
赤磐市のカフェ ド グラスに行ってまいりました。
今回の一番のお目当ては「枯白」さんの鉄と古材を使った作品。
箪笥の板や、足場板、船材のように朽ちた板、どれも美しく、けれど一旦役目を終えた木材たちを、
美しい鉄の足を付けられて、また新しい「道具」に生まれ変わっています。

美しい棚に、フランスのアンティークのような器。この器たちもとても気に入りました。
安部 太一さんという方ですって。

なかでも一番欲しかった、白いお皿と、

濃いブラウンのお皿。スリップウエア的な深い茶。
どっちにしようかと、ずいぶん迷いました・・・が、
・・・・・・「作ってあげるから」と、ひとしさんに宥められて諦めました・・・
絶対だよ?!作ってよ!?

梯子、というものには訳もなく魅かれます。フェティシズム?
梯子のついた巨大本棚が憧れ(野望?)ですが。

それから群青ラボさんの銅の打ち出し。ひとしさんはイブリクにも憧れがあるみたい。

ミルクパンも美しく、持ってみた感じもよかったです。
わたくしは銅の玉子焼き器(ふつうに荒物屋でプロ用を売ってる)を持っているのですが、
いや、ほんとうにプロ並みに美しい玉子焼きがわたくしにも焼けるのです!
・・・ほあ~、道具だな~、やっぱ。と、妙に感心するものです。
焦げなくて黄色の鮮やかな出し巻きが出来ます。
この、群青ラボさんは、会場にご自身で使い込んだミルクパンなどの道具も参考出品されていて、それがまたよかったです。
道具は大切に使い育てると、味わいが増して、尚更に素敵な物になって行くのですわ。
<会期> 2011.1.1(土)-1.16(日)10:00-17:00(各水曜日休み)
<会場> Cafe du Grace 921gallery
<参加アーティスト>
川端 健夫 (木工) 滋賀県
安部 太一 (陶芸) 島根県 ※1月4日在廊
前田 充 (木工) 東京都
群青ラボ (金属) 埼玉県
枯白 (鉄×古材) 兵庫県

