のため72年に消滅したとの説が有力だった。
というわけで、そのロプ湖がどこにあったかというと、ここです。
え? 全面灰色でなんだかわからないって?
引いてみれば、そこがどこだかわかるはずです。
中国新疆ウイグル自治区のど真ん中です。
ロプ湖は、出現したり消えたりする魔法のような塩の湖だそうですが、この近くにあるのが楼蘭という、シルクロードでも屈指の交易都市でした。
楼蘭の遺跡を発見したのは、スウェーデンの探検家であるスウェン・ヘディン(1865~1952)ですが、そのときに同時に科学的にロプ湖を確認したようです。
世の中にはたくさんの探検家がいますが、ヘディンはいささか地味ですよね。
わたしはたまたま、大昔に伝記を読んだことがあったので、ぴんと来たんです。
いえ、今回のテーマは違います。
ロプ湖が消滅したという話です。
何でも、62年以降現れておらず、2008年に至って完全消滅を宣言したようです。
一説には、環境悪化が一因であるようです。
そういえば、世界各地の氷河がみるみる後退していくという話が、夏には話題になっていましたし、アラル海は消滅の危機に瀕しているといいます。
経済がごたごたの中、環境問題は二の次になってしまうかもしれませんが、こういう自然物が姿を消していくとその重大さを痛感しますね。
最新の画像[もっと見る]
- 岐阜小旅行記(2) 15年前
- 岐阜小旅行記(1) 15年前
- 電話番号から似顔絵 15年前
- 佐久・小県訪問記 後編 15年前
- 佐久・小県訪問記 後編 15年前
- 佐久・小県訪問記 前編 15年前
- 横浜訪問記 後編 15年前
- 横浜訪問記 前編 15年前
- 葛城市のキャラクター 15年前
- 真言宗1200年記念キャラ 15年前