小田原周辺のマイナースポットや些細な出来事を少しずつ
小田原の端々



GW中の5月5日、知人と昼過ぎから飲み歩きに出かけた。その知人と飲みに出かける時には大抵ラーメン屋からスタートして、途中に喫茶店での小休憩を挟み、普通の飲み屋の口開けの時間まで4、5軒ほど梯子する。その知人も私の嗜好を理解してくれているので、飲むときは古くて渋い店に付き合ってくれる。今回は、小田原市扇町の路地裏の店から飲み歩きが始まった。待ち合わせ場所は大雄山線緑町駅。誰も居ないホームで電車が来るのを待った。大雄山線緑町駅からJRのガードをくぐり小田急線沿いを足柄方面へ。拘置所近くの交差点を芦子小学校方向に曲がると道沿いに古い佇まいの料理店が見えてくる。かねてから訪れてみたかった幸華である。店内は小さなカウンターとテーブルが2卓ほど。年配の女将さんが切り盛りしている料理店。昼はお弁当の宅配をしているので遅い時間から店を開けることが多いとのこと。メニュー構成はラーメンのセットの他に、一品料理とおつまみメニューが数種類。野菜炒めと茄子焼きと餃子を注文。瓶ビールをちびちび飲みながら女将さんに話を伺った。幸華は創業してから40年ほど。最初は城山で十数年営業してから現在の場所に移り30年近くになるとのこと。ご主人が亡くなられてからも、一人で店の暖簾を守っている。話からお店や仕事への愛着が伝わってくる。これからも出来るだけ長く続けて欲しい。幸華を後にして2軒目に選んだのが中町の餃子舗大連。ここは食べ歩きの好きな友人に教えてもらったお店でカウンターだけの小さな店だが、料理は本格的な味のものが多くて気に入っている。焼きそばとぺったんこ餃子を注文。料理をつまみながらビールを飲んでいると、寡黙だと思っていたご主人と今回初めて話すことが出来た。大連のご主人はもともと中華街の大雅飯店の料理人で、小田原駅前のビルに支店が出来たので30年ほど前に小田原に移り、定年を機に今の店を構えたとのこと。美味い料理と酒で楽しいひとときが過ごせた。この後、4軒梯子したが、幸華と大連でいろいろな話が聞けたのが何よりも良かった。また機会をみては訪れたいと思う。

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