入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

     ’21年「冬」(43)

2021年12月24日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


 週末から翌週にかけて寒波が襲来するという。甲信越地域にはかなりの量の降雪が予報され、ならばということで上に行ってきた。酒、ビール、米、餅、長芋を取り敢えず運び上げたから、まずはこれで雪に阻まれて車は途中で捨てても、何とか静かな年越しと、新しい年を迎えることができるだろう。孤独(ひとり)すき焼きや雑煮など正月用のお馴染みの具材は、ザックで間に合う、間に合わせる。
 
 そういう個人的なことはさて措いて、オオダオ(芝平峠)峠に出るまでの未舗装の道路には、流れ出た水が凍結している箇所があり、その上に雪が積もれば、その量にもよるが厄介なことになる。峠に出ると、雪道はかなりの車輌が入っているようで前回15日に行った時より荒れていた。峠の手前の例の崩落現場は、相変わらず水は流れ出ていたが、小康状態を保っているように見えた。
 少しづつ雪の量が増えてくる山道を慎重に進むと、焼き合わせを過ぎてからの日陰の吹き溜まりは、すでに車体の底が雪と接触しているような場所もあった。難所となるド日陰の大曲りは、途中から3速を2速に落とすだけで通過することができたが、ここは気を抜くと、危険である。
 牧場内も、初の沢の大曲りやその先の緩い登り、さらに第2検査場を過ぎてからも他の場所とは雪の量が違い、気を引き締めた方がいい。日の当たる場所には鹿が居たり、雪が融けて路面が顔を出している所もあって意外だったが、とにかく、今冬は例年に比べて雪の量が多いと思った。いつもなら大体1月の半ばまでは車で行けたが、この上さらに雪が降ると、前にも同じことを呟いたが、恐らくもう歩くしかないだろう。
 小黒川林道に入る施錠されたゲートは、かなりの車が通過しているようだったが、果たしてあの車はどれも業のためのものなのだろうか。ワカンだと思うが、新しい足跡も付いていた。
 
 きょうの写真は、小屋から帰る時に雪の状態を知らせようと思い写した。ここで車を止めたため、再度動かそうとして少し手こずった。以前にも、思いの外深い雪で、除雪のためにスコップを取り出し、汗を流した嫌な所だが、話は3年前、某氏がこの先のカーブで側溝に脱輪して、年が明けたばかりの夜中の2時ごろ、その救援に出たという因縁の場所もこの近くである。
 上ではいろいろなことがあり、起こる。今年の越年は誰も来ないから、静かに過ごす。
 
 え、言えって。そう、今夜はクリスマスイブでござる。無神論者ゆえ、これ以上の言葉は出ないが、それでというわけではないけれど、ポインセチアを一鉢買いました。本日はこの辺で。
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