入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

     ’20年「夏」 (13)

2020年06月16日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


 いい風が吹いてる。入牧が終わって3日降り続いた雨が、昨日、きょうと、梅雨の中休みとなり、牛たちの動きにもようやく緊張から解放された様子が伺える。ひとしきら草を食み、それから所構わず横になり反芻をする。どちらの行動にも、何か一心に考えているようで何も考えていないという牛独特のひょんきんなふうがあり、その繰り返しを見せながら一日がゆっくりと過ぎていく。

 昨日は6時半、Ume氏から電話が来て、ド日陰の大曲がり手前でまたしても落石と倒木との報せ。氏は早朝から霧を期待して撮影にやって来て、この状況に出くわし、それで知らせてくれたのだった。現場に行くとすでにUme氏は先行してくれていて、取り敢えず通行できるようにするため手を貸してくれた。
 その後Ume氏と別れ、小屋まで別のチェーンソーを取りに戻り、倒木2本は片付けたが、道路の真ん中に残った4個の岩の中でも炬燵1個半くらいの大岩は何としても動かすことができない。そこへ折よく2名の作業員らしきが乗った車が通りかかった。急いで手を貸してくれと言うと、その中の一人が明らかに迷惑そうな顔をして「人の力では無理だ」とか、「急いでいる」とか言う。たまらず、「オレがこの倒木と落石を処理してなければ、お前たちはここを通ることさえできなかったのだゾ」と吠えた。その剣幕に押され車から降りてきたが、もう彼らに頼む気などすっかり失せてしまっていた。
 その後所長を含め男性職員4人の精鋭が来てくれ、岩を少し動かすことができた。この人らは布団干しに来てくれたのだが、その作業も実に手際よく進めてくれ、全て予定通り済ませることができた。営業を開始するまでにはまだ1ヶ月半もあるが、ひとまず予定されていたことが終わっただけでも安堵できる。この先、キャンプ場の草刈りなども残っているが、この方はまだもう少し先になる。

 昨日の倒木と落石の件は一応行政にも知らせておいたが、通行に支障のないようにだけはしておいたと言ったからか、今朝来た時は相変わらずのままだった。行政と言えば入笠の伊那側、せめて道路標識だけでもきちんとした物をと頼み、担当者も充分に納得してくれていたのだが、通らなかったようだ。入笠は番外地になってしまったのか? あの程度の物を、誰が駄目にしたのか分かっている。

 また明日。かんとさん、縦構図、まったく問題ありません。気にしないでください。そして、よろしく。

 
 
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