入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

     ’21年「冬」(44)

2021年12月25日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


 雪の中のこの侘し気な3棟の建物、昨日24日の様子。一番奥が主たる山小屋になっているが、入り口や台所、廊下以外に48畳もの広い部屋があるとは、この写真からでは分からないかも知れない。それにしても、掘立小屋と見紛うような姿だと改めて知り、クク、これまでは、あたかも老舗の高級旅館を語るような誇大な話をしていたかといささか心配になる。
 しかしそれでも、この寂れた小屋に15年の月日が流れ、年を越し、新しい年を迎えるには、たった一人でもここが一番相応しい場所だと思う気持ちは変わらない。

 昨日の独り言、またしても大失敗をしてしまった。気付いた人もきっといたと思う。あれはシクラメンではなくて、そう、ポインセチアの間違いだった。これでは馬を鹿と言い間違えたり、木星に輪が見えないと黄色い声を上げた人を嗤えない。
 上に行ったと言っても車で往復しただけで、身体をそれほど使ったわけでもないのに、昨夜はやたら睡かった。それでも9時、いつものように夜の散歩に出ようとしたら細かい雨が降りだしてきた。それでさっさと散歩は中止した。まだ寝るには早いと思ったが睡魔には勝てず、神の使徒の誕生を寿ぐ宵祭りを無視して、布団の中に潜り込んだ。
 と、それまでいた居間の灯りが点いたままなのに気付き、仕方なく起きた。生来のそそっかしさを知らないわけではないが、その少し前には炬燵の端で躓いて、年のせいにしたばかりだった。そして、やれやれと横になった途端、突然、ポインセチアが頭の中に飛び込んできた。
 似たようなことはよくある。例えば前夜に見たはずの夢が、こういう時にいきなり甦ったりすることがある。それでようやく、夢の中身をあたかも懐かしい思い出のように再現させ、それを牛さながらに反芻しているうちに眠りに落ちる・・・。

 先日はふたご座の位置を東と言わず、北西と勘違いした。言いたい言葉がなかなか出てこないこともある。無意識に物を置くと、その場所を思い出せない。牧場のことや周囲の自然を伝えようと始めたこの独り言も、これ以上続けていいものかと自身を怪しむようになってきた。あの人の奥さんは、病による自らの人格破壊を怖れて殺してほしいと言ったそうだが、もちろん、と言っていいのか、しかしそうまで深刻には思わない。
 ただ最近の"睡眠力"、これを誇っていいのか、ボケの原因として案ずるべきなのか迷っている。因みに昨晩は9時過ぎに寝て、夜中の2時に一度目が覚めただけで、はばかりにも立たず6時まで快眠。ムー。
 本日はこの辺で、明日は沈黙します。
 
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