朧堂の扉

その世界のどこかに、朧堂はあります。ここもまた朧堂の扉のひとつ。※多分にフィクションが含まれますので、ご了承下さいませ。

仔獅子と赤い龍の夢を見た

2013-06-20 20:50:57 | こんな夢を見た
こんな夢を見た。



「墓に入れてやってもああやって直ぐに子供が掘り返してしまって」
墓守に言われて見た先には、石造りのお櫃のような円筒形の物を石の仔獅子が二頭、
頬を擦り付けて蓋を外そうとしていた。中は親獅子らしい。

傍らには身分の高い人の墓らしく、2・3メートルほどの黄色い石で出来た8角形のテーブルのような台が
段々とせり上がった形で、上には赤い龍がぐるぐると周っていた。直径10センチほどの細い龍だった。



兄を探しに行かねば・・・という夢を見た

2013-03-07 23:25:27 | こんな夢を見た
こんな夢を見た


近所のおばあさんが訪ねてきた。
「あんた絵をかきゅんじゃて?どねぇみせてぇ」

正直、面倒とは思いながらも、さて、なにかすぐに出せるものがあったかと探す。

大きい額は出しづらいから、豆本くらいで・・・・・・と小さいものをまとめていると、
玄関から兄の悲鳴が聞こえた。

慌てて玄関に取って返すと、おばあさんが兄をほおり投げて、
兄はもう点のようにしか見えないところまで飛ばされていた。

「なにするんですか!あなたが絵を見せてというから探しに行ってたのに!!」
おばあさんの胸倉を掴んで口角に沫を噛みながら怒る。

そして私もおばあさんの腕を掴んで、二三回ぐるぐる振り回して、投げた。
が、100メートルくらい先の冬の田んぼに落ちた。
落ちたおばあさんはヒヨドリに成って、此方を突こうと飛んできた。
顔を狙うヒヨドリを捕まえて、首を捻る。加減がよくわからないので捩じ切れるほどに。
少し首が伸びたヒヨドリを足元の芝に落として、兄が投げ飛ばされたほうを眺めた。

兄を探しに行かねば・・・・・・というところで、目が覚めた。



・・・・・・正直、あんまり面白いと思わなかったので書く気はなかったのですが・・・
夫に話したら「桃太郎伝説か!」との突っ込みとともに充分シュールで面白いといわれまして・・・どうでしょうねぇ;;

随分長生きした夢を見た

2012-12-08 21:15:55 | こんな夢を見た
こんな夢を見た。


奈良時代くらいから預言者として生きていた。青年だった。
館があり、其処には世話をしてくれるものたちも居て。
その者たちも代々使えてくれて居た。

死ねない自分に同情した親友もまた、同じ時を過ごしてくれていた。

とうとう昭和の終わりごろになった。
もうすぐ、親友の伴侶となる女と親友は出会うことになる。

私はそれが、嬉しく、悲しく、悔しい。

彼らが出会うことを歪める事も出来る。
未来は確定ではない。
見えるものは何もしなければそうなる可能性が高いというだけだから。

私は、彼がその女に出会う前に、女に会いに行くことにした。
めったに出ない館の外に出ることを皆珍しがったが、笑顔で送り出してくれた。

会って、どうするというのだろう。
やさしい人なのは知っている。
それを確認したいだけなのかもしれない。

複雑な気分で外へ出た。




そのあたりで目が覚めてしまった。

河馬を掘り出す夢を見た

2012-12-08 21:02:57 | こんな夢を見た
こんな夢を見た。


庭に河馬が埋まっている。
沼から顔を出すときのように鼻先から耳までは出ているが、砂に埋もれて動けないで居る。

かわいそうに。衰弱しているようだ。
慌ててスコップで周りの土を掘り返す。
成るべく河馬を傷つけないように気をつけるが、河馬の茶色い毛皮が少し捲れた。
腐りかけているようだ。早く掘らなければ。
掘ったからといってもう長くはないかもしれないけれど。

周りには兎やフラミンゴも埋まっていた。
こちらは小さいから掘るのは早かった。






・・・・・・河馬に・・・茶色い毛皮って・・・?!捲れた皮がおかしかったです;;

