さじかげんだと思うわけッ!

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Where on Earth Is Carmen Sandiego?

2009-01-29 20:53:29 | 

『カルメン・サンディエゴ』といえば、日本ではあまり馴染みがありませんが、アメリカでは社会系の教育番組として有名だそうです。
日本でも、NHK教育で放送されていたのですが、それでもご存じの方はなかなかいないかも知れません。
本場アメリカでは、アニメはもとよりコンピューターゲーム、ドラマ、クイズ番組、本など、今でいうメディアミックスともいえる広がりを見せているといいます。
日本では、『カルメン・サンディエゴ』(原題:Where on Earth Is Carmen Sandiego? 、1994)が放送されておりまして、まぁ一言でいえばですね、チョー(1957~)さんでおなじみの「たんけんぼくのまち」の全世界バージョン。
カルメン・サンディエゴは世紀の大泥棒。ハイテク機器を駆使して、世界中のお宝を盗みまくります。なぜ盗むかというのは、大オチ的に劇中で語られるのですが、それぞれのお宝がうまく結びつけられているのです。
で、そのカルメンの窃盗強盗を阻止しようと、アイビーとザックという少年少女がカルメンと先を読みつ読まれつして、活躍するという話です。
大事なのは、楽しみながらにして地球の地理や歴史を学ぶことができる点です。
もちろん、日本にもやってきたことがあります。確か、忍者と竹藪が出てきた気がします。フィラメントが鍵だったかなぁ…。
わたしはこの番組が好きでしてね。もともと社会が好きでしたし、これで豆知識程度に学に役立つならいいかなと。
そんなふうなのが、わたしの理想なんですけどね。

カルメン・サンディエゴ。何がよかったって、作品のコンセプトも好みだったのですが、オープニングも好きだったんです。
で、それをYou Tubeで検索してみたんです。
出てきました。
さすが、アメリカ原作のメディアミックス作品です。
調べてみると、モーツァルト(1756~1791)の「後宮からの誘拐」(1782)というオペラで使われている曲だそうです。
そして、このカルメン・サンディエゴは日本のみならず、世界中で放送されているらしい。
You Tubeで検索してみると、意外に多くの言語でカルメン・サンティエゴのテーマが見つかりました。
わたしなどは大笑いしてしまったのですが、みなさんはどうでしょう。
試しに、聞き比べてみましょう。
まず、本場アメリカの『Where on Earth Is Carmen Sandiego?』のオープニングです。

Where on Earth is Carmen SanDiego Theme


なかなかノリノリの音楽じゃないですか。途中で曲調が変わるところがいいんですよね。
さすが、原曲はヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト。
日本版は、最初のチーフが日本語だった以外はすべて同じです。
ちなみに。この歌、なんといっているのかよほどのネイティブでもないとわからないと思いますが、検索した結果、歌詞は以下の通り。日本語訳も一緒に載せておきますが、わたしの意訳ですので、もし間違えがあったらご指摘いただきたいと。


Chief: (spoken:日本では江原正士さんだったと思います)

Where on earth is Carmen Sandiego?
(「怪盗カルメン・サンディエゴはどこだー!?」日本版ではこう言っていました。)

Singers:

Where is Carmen Sandiego?
(怪盗カルメン・サンディエゴはどこだ?)
Carmen Sandiego
(カルメン・サンディエ~ゴ~)
Where on earth can she be?
(やつはどこにでも現れるのか?)

Tell me, Where is Carmen Sandiego?
(教えてくれ、怪盗カルメン・サンディエゴはどこにいる?)
Oh, Carmen Sandiego
(オー、カルメン・サンディエ~ゴ~)
Where on earth can she be?
(やつはどこにでも現れるのか?)
Where on earth can she be?
(やつはどこにでも現れるのか?)

Ooh, ooh, ooh
(オー、オー、オー)

Sphinx, Mona Lisa
(スフィンクス、モナ・リザ)
Leaning Tower of Pisa
(ピサの斜塔)
London Zoo
(ロンドン動物園 ※イギリスにある世界最初の科学動物園)
Timbuktu
(ティンブクトゥ ※西アフリカの古代都市。世界遺産)
Can you help us find a clue?
(一緒に手がかりを見つけてくれないか?)

Oh, Where is Carmen Sandiego?
(オー、怪盗カルメン・サンディエゴはどこだ?)
Carmen Sandiego
(カルメン・サンディエ~ゴ~)
Where on earth Can she be?
(やつはどこにでも現れるのか?)

Where on earth can she be?
(やつはどこにでも現れるのか?)


いや、この訳であっているかどうかはわかりませんよ。テキトウな訳ですからね。
とはいえ、もはや日本語版はなかなか目にかかることが出来ませんので、もし英語でよければYou Tubeを検索してみてください。
では、早速聞き比べてみましょう。まず最初に、エスパニョールことスペイン語です。

Carmen Sandiego Opening Espa醇ool


サンディエゴのアクセントが違う…! しかし、カルメン・サンディエゴの名前や顔は明らかにエスパニョールですから、もしかしたらこちらの方が正しいのかも知れません。
では次。エスパニョール・アメリカーノ。
アメリカ・スペイン語とでもいうのでしょうか。ラテンアメリカの方言みたいなもの…なのでしょうか。

Opening Carmen SanDiego espa醇ool americano


やはり、わかりやすい違いは、サンディエゴ。「サ~~ンディエゴ」と、「~」の部分が、複雑な変化をしています。
基本、スペイン語と同じだと思うのですが、同じようには聞こえなかったんですけど…。同じだったんですか? とんだヘタレ耳ですね。
続きましては、おそらくイタリア語。いささか音が悪くて、伸びたテープのようになってますけど…。

Dov'醇Q finita Carmen Sandiego? sigla tv


発音が伸びやか。さすが、オペラの本場イタリア。ちなみに、「後宮からの誘拐」はドイツ語のオペラだそうです。
次は、ロシア語(?)。何と書いてあるかは…ちょっとわかりません。そのロシア文字で、カルメン・サンディエゴと読むのでしょう…か。

??? ????? ???? ??? ?????


丁寧に字幕がありますが、まったく読めません。
ノリノリの音楽は変わりませんが、歌い方がイタリアやスペインと比べて平易な感じですね。特に、最初の「カルメン・サンディエゴ」。民族音楽のようになっています。
コーラスのハデハデ言っているの何なのでしょう。日本でいうラララみたいなもんなのでしょうか。
最後は中国。なんと中国でも放送されているんですね。まぁ、初っぱなから中国らしき風景が出てきますからね。

神?所ケ? Mandarin Opening

(なんか、埋め込みではみられないようです。窓をクリックすると、You Tubeさんに飛んで見ることが出来ます)

「カルマン・シャンディヤーゴ」!
「カルメン・サンディエゴ」は、中国風に発音すると「カルマン・シャンディヤーゴ」!動画名にマンダリンとか書いてあるんですけど、一体どういうことなのか。謎です。

こう各国の歌を聴いていると、英語そのままに流している国なんてあまりないんですかね。
日本が特殊なのか、それとも日本以外の国が特殊なのか。まぁ日本語にすると野暮ったい感じになることは否めませんので、どちらがいいのかというのは判断がつけにくいところですね。

それにしても、すっかり長くなってしまいました。
二日に分けでもよかったかも知れませんねー。


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