「12」の村の夢を見た

2012-11-17 12:11:04 | こんな夢を見た
こんな夢を見た。

車でその村に差し掛かったとき、子供達に取り囲まれた。
近隣の村まで乗せて欲しいという。

そのとき乗っていた車はワゴンタイプだったので荷物をよければ数人乗れるが、
全員は無理だ。

子供は12人居た。

乗れるだけ乗って、あとはまた別の車が通るのを待つからいいんだそうだ。

子供達でぎゅうぎゅうの車内で、なぜか私も助手席ではなく後部の中ほどに座って、
隣に掛けた少年に話を聞いた。

この村は12人の住人から始まった。
それぞれが結婚して枝分かれしていったが、子供は常に12人。
誰かが成人したらまた誰かが生まれる。

今夜は12年ぶりの祭りだそうだ。

昨夜〇〇のおじさんが殺された(だれそれ、と聞いたが忘れてしまった)。

しかし、なぜ子供達が近くの村に移動しなければならないか、という肝心なことを聞きそびれた。






まとまりが無くてつまらないと思ったのですが、
朝「こんな夢見た~」と夫に話すと充分面白いというので書いてみました。


無意味な更新

2012-08-31 22:38:49 | Weblog
いえね。

ずっと更新していなかったらテンプレートがかわいくないのになっちゃいますのよ。

なので無意味な更新。

夢を見ないわけではないけれど、まとまりのいい夢でないと読んでもつまらないかと・・・


今朝の夢は小型の飛行機に乗って白人の兄弟を拾う夢でしたが。
どうもとりとめがないのですよね。。。

また、ね。

夏目漱石と奥さんと食事をする夢を見た

2012-04-04 17:21:39 | こんな夢を見た
こんな夢を見た。

お昼寝をしましたら、夏目漱石と奥さんと食事をする夢を見たのです。

奥さんが外で食べた物が洋食のようなのだけれど、
なんだかわからないけど美味しかったから作ってみたいとのことで、
先ず其れがどのようなものであったかを聞きます。

「丸い、団子のような物で・・・揚げてありましたわ・・・」
「中身はどのような物でしたか」
「何か・・・白いものだったように思います」
「・・・烏賊、ですかしら」
「ああ、そうね、そのような・・・」
「衣は・・・なにか付いておりましたか」
「ええ、なにやら・・・」

烏賊団子に饂飩粉と鶏卵と麺麭をおろした物(パン粉)を付けて揚げるということを説明する、という夢でした。
洋食と言うより中華ですね?
パン粉が無ければ素麺か春雨を砕けば・・・と言うような話をしておりました。
漱石さんは退屈そうなフリをしながら聞いていましたが・・・よく解らない夢でした。


なにやら石が酒を飲みたいらしい、という夢を見た

2012-01-09 21:37:47 | Weblog
こんな夢を見た。


人がすれ違うのもやっとというような細い坂道の通りは、灰色の土が踏み固められて、
土間のように黒く滑らかだった。
そこは間口の小さな商店が連なり、今居る蕎麦屋も、その通りの中の一軒だった。

小さな蕎麦屋に、ぞろぞろと入ってきた客は、
男も女も一様に無口で、奥の壁際にずらりと並んだが、押し黙ったまま。
しかもその空気の重苦しいことといったらなんとも陰鬱で、
蕎麦屋の主も扱いに困っていることが伺えた。

偶偶居合わせた丸髷の女は二、三軒ばかり隣の石屋の女房だが、
石屋といっても墓屋ではなく、奇岩名石を扱っている。
その石屋の女房は件の団体客を一目見ては血相を変え、
「すまないねぇ、直ぐにどうにかするよ」と蕎麦屋を飛び出した。

石屋に戻った女房は、上がり框で手代に「うちのひとは?!」と吊り上った目で問うた。
手代曰く、主人は祝い事に呼ばれてしこたま飲んで帰って、今は二階の自室とのこと。
框の直ぐの急な階段の上に向かって
「あんた!瑪瑙石に水晶石、虎目石に玄武石、殺生石の姐さんまで!!」と。

驚いた様子の石屋の主人は転がり落ちるように階段を下り、
女房とともに蕎麦屋へ向かった。

そこでは先ほどと同じように壁に張り付くように七、八人の男女が立っている。
蕎麦屋は蕎麦屋で座を進めてよいか困り果てて居、
立っている者共も、勝手がわからず間誤付いている。

石屋の主が石共に問うてみるには、主人は何やら宴席で楽しんで帰った様子、
どれ我等も酒を所望、と思うて出かけてはみたものの如何に『楽しむ』ものか分らず
結局困っていたのだという。

石屋夫妻は、石共の為に石屋に一席、宴席を設けることにして、蕎麦屋に詫びて、皆を連れて帰った。




なんでしょう。日本昔話的な(?)夢でした。

川を手首が流れてゆく夢を見た

2011-10-03 13:48:34 | こんな夢を見た
こんな夢を見た。


舗装された道のガードレール沿いを川を覗きながら歩いていると、
川の中を手首が流れてきた。

手首、といっても正確には肘を含まない腕から先。
それの肘の辺りはコンクリートの塊とビニール片のようなゴミがくっついていて、
手は少しふやけているようではあったが、多分男性の、大きな手だった。

ああ、とりあえず通報しなければ!
意外と流れの速い川を勢いよく流れてゆく手首を追いかけて川べりを走りながら、
携帯で110番を押す。

『ハイ。ヨシナガですがぁ』という男の声。

ああ!なんでこんなときに間違い電話するの?!

「すみません!まちがえました!!」

そうこうするうちに手首を見失い、川を覗き込みながら下流へと走っているところで目が覚めた。




笑いながら踊る人たちの夢を見た

2011-06-17 21:17:41 | こんな夢を見た
こんな夢を見た。


少し昔のヨーロッパのようだった。
時代がかった衣装の男女が輪になって踊っていた。

白い手袋の男が女の手をとり、それが連なって輪になっている。
その男女の方の周りには20センチほどの小さな妖精が人間の4,5倍の数で舞っている。

リフトされたまま足を開いてフレンチカンカンのような白いペティコートを見せたまま
長い足をぐるりと回す女は、黒い縁取りの目を見開いたまま、赤い唇でなにか卑猥な冗談を云ったらしく、
笑いはさらに大きくなるが、その言葉がどこの国の言葉かすら解らなかった。

妖精もまた、振り回される足と振上げられたスカートのドレープを避けながら笑いさざめいていた。